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公開番号2024031121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134469
出願日2022-08-25
発明の名称物品識別システム、物品識別装置、及びプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類G07G 1/12 20060101AFI20240229BHJP(チェック装置)
要約【課題】価格の割引に伴う作業の煩わしさを低減できる物品識別システム、物品識別装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】識別用のARマーカが夫々に設けられた複数の物品を撮影し、撮影画像内のARマーカの情報に基づき物品の価格を会計し、公知のレジスター7に出力する物品識別システム1において、識別端末の制御部は、撮影部31による撮影を行い、撮影された撮影画像からARマーカを抽出し、識別テーブルに基づき、抽出したARマーカのIDを確認し、確認したIDと、月テーブル、曜日テーブル及び時間帯テーブルの割引リストとに基づき、商品の価格を決定する。制御部はさらに、撮影画像領域に撮影画像を表示し、ARマーカに対応する商品名を撮影画像領域に表示された撮影画像に重畳して表示し、決定した商品の価格をレジスター7に出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
商品、及び前記商品に付帯されたARマーカを撮影する撮影部と、
表示部と、
レジスターと通信する通信部と、
前記ARマーカと、前記ARマーカの識別子と、前記商品と、前記商品の定価情報と、前記商品の割引情報との関係を示すデータベースを記憶する記憶部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、
前記撮影部が撮影した画像内の前記ARマーカに対応する前記識別子を前記データベースから抽出する抽出処理と、
前記抽出処理により抽出された前記識別子と、前記割引情報とに基づき、前記商品の割引価格を決定する決定処理と、
前記撮影部が撮影した前記画像を前記表示部に表示する第一表示処理と、
前記データベースに基づき、前記撮影部が撮影した前記画像内の前記商品に対応する情報を前記表示部に表示する第二表示処理と、
前記決定処理により決定された前記割引価格を、前記通信部を介して前記レジスターに出力する出力処理と
を実行することを特徴とする物品識別システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記割引情報には、前記定価情報に対する割引率、割引額、及び前記割引価格の何れかが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の物品識別システム。
【請求項3】
前記割引情報は、時系列における期間ごとに設定されており、
前記制御部は、
時刻を取得する取得処理を実行し、
前記決定処理において、前記取得処理により取得された前記時刻に対応する前記期間における前記割引情報に基づき、前記割引価格を決定すること
を特徴とする請求項2に記載の物品識別システム。
【請求項4】
前記データベースには、前記商品の夫々と対応する前記識別子及び前記割引情報を示す割引テーブルが設定されていることを特徴とする請求項3に記載の物品識別システム。
【請求項5】
前記割引情報は、時間幅が異なる複数の前記時系列における前記期間ごとに設定されており、
前記制御部は、
前記決定処理において、前記時刻に対して、前記複数の時系列の夫々の前記期間が重畳する場合、前記夫々の期間のうち、最も前記商品の価格が低くなる前記期間に応じた前記割引情報に基づき、前記割引価格を決定すること
を特徴とする請求項3又は4に記載の物品識別システム。
【請求項6】
前記割引情報は、時間幅が異なる複数の前記時系列における前記期間ごとに設定されており、
前記制御部は、
前記決定処理において、前記夫々の期間で設定された複数の前記割引情報の組み合わせに基づき、前記割引価格を決定すること
を特徴とする請求項3又は4に記載の物品識別システム。
【請求項7】
前記割引情報は、時間幅が異なる複数の前記時系列における前記期間ごとに設定されており、
前記制御部は、
複数の前記時系列における優先順位を設定する設定処理を実行し、
前記決定処理において、前記設定処理で設定された前記優先順位に基づく前記期間に応じた前記割引情報に基づき、前記割引価格を決定すること
を特徴とする請求項3又は4に記載の物品識別システム。
【請求項8】
前記データベースには、前記商品の夫々に対応する前記識別子及び前記定価情報を示す定価テーブルを前記割引テーブルと別に設定されており、
前記割引テーブルには、前記識別子に代わり、前記識別子に対応し、且つ前記商品の夫々に対応する第二識別子が設定されており、
前記データベースには、前記識別子に対応する前記第二識別子が設定されていること
を特徴とする請求項4に記載の物品識別システム。
【請求項9】
前記制御部は、
前記抽出処理により抽出された前記識別子に基づき、前記第二識別子を生成する生成処理を実行し、
前記決定処理において、
前記生成処理により生成された前記第二識別子が前記割引テーブルに含まれるか否かを判定する識別子判定処理と
を実行することを特徴とする請求項8に記載の物品識別システム。
【請求項10】
前記制御部は、
前記識別子判定処理により前記第二識別子が前記割引テーブルに含まれると判定された場合に、前記決定処理を実行し、
前記識別子判定処理により前記第二識別子が前記割引テーブルに含まれないと判定された場合に、前記抽出処理により抽出された前記識別子と、前記定価テーブルの前記定価情報に基づき、前記商品の価格を決定する定価決定処理を実行し、
前記出力処理において、前記決定処理により決定された前記割引価格、又は前記定価決定処理により決定された前記価格を出力すること
を特徴とする請求項9に記載の物品識別システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品識別システム、物品識別装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数の商品の情報を一括で認識できる装置が知られている。特許文献1に記載の商品登録装置は、トレー上の複数の商品を撮影し、撮影画像中の商品のバーコードを一括で読み取ることで、複数の商品をまとめて認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-177433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品を販売する店舗では、時間帯や日替わりで価格の割引を行うことがある。上記商品登録装置において、価格の割引を行うためには、店舗のユーザが割引の情報を示すバーコードを商品に別途付帯する必要があり、煩雑である。
【0005】
本発明の目的は、価格の割引に伴う作業の煩わしさを低減できる物品識別システム、物品識別装置、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係る物品識別システムは、商品、及び前記商品に付帯されたARマーカを撮影する撮影部と、表示部と、レジスターと通信する通信部と、前記ARマーカと、前記ARマーカの識別子と、前記商品と、前記商品の定価情報と、前記商品の割引情報との関係を示すデータベースを記憶する記憶部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記撮影部が撮影した画像内の前記ARマーカに対応する前記識別子を前記データベースから抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された前記識別子と、前記割引情報とに基づき、前記商品の割引価格を決定する決定処理と、前記撮影部が撮影した前記画像を前記表示部に表示する第一表示処理と、前記データベースに基づき、前記撮影部が撮影した前記画像内の前記商品に対応する情報を前記表示部に表示する第二表示処理と、前記決定処理により決定された前記割引価格を、前記通信部を介して前記レジスターに出力する出力処理とを実行することを特徴とする。
【0007】
第一態様によれば、物品識別システムは、商品に付帯されたARマーカから識別子を抽出し、抽出された識別子と割引情報とに基づき、商品の割引価格を決定する。これにより、ユーザが割引の情報を示すARマーカを商品に別途付帯することなく、物品識別システムは商品の価格を割引できる。よって、物品識別システムは、価格の割引に伴う作業の煩わしさを低減できる。
【0008】
本発明の第二態様に係る物品識別装置は、商品、及び前記商品に付帯されたARマーカを撮影する撮影部と、表示部と、レジスターと通信する通信部と、前記ARマーカと、前記ARマーカの識別子と、前記商品と、前記商品の定価情報と、前記商品の割引情報との関係を示すデータベースを記憶する記憶部とを制御する制御部を備える物品識別装置であって、前記制御部は、前記撮影部が撮影した画像内の前記ARマーカに対応する前記識別子を前記データベースから抽出する抽出処理と、前記抽出処理により抽出された前記識別子と、前記割引情報とに基づき、前記商品の割引価格を決定する決定処理と、前記撮影部が撮影した前記画像を前記表示部に表示する第一表示処理と、前記データベースに基づき、前記撮影部が撮影した前記画像内の前記商品に対応する情報を前記表示部に表示する第二表示処理と、前記決定処理により決定された前記割引価格を、前記通信部を介して前記レジスターに出力する出力処理とを実行することを特徴とする。
【0009】
本発明の第三態様に係るプログラムは、商品、及び前記商品に付帯されたARマーカを撮影する撮影部と、表示部と、レジスターと通信する通信部と、前記ARマーカと、前記ARマーカの識別子と、前記商品と、前記商品の定価情報と、前記商品の割引情報との関係を示すデータベースを記憶する記憶部とを制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮影部が撮影した画像内の前記ARマーカに対応する前記識別子を前記データベースから抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出された前記識別子と、前記割引情報とに基づき、前記商品の割引価格を決定する決定ステップと、前記撮影部が撮影した前記画像を前記表示部に表示する第一表示ステップと、前記データベースに基づき、前記撮影部が撮影した前記画像内の前記商品に対応する情報を前記表示部に表示する第二表示ステップと、前記決定ステップにより決定された前記割引価格を、前記通信部を介して前記レジスターに出力する出力ステップとを前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
第二態様及び第三態様は、第一態様と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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