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公開番号2024078132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190516
出願日2022-11-29
発明の名称硬貨処理装置及び自動取引装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 1/00 20060101AFI20240603BHJP(チェック装置)
要約【課題】信頼性を高める。
【解決手段】硬貨処理装置10は、硬貨CNを貯留する貯留部40と、貯留部40の底部に配置され硬貨CNを搬送ベルト上面42Sに載置させて正回転することにより硬貨CNを排出口50に向けて搬送し、硬貨CNを貯留部40の外部へ排出する一時保留部搬送ベルト42とを設け、一時保留部搬送ベルト42により硬貨CNを貯留部40の外部へ排出させた後に貯留部40に硬貨CNが残留していると判定した場合、一時保留部搬送ベルト42を正回転時よりも低速で逆回転させる。
【選択図】図10


特許請求の範囲【請求項1】
円形状媒体を貯留する貯留部と、
前記貯留部の底部に配置され前記円形状媒体を搬送面に載置させて正回転することにより前記円形状媒体を排出口に向けて搬送し、前記円形状媒体を前記貯留部の外部へ排出する搬送ベルトと
を有し、
前記搬送ベルトにより前記円形状媒体を前記貯留部の外部へ排出させた後に前記貯留部に前記円形状媒体が残留していると判定した場合、前記搬送ベルトを正回転時よりも低速で逆回転させる
ことを特徴とする硬貨処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記硬貨処理装置は、
前記貯留部に前記円形状媒体が残留していると判定した場合、前記搬送ベルトを正回転させることと、正回転時の搬送距離よりも逆回転時の搬送距離が長くなるように長時間正回転時よりも低速で逆回転させることとを所定回数行う
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項3】
前記硬貨処理装置は、
前記貯留部に前記円形状媒体が残留していると判定した場合、所定回数だけ、前記搬送ベルトを正回転させてから正回転時よりも低速かつ長時間逆回転させ、最後は逆回転で動作終了する
ことを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項4】
前記硬貨処理装置は、
前記貯留部に前記円形状媒体が残留していると判定した場合、前記搬送ベルトを正回転させることと、正回転時よりも半分以下の速度かつ2倍以上の時間逆回転させることとを所定回数行い、最後は逆回転で動作終了する
ことを特徴とする請求項2に記載の硬貨処理装置。
【請求項5】
前記搬送ベルトは、
前記排出口側の端部が、前記排出口とは逆側の端部よりも上側に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項6】
前記搬送ベルトは、
前記排出口とは逆側の端部と前記排出口側の端部との間において、前記搬送面の走行方向が屈曲するように変化する変曲部を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の硬貨処理装置。
【請求項7】
前記貯留部に対し前記排出口側の外側に設けられ前記貯留部から排出された前記円形状媒体を検知するセンサと、
前記貯留部内に残留している前記円形状媒体を検知する残留検知センサと、
前記貯留部内に受け入れた前記円形状媒体の枚数を記憶しておく記憶部と
をさらに有し、
前記硬貨処理装置は、
前記搬送ベルトにより前記円形状媒体を前記貯留部の外部へ排出させた際に、前記センサにより検知した前記円形状媒体の枚数が、前記貯留部内に受け入れた前記円形状媒体の枚数よりも少なく、かつ、前記残留検知センサにより前記円形状媒体を検知していない場合、前記貯留部に前記円形状媒体が残留していると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項8】
前記貯留部における、前記排出口とは逆側の端部に設けられ、盤面を前記搬送面に当接させた状態の前記円形状媒体に光軸を交差させることにより、前記貯留部に残留した前記円形状媒体を検知する残留検知センサ
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項9】
前記貯留部は、
前記搬送ベルトの走行方向に直交する幅方向の両端部側において前記搬送面から上方向へ立設し前記搬送ベルトを挟んで前記幅方向に対向するように前記走行方向に沿う壁面を有する搬送ガイドを有し、
前記搬送ガイドは、前記排出口とは逆側の端部において、前記幅方向に対し前記排出口側へ傾斜した法線を有する面が形成されている
ことを特徴とする請求項8に記載の硬貨処理装置。
【請求項10】
前記貯留部に対し前記排出口側の外側に設けられ、前記搬送ベルトから受け渡された前記円形状媒体を1枚ずつに分離して搬送する分離部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は硬貨処理装置及び自動取引装置に関し、例えば顧客に紙幣や硬貨を投入させて所望の取引を行う現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金融機関やスーパー等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客又は店員に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客又は店員へ現金を出金するものが広く普及している。
【0003】
この現金自動預払機等としては、例えば硬貨に関する処理を行う硬貨処理装置を内部に有するものがある。硬貨処理装置は、例えば顧客又は店員との間で硬貨の授受を行う入出金部と、硬貨を集積すると共に集積した硬貨を1枚ずつに分離して繰り出す集積分離部と、硬貨を搬送する搬送部と、硬貨の金種や真偽等を識別する識別部(認識部とも呼ぶ)と、計数した硬貨を一時的に保留する一時保留部と、投入された硬貨及び補充された硬貨を金種毎に貯留し、出金及び回収時には硬貨を繰り出す収納部と、収納部に対し補充又は回収される硬貨が収納される補充回収カセットと等を有している。
【0004】
このような硬貨処理装置は、例えば一時保留部において、該一時保留部の底部に設けられた搬送ベルトの上に硬貨を載せて搬送するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-144839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、一時保留部において硬貨が側面の壁面にもたれ掛かった状態で搬送ベルトに載り、搬送ベルトが移動していても硬貨が搬送ベルトの走行方向と逆方向に回転してその場に留まってしまい硬貨を搬送できない事象である傾輪状態が発生することがある。このような傾輪状態が、硬貨の残留を検知するセンサが検知できない範囲で発生した場合、硬貨処理装置は、硬貨が残留しているのも関わらず硬貨がどこに存在しているかを見つけられなくなってしまう可能性があった。この場合、硬貨処理装置は、一時保留部よりも下流側へ必要枚数分の硬貨が繰り出されていないにも関わらず、一時保留部において硬貨の残留が検知できないために、残留エラーが発生してしまう場合があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る硬貨処理装置及び自動取引装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の硬貨処理装置においては、円形状媒体を貯留する貯留部と、貯留部の底部に配置され円形状媒体を搬送面に載置させて正回転することにより円形状媒体を排出口に向けて搬送し、円形状媒体を貯留部の外部へ排出する搬送ベルトとを設け、搬送ベルトにより円形状媒体を貯留部の外部へ排出させた後に貯留部に円形状媒体が残留していると判定した場合、搬送ベルトを正回転時よりも低速で逆回転させるようにした。
【0009】
また本発明の自動取引装置においては、使用者の操作を受け付ける操作部と、円形状媒体を貯留する貯留部と、貯留部の底部に配置され円形状媒体を搬送面に載置させて正回転することにより円形状媒体を排出口に向けて搬送し、円形状媒体を貯留部の外部へ排出する搬送ベルトとを設け、搬送ベルトにより円形状媒体を貯留部の外部へ排出させた後に貯留部に円形状媒体が残留していると判定した場合、搬送ベルトを正回転時よりも低速で逆回転させるようにした。
【0010】
本発明は、搬送ベルトを低速で逆回転させることにより硬貨の傾輪状態を解消し、該硬貨を移動させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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