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公開番号2024037101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141766
出願日2022-09-06
発明の名称グラビア塗工装置、積層体の製造方法、光学フィルムの製造方法、画像表示装置の製造方法、塗工ユニット
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 1/08 20060101AFI20240311BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】 本発明は、欠点の発生を抑制することができる、グラビア塗工装置、積層体の製造方法、光学フィルムの製造方法、画像表示装置の製造方法、及び塗工ユニットの提供を目的とする。
【解決手段】 本発明のグラビア塗工装置は、基材の少なくとも一方の面上に塗液を塗布する塗工部と、前記塗布した前記塗液を乾燥させて樹脂層を形成する乾燥部とを含み、前記塗工部は、グラビアロール、及び、塗液貯留部を含み、前記グラビアロールは、前記塗液貯留部が貯留する前記塗液を前記グラビアロールの表面のセル内に満たすことが可能であり、前記塗布は、前記セル内の前記塗液を前記基材に転写することにより行い、前記塗液貯留部において、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出が150秒以内ごとにされることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材の少なくとも一方の面上に塗液を塗布する塗工部と、
前記塗布した前記塗液を乾燥させて樹脂層を形成する乾燥部とを含み、
前記塗工部は、グラビアロール、及び、塗液貯留部を含み、
前記グラビアロールは、前記塗液貯留部が貯留する前記塗液を前記グラビアロールの表面のセル内に満たすことが可能であり、
前記塗布は、前記セル内の前記塗液を前記基材に転写することにより行い、
前記塗液貯留部において、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出が150秒以内ごとにされることを特徴とする
グラビア塗工装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記塗工部は、さらにポンプ、第一流路、及び第二流路を含み、
前記ポンプは、前記第一流路及び前記第二流路の少なくとも一方によって前記塗液貯留部と接続され、
前記第一流路は、前記塗液を前記塗液貯留部に供給するための流路であり、
前記第二流路は、前記塗液貯留部が貯留する前記塗液を排出するための流路であり、
前記ポンプは、前記供給及び前記排出の少なくとも一方を行うことにより前記塗液を循環する、
請求項1記載のグラビア塗工装置。
【請求項3】
さらに、前記樹脂層を架橋させる架橋部を含む請求項1又は2記載のグラビア塗工装置
【請求項4】
基材の少なくとも一方の面上に塗液を塗布する塗工工程と、
前記塗布した前記塗液を乾燥させて樹脂層を形成する乾燥工程とを含み、
前記塗工工程は、塗液貯留部が貯留する前記塗液をグラビアロール表面のセル内に満たし、前記セル内の前記塗液を前記基材に転写して塗布する工程を含み、
前記塗液貯留部は、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出を150秒以内ごとにすることを特徴とする
積層体の製造方法。
【請求項5】
前記塗液の供給及び排出がポンプの循環によるものである請求項4記載の積層体の製造方法。
【請求項6】
前記乾燥工程のあとに、前記樹脂層の架橋工程を含む請求項4又は5記載の積層体の製造方法。
【請求項7】
前記基材が透明基材である請求項4又は5記載の積層体の製造方法。
【請求項8】
前記樹脂層がハードコート層、アンチグレア層、粘着層、接着層、易接着層、アンチブロッキング層、インデックスマッチング層または防汚層のいずれか一つである請求項4又は5記載の積層体の製造方法。
【請求項9】
前記塗液貯留部の貯留容積(A)と、前記塗工工程において前記グラビアロールを前記塗液に浸漬させたときの浸漬部の体積(B)との比率(A/B)が、6.0以下である請求項4又は5記載の積層体の製造方法。
【請求項10】
請求項4又は5記載の積層体の製造方法により前記積層体を製造する工程を含むことを特徴とする、前記積層体を含む光学フィルムの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グラビア塗工装置、積層体の製造方法、光学フィルムの製造方法、画像表示装置の製造方法、及び塗工ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ロールtoロールで積層体を製造できる製造装置はいくつか存在するが、代表的なものとしてグラビア塗工装置がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-100181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
グラビア塗工装置は、例えば、特許文献1のように、塗液を貯留するための貯留槽(以下、「塗液貯留部」という場合もある。)を塗工部に備える。このとき、例えば、前記塗液貯留部に不純物が混入すると、混入した不純物が塗液とともに塗工する基材に塗布され、外観上の欠点が生じるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、外観上の欠点の発生を抑制することができる、グラビア塗工装置、積層体の製造方法、光学フィルムの製造方法、画像表示装置の製造方法、及び塗工ユニットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のグラビア塗工装置は、
基材の少なくとも一方の面上に塗液を塗布する塗工部と、
前記塗布した前記塗液を乾燥させて樹脂層を形成する乾燥部とを含み、
前記塗工部は、グラビアロール、及び、塗液貯留部を含み、
前記グラビアロールは、前記塗液貯留部が貯留する前記塗液を前記グラビアロールの表面のセル内に満たすことが可能であり、
前記塗布は、前記セル内の前記塗液を前記基材に転写することにより行い、
前記塗液貯留部は、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出が150秒以内ごとにされることを特徴とする。
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の積層体の製造方法は、
基材の少なくとも一方の面上に塗液を塗布する塗工工程と、
前記塗布した前記塗液を乾燥させて樹脂層を形成する乾燥工程とを含み、
前記塗工工程は、塗液貯留部が貯留する前記塗液をグラビアロール表面のセル内に満たし、前記セル内の前記塗液を前記基材に転写して塗布する工程を含み、
前記塗液貯留部は、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出を150秒以内ごとにすることを特徴とする。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の前記積層体を含む光学フィルムの製造方法は、
本発明の積層体の製造方法により前記積層体を製造する工程を含むことを特徴とする。
【0009】
前記目的を達成するために、本発明の前記積層体を含む画像表示装置の製造方法は、
本発明の積層体の製造方法により前記積層体を製造する工程を含むことを特徴とする。
【0010】
前記目的を達成するために、本発明のグラビア塗工装置に用いる塗工ユニットは、
前記グラビアロール、及び、前記塗液貯留部を含み、
前記塗液貯留部において、前記塗液を貯留し、前記塗液貯留部が貯留可能な最大量の塗液の供給及び排出が150秒以内ごとにされることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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