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公開番号2024037455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142336
出願日2022-09-07
発明の名称車輪用軸受装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類F16C 33/78 20060101AFI20240312BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車輪用軸受装置において、突起部側(径方向内側)に泥水等が入り込むことを抑制して、突起部によるシール部材と外方部材のアウター側端面との密封性を比較的長く維持させることができるものとする。
【解決手段】外輪2(外方部材)と、ハブ輪3及び内輪4(内方部材)と、ボール8(転動体)と、アウター側シール部材10(シール部材)と、を備える車輪用軸受装置1において、アウター側シール部材10は芯金11とシール部12とを有し、シール部12は、インナー側に向かって突出して外輪2のアウター側端面2gに接触する突起部12eと、突起部12eよりも径方向外側に配置され、インナー側に向かって突出して外輪2の面取り部2hに接触する突出部12fと、を有するものとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内周に外側軌道面が形成された外方部材と、
前記外側軌道面に対向する内側軌道面が形成された内方部材と、
前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に介装された複数の転動体と、
前記外方部材と前記内方部材との間に形成される環状空間の開口部を塞ぐシール部材と、
を備える、車輪用軸受装置であって、
前記外方部材は、その外径外側面と端面との境界部分が面取りされて構成される面取り部を有し、
前記シール部材は、芯金と、前記芯金に固着されるシール部と、を有し、
前記シール部は、軸方向における前記外方部材側に向かって突出して前記外方部材の端面に接触する突起部と、前記突起部よりも径方向外側に配置され、軸方向における前記外方部材側に向かって突出して前記外方部材の前記面取り部に接触する突出部と、を有する、ことを特徴とする車輪用軸受装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記突出部の前記外方部材側への突出長さは0.5mm以上で構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項3】
前記外方部材の前記面取り部の傾斜する角度は軸方向に対して45°以下で構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項4】
前記突出部における前記面取り部に接触する面は、前記外方部材の前記面取り部の傾斜する角度に対して軸心側に20°以下で傾斜する、ことを特徴とする請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項5】
前記突出部における前記面取り部に接触する面は凹凸部を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車輪用軸受装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪用軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車用の車輪用軸受装置が知られている。前記車輪用軸受装置は、内周に外側軌道面が形成された外輪(外方部材)と、外輪の外側軌道面に対向する内側軌道面が形成された内輪(内方部材)と、外輪と内輪との両軌道面間に転動自在に介装された複数のボール(転動体)と、外輪と内輪との間に形成される空間の開口部を塞ぐシール部材と、を備えている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/012953号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車輪用軸受装置では、シール部材は外輪の内周面(もしくは、外輪のアウター側端面)に接触する突起部を備えて、シール部材と外輪の内周面との密封性を向上させるものがある。もっとも、突起部側に泥水等が入り込むことによって突起部の劣化が促進されて、シール部材と外輪の内周面との密封性が維持されなくなる虞れがあった。
【0005】
そこで、本発明においては、突起部側に泥水等が入り込むことを抑制して、突起部による密封性を比較的長く維持させることができる車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち、内周に外側軌道面が形成された外方部材と、前記外側軌道面に対向する内側軌道面が形成された内方部材と、前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に介装された複数の転動体と、前記外方部材と前記内方部材との間に形成される環状空間の開口部を塞ぐシール部材と、を備える、車輪用軸受装置であって、前記外方部材は、その外径外側面と端面との境界部分が面取りされて構成される面取り部を有し、前記シール部材は、芯金と、前記芯金に固着されるシール部と、を有し、前記シール部は、前記外方部材側に向かって突出して前記外方部材の端面に接触する突起部と、前記突起部よりも径方向外側に配置され、前記外方部材側に向かって突出して前記外方部材の前記面取り部に接触する突出部と、を有する、としたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0008】
即ち、本願の発明によれば、突起部側に泥水等が入り込むことを抑制することができ、突起部による密封性を比較的長く維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車輪用軸受装置を示す断面図。
同じく車輪用軸受装置を示す拡大断面図。
同じく車輪用軸受装置のアウター側シール部材を示す拡大断面図。
同じく車輪用軸受装置を示す拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図1から図4を用いて、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態である車輪用軸受装置1について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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