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公開番号2024086168
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201158
出願日2022-12-16
発明の名称車両用料金決済装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G07B 15/00 20110101AFI20240620BHJP(チェック装置)
要約【課題】従来の車両のETCシステムでは、有料道路を使用する度に、車両のドライバは、車載機にETCカードを挿入する作業が必要となり、手間であるという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両用料金決済装置10では、車両の乗員の通信機器15に記憶される決済情報及び本人情報が、車両の同期装置12を介して車両制御部11の記憶部へと記憶される。一方、乗員の乗員情報が、車両の乗員情報取得装置13を介して車両制御部11の記憶部へと記憶される。そして、車両制御部11は、上記本人情報と上記乗員情報を用いて、本人情報とリンク付けされた決済情報の有効化を判断する。この制御方法により、決済情報の不正使用が防止されると共に、乗員によるETCカードの抜き差し作業が不要となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員の通信機器から前記乗員の決済情報及び本人情報を取得する同期装置と、
前記乗員から乗員情報を取得する乗員情報取得装置と、
前記本人情報と前記乗員情報とを対比し前記乗員が前記決済情報の本人であるか否かを判定する車両制御部と、を備え、
前記車両制御部は、前記車両の稼働開始後に前記同期装置による同期が行われると前記本人情報と前記乗員情報とを対比し、前記乗員が前記決済情報の前記本人であると判定した場合には、前記決済情報に基づく決済を有効化することを特徴とする車両用料金決済装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記車両制御部は、前記車両の稼働終了後に、前記決済情報及び前記本人情報を無効化することを特徴とする請求項1に記載の車両用料金決済装置。
【請求項3】
前記乗員情報取得装置は、前記車両の内部を撮影する撮像装置であり、
前記乗員情報取得装置は、前記乗員情報として前記乗員の生体情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の車両用料金決済装置。
【請求項4】
前記本人情報は、少なくとも顔情報、静脈情報または虹彩情報であり、
前記乗員情報取得装置は、前記生体情報として前記顔情報、前記静脈情報または前記虹彩情報のいずれか1つを取得し、
前記車両制御部は、少なくとも前記顔情報、前記静脈情報または前記虹彩情報の1つ以上を用いて前記乗員が前記決済情報の前記本人であるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の車両用料金決済装置。
【請求項5】
前記車両の位置情報を取得するナビゲーション装置を有し、
前記車両制御部は、前記ナビゲーション装置を介して前記車両の稼働終了時における前記車両の位置情報を取得し、前記車両が有料道路内に滞在すると判断した場合には、有効化した前記決済情報を維持することを特徴とする請求項2に記載の車両用料金決済装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用料金決済装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多くの有料道路では、ETC(Electronic Toll Collection)システムが導入されている。ETCシステムでは、料金所等に設置された路側機と車両側の車載機との間に通信を行い、車両を止めることなく有料道路の料金支払いが処理される。そして、車両の乗員は、予め、車載機にETCカードを差し込むことで、後日、クレジットカード会社を介して通行料金が請求される。
【0003】
また、特許文献1には、上記ETCカードに替えて、ETCアダプタカードを用いたETCシステムが開示されている。ETCアダプタカードは、車両側のETC車載機に差し込まれた後、車両の乗員の携帯端末と通信を行う。そして、ETC車載機は、ETCアダプタカードに記憶された乗員のETC情報を用いて路側機と通信し、携帯端末のクレジット機能に応じて通行料金の支払いを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-181197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した車載機にETCカードを用いたETCシステムでは、有料道路を使用する度に、車両のドライバは、車載機にETCカードを挿入する作業が必要となり、手間であるという課題がある。また、ドライバが、ETCカードを車載機へと挿入し忘れた状態にて、有料道路の路側機のゲートを通過した場合には、ゲートが開かず、後続車に迷惑を掛けてしまうという課題がある。
【0006】
近年、複数のドライバにて1台の車をシャアするカーシェアリングが普及している。あるドライバが、車両の降車時にETCカードを抜き忘れた際に、その後上記車両を使用したドライバが、車載機に残存するETCカードを不正利用することが可能となる。この場合には、有料道路を使用した通行料金が、実際は有料道路を使用していないドライバへと請求されてしまう課題がある。
【0007】
一方、上述したETCアダプタカードを用いたETCシステムでは、車両のイグニッション・オフ後にETCアダプタカードに記憶されたETC情報は消去される。しかしながら、車両のイグニッション・オン後に、ETCアダプタカードが、携帯端末からETC情報を取得する際に、携帯端末とドライバとの本人確認作業が行われていない。そのため、車両の乗員が、他人の携帯端末を使用した場合には、有料道路を使用した際の通行料金が、実際は有料道路を使用していない他人へと請求されてしまう課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車両制御部が、乗員の通信機器から取得する本人情報と乗員情報取得装置が取得する乗員情報とを用いた判定結果に基づき決済情報を有効化することで不正使用を防止する車両用料金決済装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用料金決済装置では、車両の乗員の通信機器から前記乗員の決済情報及び本人情報を取得する同期装置と、前記乗員から乗員情報を取得する乗員情報取得装置と、前記本人情報と前記乗員情報とを対比し前記乗員が前記決済情報の本人であるか否かを判定する車両制御部と、を備え、前記車両制御部は、前記車両の稼働開始後に前記同期装置による同期が行われると前記本人情報と前記乗員情報とを対比し、前記乗員が前記決済情報の前記本人であると判定した場合には、前記決済情報に基づく決済を有効化することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用料金決済装置では、車両の乗員の通信機器に記憶される決済情報及び本人情報が、車両の同期装置を介して車両制御部の記憶部へと記憶される。一方、乗員の乗員情報が、車両の乗員情報取得装置を介して車両制御部の記憶部へと記憶される。そして、車両制御部は、上記本人情報と上記乗員情報を用いて、本人情報とリンク付けされた決済情報の有効化を判断する。この制御方法により、決済情報の不正使用が防止されると共に、乗員によるETCカードの抜き差し作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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