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公開番号2024032989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2024015433,2019231116
出願日2024-02-05,2019-12-23
発明の名称火災報知設備のリニューアル方法
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240305BHJP(信号)
要約【課題】火災報知設備の受信機と火災感知器をリニューアルする場合の感知器アドレスや連動制御情報を簡単に設定可能とする。
【解決手段】受信機10を新受信機100に更新した後に、火災感知器14のアドレスを指定したテスト信号の送受信により伝送時間を測定してアドレスとの組となる第1対応情報を記憶し、火災感知器14を新火災感知器114に更新した後に、新火災感知器114のシリアル番号を指定したテスト信号の送受信により伝送時間を測定してシリアル番号との組となる第2対応情報を記憶し、第1対応情報と第2対応情報の伝送時間の一致判定によりアドレスとシリアル番号の組となる第3対応情報を生成する。伝送路12を新伝送路に更新した後に、新受信機100は、第3対応情報から新火災感知器114のシリアル番号を指定したアドレス設定信号を送信して新火災感知器114に既設の火災感知器14と同じアドレスを設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受信機と固有のアドレスが設定された火災感知器が伝送路を介して接続され、前記受信機、前記火災感知器及び前記伝送路を新受信機、新火災感知器及び新伝送路に更新する火災報知設備のリニューアル方法であって、
前記受信機を前記新受信機に更新した後に、前記新受信機から前記アドレスを指定した通信テスト信号を前記伝送路に送信してアドレス一致が得られた前記火災感知器からの応答信号を受信して第1伝送時間を測定すると共に前記アドレスと前記第1伝送時間の組となる第1対応情報を生成して記憶し、
前記火災感知器を前記新火災感知器に更新した後に、前記新受信機から前記新火災感知器のシリアル番号を指定した通信テスト信号を前記伝送路に送信してシリアル番号一致が得られた前記新火災感知器からの応答信号を受信して第2伝送時間を測定すると共に前記シリアル番号と前記第2伝送時間との組となる第2対応情報を生成して記憶し、
前記第1対応情報と前記第2対応情報に基づき、前記第1伝送時間と前記第2伝送時間が一致する前記アドレスと前記シリアル番号の組からなる第3対応情報を生成して記憶し、
前記伝送路を前記新伝送路に更新した後に、前記新受信機から前記第3対応情報に基づいて、各組の前記シリアル番号を宛先とし、前記アドレスを設定情報としたアドレス設定信号を前記新伝送路に送信し、シリアル番号一致が得られた前記新火災感知器に前記設定情報として受信した前記アドレスを設定させる、
ことを特徴とする火災報知設備のリニューアル方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信機と火災感知器を新しい受信機と火災感知器に交換する火災報知設備のリニューアル方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、R型として知られた火災報知設備にあっては、受信機から引き出された伝送路に、固有のアドレスが設定された火災感知器を接続し、火災を検出した火災感知器は火災割込み信号を送信することから、火災割込み信号を受信して火災警報を出力すると共に伝送路に検索コマンドを送信して発報した火災感知器のアドレスを特定して火災発生場所を表示し、その後、火災発報が特定された火災感知器から火災データを収集して監視するようにしている。
【0003】
また、受信機には感知器アドレスに対応して防火戸や防排煙機器等の防災機器を連動させるための連動制御情報が予め記憶されており、火災を検出した火災感知器のアドレスが分かると、連動情報から連動先の機器を特定して連動制御情報を行い適切な避難誘導や消火活動が可能となり、特に規模の大きな設備の火災監視には不可欠な機能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-068523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、R型として知られた従来の火災報知設備にあっても、受信機や火災感知器が耐用年数に近づいた場合には、伝送路はそのままで、受信機及び火災感知器を新しい受信機(以下「新受信機」という)及び新しい火災感知器(以下「新火災感知器」という)に交換するリニューアル工事が必要となる。
【0006】
しかしながら、従来のR型火災報知設備のリニューアル工事にあっては、既設の受信機と火災感知器の全てを新受信機と新火災感知器に交換した後に、新火災感知器にはアドレスが設定されていないことから、交換した新火災感知器に現場でアドレス設定器を使用して例えば受信機側から順番にアドレスを設定し、続いて、受信機側で感知器の設置場所と
アドレスの関係から例えば連動先の防火戸や防排煙装置を特定して連動制御テーブルを改めて作成する作業を行っており、リニューアル工事であっても、基本的に、火災報知設備の新設工事を行った場合と同等な手間と時間がかかり、コストも嵩む問題がある。
【0007】
本発明は、受信機と火災感知器をリニューアルする場合の感知器アドレスや連動制御情報を簡単に設定可能とする火災報知設備のリニューアル方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(火災報知設備のリニューアル方法)
本発明は、受信機と固有のアドレスが設定された火災感知器が伝送路を介して接続され、受信機、火災感知器及び伝送路を新受信機、新火災感知器及び新伝送路に交換する火災報知設備のリニューアル方法であって、
受信機を新受信機に交換した後に、新受信機からアドレスを指定した通信テスト信号を伝送路に送信し、アドレス一致が得られた火災感知器からの応答信号を受信して第1伝送時間を測定すると共にアドレスと第1伝送時間の組となる第1対応情報を生成して記憶し、
火災感知器を新火災感知器に交換した後に、新受信機から新火災感知器のシリアル番号を指定した通信テスト信号を伝送路に送信し、シリアル番号一致が得られた新火災感知器からの応答信号を受信して第2伝送時間を測定すると共にシリアル番号と第2伝送時間との組となる第2対応情報を生成して記憶し、
第1対応情報と第2対応情報に基づき、第1伝送時間と第2伝送時間が一致するアドレスとシリアル番号の組からなる第3対応情報を生成して記憶し、
伝送路を新伝送路に交換した後に、新受信機から第3対応情報に基づいて、各組のシリアル番号を宛先とし、アドレスを設定情報としたアドレス設定信号を新伝送路に送信し、シリアル番号一致が得られた新火災感知器に設定情報として受信したアドレスを設定させる、
ことを特徴とする。
【0009】
(伝送時間の平均値)
受信機及び新受信機は、それぞれ通信テスト信号を複数回送信して測定された伝送時間の平均値を、第1伝送時間及び第2伝送時間として記憶する。
【0010】
(アドレス重複の判定)
新受信機は、同一のシリアル番号に対して異なるアドレスで生成された組が複数組存在する場合、アドレス重複と判定して各組のアドレスを報知する。
(【0011】以降は省略されています)

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