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公開番号2024070472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180993
出願日2022-11-11
発明の名称媒体処理装置及び自動取引装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/26 20190101AFI20240516BHJP(チェック装置)
要約【課題】様々な箇所における媒体の詰まりの解消を図ることができるようにする。
【解決手段】現金自動預払機1の硬貨処理装置10は、ピンベルト搬送部18により出金案内部19を介して入出金部13へ搬送した硬貨が速度切替枚数になると、搬送モータ46を通常回転速度から低回転速度に切り替えてトルクを高め、搬送ピン44から硬貨CNに伝達する力を増加させる。このため硬貨処理装置10では、出金案内部19に硬貨が詰まっていたとしても、搬送ピン44から当該硬貨CNに比較的大きい力を伝達でき、放出口13D側へ押し出して詰まりの解消を図ることができる。これにより硬貨処理装置10では、実行中の取引処理の停止や保守員による保守作業等を行うこと無く、運用を継続できる。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送された前記媒体を収容する収容部と、
前記搬送部による前記収容部への前記媒体の搬送処理において、所定の切替条件が満たされた場合、前記搬送部による搬送速度を低下させるよう制御する制御部と
を具えることを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記搬送部により搬送された前記媒体を前記収容部に案内する案内部
をさらに具え、
前記収容部には、前記搬送部から引き渡された前記媒体を前記収容部内へ放出する放出口が設けられ、
前記案内部は、前記搬送部と前記放出口とを連通する
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記案内部は、前記搬送部側から前記収容部側へ向かう案内方向に沿った前記媒体の進行を許容する一方、前記案内方向と反対の方向に沿った前記媒体の進行を阻止する
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記切替条件は、前記搬送部により搬送される前記媒体の数量、又は前記収容部へ搬送された前記媒体の数量に関する条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記搬送部により前記収容部へ搬送される前記媒体の枚数を計数する計数部
をさらに具え、
前記切替条件は、前記計数部により計数された前記媒体の枚数が所定の切替枚数を超えたことである
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記計数部は、前記媒体を認識及び搬送する認識搬送部から前記搬送部に当該媒体を引き渡し、
前記切替条件は、前記認識搬送部において認識された前記媒体の数が所定の切替枚数を超えたことである
ことを特徴とする請求項5に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記搬送部により前記収容部へ搬送する予定である前記媒体の数量である搬送予定数を取得し、
前記制御部は、前記搬送予定数が所定の切替枚数以上であった場合に、前記搬送処理において前記切替条件が満たされると前記搬送速度を低下させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記搬送部又は前記収容部に設けられ、前記媒体の詰まりを検出する検出部
をさらに具え、
前記切替条件は、前記検出部により前記媒体の前記詰まりを検出したことである
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記搬送部は、モータから供給される駆動力を基に前記媒体を搬送し、
前記制御部は、前記切替条件が満たされた場合、前記モータの回転速度を低下させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記搬送部は、
前記媒体を搬送すべき方向に沿って走行するベルトと、
前記ベルトと一体に走行し、前記媒体が搬送される際に通過する空間である媒体通過空間内に少なくとも一部分が位置し、前記媒体に当接して駆動力を伝達する駆動力伝達体と
を具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は媒体処理装置及び自動取引装置に関し、例えば顧客に紙幣や硬貨を投入させて所望の取引を行う現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するものが広く普及している。この現金自動預払機としては、例えば硬貨に関する処理を行う硬貨処理装置を内部に有するものがある。硬貨処理装置は、例えば顧客との間で硬貨(媒体とも呼ぶ)の授受を行う入出金部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の金種や真偽等を識別する識別部、及び金種ごとに硬貨を収納する収納部、並びに各部を制御する制御部等を有している。
【0003】
このうち搬送部としては、例えば硬貨を搬送すべき搬送経路に沿って硬貨を案内する搬送路(搬送ガイドとも呼ぶ)と、該搬送経路に沿って張架された搬送ベルトと、該ベルトに所定間隔ごとに取り付けられた突起(ピンとも呼ぶ)とを有するものがある。この搬送部は、搬送ベルトを走行させると共に、ピンの一部を硬貨の周側面における末尾近傍に当接させることにより、該硬貨を進行方向の末尾側から押し、搬送経路に沿って搬送することができる。
【0004】
この搬送部では、例えば異物が挟まる等の理由により、搬送路上において硬貨に詰まりが発生する場合がある。そこで硬貨処理装置として、所定のセンサ等により硬貨の詰まりが発生したことを検知した場合、搬送部の搬送ベルトを逆走させることにより、詰まりの解消を図るものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開WO2009/130774号(段落[0179]等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで硬貨処理装置では、搬送部における搬送路上以外の他の箇所であっても、硬貨が通過する箇所であれば、詰まりが発生する可能性がある。例えば硬貨処理装置では、出金取引等において硬貨を出金する場合、硬貨を搬送部により搬送し、該搬送部と入出金部との間を繋ぐ案内路を経由して、該入出金部に形成された放出口から硬貨を放出させ、収納させる。このとき硬貨処理装置では、出金する硬貨の枚数が比較的多い場合などに、入出金部内の放出口付近に硬貨が偏って堆積し、該放出口を塞いでしまう可能性がある。
【0007】
そうすると硬貨処理装置では、例えば案内路上、すなわち搬送ベルトの走行経路以外の箇所において、硬貨の詰まりが発生する可能性がある。このような場合、硬貨処理装置では、搬送ベルトを逆走させたとしても詰まりの解消を図ることができないため、運用中止による可用性の低下を招き、また保守員等による保守作業も必要となる、という問題があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、様々な箇所における媒体の詰まりの解消を図ることができる媒体処理装置及び自動取引装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、媒体を搬送する搬送部と、搬送部により搬送された媒体を収容する収容部と、搬送部による収容部への媒体の搬送処理において、所定の切替条件が満たされた場合、搬送部による搬送速度を低下させるよう制御する制御部とを設けるようにした。
【0010】
また本発明の媒体処理装置においては、駆動力を発生させる駆動力源と、駆動力源から供給される駆動力を利用して媒体を搬送する搬送部と、搬送部により搬送された媒体を収容する収容部と、搬送部による収容部への媒体の搬送処理において、所定の切替条件が満たされた場合、駆動力源において発生する駆動力のトルクを高めるよう制御する制御部とを設けるようにした。
(【0011】以降は省略されています)

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