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公開番号2024035957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140614
出願日2022-09-05
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240308BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】感光体ドラムが劣化した場合であっても、適切な現像バイアスを算出する。
【解決手段】画像形成装置は、ドラムカートリッジと、現像カートリッジと、トナーセンサと、制御装置とを備える。制御装置は、感光体ドラムの使用履歴に基づいて算出した感光体ドラムの劣化パラメータをドラムメモリに記憶させる。制御装置は、トナーセンサが測定したトナー像の濃度から基準現像バイアスVsを算出する(S24)。制御装置は、ドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定した場合(S26,Yes)、画像形成時に基準現像バイアスVsを現像バイアスVrとして現像ローラに印加する(S27)。制御装置は、ドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定しなかった場合(S26,No)、画像形成時に基準現像バイアスVsを小さくした値を現像バイアスVrとして現像ローラに印加する(S28)。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、
前記装置本体に対して着脱可能であって、感光体ドラムと、ドラムメモリと、を有するドラムカートリッジと、
前記ドラムカートリッジと共に使用可能であって、現像ローラを有する現像カートリッジと、
トナー像の濃度を測定可能なトナーセンサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記感光体ドラムを使用した使用履歴に基づいて算出した前記感光体ドラムの劣化パラメータを前記ドラムメモリに記憶させ、
トナー像を形成し、
前記トナーセンサが測定したトナー像の濃度から前記現像ローラに印加する基準現像バイアスVsを算出し、
前記ドラムメモリに記憶された前記劣化パラメータが第1閾値より小さいかを判定し、
前記ドラムメモリに記憶された前記劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定した場合、画像形成時に前記基準現像バイアスVsを現像バイアスVrとして前記現像ローラに印加し、
前記ドラムメモリに記憶された前記劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定しなかった場合、画像形成時に前記基準現像バイアスVsを小さくした値を現像バイアスVrとして前記現像ローラに印加することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記使用履歴は、
温度および湿度が所定条件を満たす標準環境で画像形成された第1印刷枚数と、
前記標準環境でない環境である過酷環境で画像形成された第2印刷枚数と、
であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記過酷環境は、前記標準環境より高温かつ高湿の環境を含むことを特徴とする請求項2に記載に画像形成装置。
【請求項4】
前記過酷環境は、前記標準環境より低温かつ低湿の環境を含むことを特徴とする請求項2に記載に画像形成装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記劣化パラメータを、
前記第1印刷枚数に第1係数K1を乗じた値と、
前記第2印刷枚数に、前記標準環境である場合よりも単位印刷枚数あたりの前記劣化パラメータの増加量を大きくする第2係数K2を乗じた値と、
を積算することにより算出し、前記ドラムメモリに記憶させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記使用履歴は、
温度および湿度が所定条件を満たす標準環境で前記感光体ドラムが回転した第1回転回数と、
前記標準環境でない環境である過酷環境で前記感光体ドラムが回転した第2回転回数と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記過酷環境は、前記標準環境より高温かつ高湿の環境を含むことを特徴とする請求項6に記載に画像形成装置。
【請求項8】
前記過酷環境は、前記標準環境より低温かつ低湿の環境を含むことを特徴とする請求項6に記載に画像形成装置。
【請求項9】
前記制御装置は、前記劣化パラメータを、
前記第1回転回数に第3係数K3を乗じた値と、
前記第2回転回数に、前記標準環境である場合よりも単位回転回数あたりの前記劣化パラメータの増加量を大きくする第4係数K4を乗じた値と、
を積算することにより算出し、前記ドラムメモリに記憶させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記基準現像バイアスVsから所定値を引くことで前記現像バイアスVrを算出することを特徴とする請求項4または請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラムカートリッジを装着可能な画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トナー像をテスト印刷して、テスト印刷されたトナー像の濃度をトナーセンサで測定して、測定されたトナー像の濃度から、これから画像形成する現像バイアスを算出する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-195066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドラムカートリッジの使用により、感光体ドラムが劣化した場合、感光体ドラムの広範囲に異物固着が発生することがある。このような場合に、画像形成装置がトナー像をテスト印刷すると、トナー像に目視できない白抜けが発生することがある。目視できない白抜けが発生したトナー像をトナーセンサが濃度測定すると、測定された濃度が、白抜けが発生していない箇所の濃度よりも低く測定されてしまう。この検出結果を基に、現像バイアスを算出すると現像バイアスが必要以上に大きく算出される。このため、白抜けが発生していない箇所の濃度が必要以上に濃くなってしまうことがある。このように、感光体ドラムが劣化した場合に、適切な現像バイアスが算出できない場合があった。
【0005】
そこで、本開示は、感光体ドラムが劣化した場合であっても、適切な現像バイアスを算出できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本開示に係る第1態様の画像形成装置は、装置本体と、ドラムカートリッジと、現像カートリッジと、トナーセンサと、制御装置とを備える。ドラムカートリッジは、装置本体に対して着脱可能である。ドラムカートリッジは、感光体ドラムと、ドラムメモリとを有する。現像カートリッジは、ドラムカートリッジと共に使用可能である。現像カートリッジは、現像ローラを有する。トナーセンサは、トナー像の濃度を測定可能である。
制御装置は、感光体ドラムを使用した使用履歴に基づいて算出した感光体ドラムの劣化パラメータをドラムメモリに記憶させる。
制御装置は、トナー像を形成する。
制御装置は、トナーセンサが測定したトナー像の濃度から現像ローラに印加する基準現像バイアスVsを算出する。
制御装置は、ドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいかを判定する。
制御装置は、ドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定した場合、画像形成時に基準現像バイアスVsを現像バイアスVrとして現像ローラに印加する。
制御装置は、ドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定しなかった場合、画像形成時に基準現像バイアスVsを小さくした値を現像バイアスVrとして現像ローラに印加する。
【0007】
第1態様の画像形成装置によれば、制御装置がドラムメモリに記憶された劣化パラメータが第1閾値より小さいと判定しなかった場合、画像形成時に基準現像バイアスVsを小さくした値を現像バイアスVrとして現像ローラに印加することで、感光体ドラムが劣化した場合であっても、適切な現像バイアスを算出できる。このため、感光体ドラムが劣化した場合であっても、適切な濃度で画像形成することができる。
【0008】
また、第2態様の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置において、使用履歴は、温度および湿度が所定条件を満たす標準環境で印刷された第1印刷枚数と、標準環境でない環境である過酷環境で印刷された第2印刷枚数と、である構成としてもよい。
【0009】
第2態様の画像形成装置によれば、使用履歴が標準環境で画像形成された第1印刷枚数と、過酷環境で画像形成された第2印刷枚数と、を含むことで、感光体ドラムの劣化に関する情報量が増えるので、感光体ドラムの劣化パラメータの精度が向上する。
【0010】
また、第3態様の画像形成装置は、第2態様の画像形成装置において、過酷環境は、前記標準環境より高温かつ高湿の環境を含む構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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