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公開番号2024044392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149883
出願日2022-09-21
発明の名称収納装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G07G 1/00 20060101AFI20240326BHJP(チェック装置)
要約【課題】回転軸が互いに異なる2つの収納部を適切に連動させる。
【解決手段】収納装置は、第1開口部を有し、第1軸を中心に回動することにより第1開口部を開閉させることが可能な第1収納部と、第2開口部を有し、第1軸に平行な第2軸を中心に回動することにより第2開口部を開閉させることが可能であり、第1開口部及び第2開口部が開いている状態において第1開口部の少なくとも一部を覆うように設けられた第2収納部と、第1軸に平行な第3軸を中心に第1収納部に対して回動可能な状態で第1収納部に連結され、かつ、第2軸に平行な第4軸を中心に第2収納部に対して回動可能な状態で第2収納部に連結され、第1開口部及び第2開口部の開閉状態が互いに略同じになるように第1収納部及び第2収納部を互いに連動させる連結部材と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1開口部を有し、第1軸を中心に回動することにより前記第1開口部を開閉させることが可能な第1収納部と、
第2開口部を有し、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動することにより前記第2開口部を開閉させることが可能であり、前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態において前記第1開口部の少なくとも一部を覆うように設けられた第2収納部と、
前記第1軸に平行な第3軸を中心に前記第1収納部に対して回動可能な状態で前記第1収納部に連結され、かつ、前記第2軸に平行な第4軸を中心に前記第2収納部に対して回動可能な状態で前記第2収納部に連結され、前記第1開口部及び前記第2開口部の開閉状態が互いに略同じになるように前記第1収納部及び前記第2収納部を互いに連動させる連結部材と、
を備える収納装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1軸から前記第3軸までの距離が、前記第2軸から前記第4軸までの距離に略等しい、
請求項1に記載の収納装置。
【請求項3】
前記第1開口部及び前記第2開口部が閉じている状態において、前記第1軸に平行な方向から見て、前記第1軸及び前記第3軸を繋ぐ第1仮想線分と、前記第2軸及び前記第4軸を繋ぐ第2仮想線分と、が略平行である、
請求項1に記載の収納装置。
【請求項4】
前記第1軸に平行な方向から見て、前記第1軸及び前記第3軸を繋ぐ第1仮想線分と、前記第3軸及び前記第4軸を繋ぐ連結仮想線分と、がなす角は、前記第1開口部及び前記第2開口部が閉じている状態から、前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態までのいずれの状態においても180°未満である、
請求項1に記載の収納装置。
【請求項5】
前記第1開口部が開く方向に前記第1収納部を付勢する第1付勢部材と、
前記第2開口部が開く方向に前記第2収納部を付勢する第2付勢部材と、
前記第1開口部及び前記第2開口部が閉じた状態で、前記第1収納部及び前記第2収納部の少なくとも一方を回動不能な状態に保持することが可能な保持部材と、
を備え、
前記保持部材による保持が解除されることで、前記第1収納部及び前記第2収納部が、前記連結部材により連動した状態で、前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材の付勢力により、前記第1開口部及び前記第2開口部が開く方向に回動する、
請求項1に記載の収納装置。
【請求項6】
前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態において、前記連結部材による前記第1収納部及び前記第2収納部の連動を解除可能な解除機構を備える、
請求項1に記載の収納装置。
【請求項7】
前記解除機構は、
前記連結部材及び第2収納部の一方に設けられた、前記第1軸に垂直な面に沿って円弧状に延びるレールと、
前記連結部材及び第2収納部の他方に設けられた、前記レールに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態における前記係合部材を、前記レールに沿って移動不能な位置から、前記レールに沿って移動可能な位置へ、前記第1軸に平行な方向に移動させることにより、前記第2開口部が閉じるように前記第2収納部が前記第1収納部と連動せずに回動するのを許容する、
請求項6に記載の収納装置。
【請求項8】
前記レールは、前記連結部材に設けられており、
前記係合部材は、前記第2収納部に設けられており、
前記レールは、前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態において、前記第2軸に平行な方向から見て前記第2軸を中心とする円と重なる位置に設けられている、
請求項7に記載の収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収納装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金銭等を収納可能な収納部を有する収納装置がある。特許文献1には、上段及び下段の2つの収納部が設けられた収納装置において、これらの2つの収納部が共通の回転軸を中心に連動して回動(双方向に回転)することにより開閉する構造が開示されている。特許文献1においては、上段の収納部の保持アーム部に固定された連動ピンを、下段の収納部の側板部に設けられた円弧状のガイド溝の端部に当接させることで、上段及び下段の収納部を連動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-26160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の連動方法は、2つの収納部の回転軸が共通であることが前提となっており、2つの収納部の回転軸が互いに異なる場合には適用できないという課題がある。
【0005】
本発明は、回転軸が互いに異なる2つの収納部を適切に連動させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る収納装置は、
第1開口部を有し、第1軸を中心に回動することにより前記第1開口部を開閉させることが可能な第1収納部と、
第2開口部を有し、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動することにより前記第2開口部を開閉させることが可能であり、前記第1開口部及び前記第2開口部が開いている状態において前記第1開口部の少なくとも一部を覆うように設けられた第2収納部と、
前記第1軸に平行な第3軸を中心に前記第1収納部に対して回動可能な状態で前記第1収納部に連結され、かつ、前記第2軸に平行な第4軸を中心に前記第2収納部に対して回動可能な状態で前記第2収納部に連結され、前記第1開口部及び前記第2開口部の開閉状態が互いに略同じになるように前記第1収納部及び前記第2収納部を互いに連動させる連結部材と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回転軸が互いに異なる2つの収納部を適切に連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
金銭収納装置の構成を示す斜視図である。
金銭収納装置の構成を示す斜視図である。
金銭収納装置の構成を示す斜視図である。
開状態の金銭収納装置を+X方向から見た図である。
上段ドロア閉状態の金銭収納装置を+X方向から見た図である。
閉状態における下段ドロア、上段ドロア及び連結部材を+X方向から見た図である。
開状態における下段ドロア、上段ドロア及び連結部材を+X方向から見た図である。
下段ドロア及び上段ドロアを閉じる場合に、第3軸及び第4軸が動く向きを示す図である。
下段ドロア及び上段ドロアの連動態様を説明する図である。
上段ドロア閉状態における下段ドロア、上段ドロア及び連結部材を+X方向から見た図である。
解除機構の構成を示す図である。
連動解除ボタンが係合部材を押圧していない状態を示す断面図である。
連動解除ボタンが係合部材を押圧している状態を示す断面図である。
ロック切替機構の構成を示す断面図である。
ロック切替機構の構成を示す断面図である。
金銭収納装置におけるロック切替機構の位置を示す斜視図である。
ロック切替機構を制御するための金銭収納装置の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
<金銭収納装置の構成>
図1~図3は、本実施形態の金銭収納装置1の構成を示す斜視図である。
金銭収納装置1(収納装置)は、顧客に商品を販売したりサービスを提供したりする店舗などにおいて会計に用いられるキャッシュレジスターである。金銭収納装置1のユーザは、例えば店舗の店員である。金銭収納装置1は、筐体3と、表示印字部2と、筐体3の内部に設けられ、会計時に受け渡される金銭を収納可能な下段ドロア10(第1収納部)及び上段ドロア20(第2収納部)などを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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