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公開番号2024067368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177388
出願日2022-11-04
発明の名称硬貨処理装置
出願人日本金銭機械株式会社
代理人個人,個人
主分類G07D 11/235 20190101AFI20240510BHJP(チェック装置)
要約【課題】硬貨またはメダルが詰まった場合であっても、選別処理を正常に行うことができる硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】硬貨またはメダルを受け付けて1枚ずつ送り出すための捌き部110と、捌き部から硬貨またはメダルを1枚ずつ受け入れて、硬貨またはメダルを円弧に沿って移動させながら、硬貨またはメダルの種類を判断して、種類毎の経路に誘導する選別部120と、捌き部と選別部とに駆動力を与える共通のモータ106と、モータを制御するコンピュータ191と、を備える硬貨処理装置100が提供される。コンピュータは、捌き部の回転が停止した状態で選別部が第1の所定量回転した場合に、モータを逆回転させる。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
硬貨またはメダルを受け付けて1枚ずつ送り出すための捌き部と、
前記捌き部から前記硬貨またはメダルを1枚ずつ受け入れて、前記硬貨またはメダルを円弧に沿って移動させながら、前記硬貨またはメダルの種類を判断して、種類毎の経路に誘導する選別部と、
前記捌き部と前記選別部とに駆動力を与える共通のモータと、
前記モータを制御するコンピュータと、を備え、
前記コンピュータは、前記捌き部の回転が停止した状態で前記選別部が第1の所定量回転した場合に、前記モータを逆回転させる、硬貨処理装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記第1の所定量は、前記選別部内の硬貨またはメダルが全て前記種類毎の経路に誘導されるのに足りる量である、請求項1に記載の硬貨処理装置。
【請求項3】
前記捌き部の回転を検知するための第1のセンサと、
前記選別部の回転を検知するための第2のセンサと、をさらに備え、
前記コンピュータは、前記第1のセンサと前記第2のセンサを利用することによって、前記捌き部の回転が停止した状態で前記選別部が前記第1の所定量回転したことを認識する、請求項1または2に記載の硬貨処理装置。
【請求項4】
前記モータから前記捌き部の回転軸への駆動力の伝達経路上に配置され、前記回転軸に負荷がかかった場合に前記第1の所定量に対応する所定の角度だけ空回りするギアをさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の硬貨処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨またはメダルを受け付けて種類毎に選別するための硬貨処理装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、硬貨またはメダルを受け付けて種類毎に選別するための装置が知られている。たとえば、特開2018-147425号公報(特許文献1)には、硬貨処理装置が開示されている。特許文献1によると、硬貨処理装置は、硬貨受入れ部と、硬貨を識別する識別部と、立直状態の硬貨の周面に下方から当接することが可能な下方当接面を有する案内部と、立直状態の硬貨の表面または裏面のいずれか一方に当接することが可能な立直当接面を有し、立直当接面には少なくとも1個の硬貨通過孔が形成された、硬貨を立直状態になるように支持する支持部と、硬貨を立直当接面と協働して挟持することが可能な無端状の搬送ベルトと、搬送ベルトを回転させる回転駆動部と、硬貨通過孔の開口面の少なくとも一部を開閉可能なシャッタと、シャッタを開閉させるシャッタ駆動部とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-147425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、硬貨またはメダルが詰まった場合であっても、選別処理を正常に行うことができる硬貨処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある態様に従うと、硬貨またはメダルを受け付けて1枚ずつ送り出すための捌き部と、捌き部から硬貨またはメダルを1枚ずつ受け入れて、硬貨またはメダルを円弧に沿って移動させながら、硬貨またはメダルの種類を判断して、種類毎の経路に誘導する選別部と、捌き部と選別部とに駆動力を与える共通のモータと、モータを制御するコンピュータと、を備える硬貨処理装置が提供される。コンピュータは、捌き部の回転が停止した状態で選別部が第1の所定量回転した場合に、モータを逆回転させる。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、硬貨またはメダルが詰まった場合であっても、選別処理を正常に行うことができる硬貨処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかる硬貨処理装置100の全体を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる硬貨処理装置100の全体構成を示す側面断面図である。
第1の実施の形態にかかる硬貨処理装置100の硬貨識別選別部を示す平面図である。
第1の実施の形態にかかる入金時の硬貨の流れを示す硬貨処理装置100の全体正面断面図である。
第1の実施の形態にかかる入金時の硬貨の流れを示す硬貨処理装置100の全体側面断面図である。
第1の実施の形態にかかる出金時の硬貨の流れを示す硬貨処理装置100の全体正面断面図である。
第1の実施の形態にかかる出金時の硬貨の流れを示す硬貨処理装置100の全体側面断面図である。
第1の実施の形態にかかる硬貨識別選別部を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる搬送回転体を取り外した状態の硬貨識別選別部を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる硬貨投入部と捌き部とを示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる捌き部を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかるスクレーパを示すための硬貨識別選別部の上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかるスクレーパを示すための捌き部の側面断面図である。
第1の実施の形態にかかる捌き部から選別部への受け渡しエリアを示す平面図である。
第1の実施の形態にかかる選別部におけるリジェクト経路への排出部を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる選別部におけるリジェクト経路への排出動作を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる選別部における各種類の搬送経路への硬貨の排出動作を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる硬貨識別選別部の平面図である。
第1の実施の形態にかかる捌き部と選別部への駆動力の伝達機構を示す斜視図である。
第1の実施の形態にかかる捌き部が詰まった状態における駆動力の伝達機構を示す第1の斜視図である。
第1の実施の形態にかかる捌き部が詰まった状態における駆動力の伝達機構を示す第2の斜視図である。
第1の実施の形態にかかる中部ギアの構成を示す下方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる下ギアの構成を示す上方斜視図である。
第1の実施の形態にかかる中部ギアと下ギアと捌き駆動軸との伝達機構を示す側面図である。
第1の実施の形態にかかるガイドピンの構成を示す上方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<硬貨処理装置100の全体構成>
【0009】
まず、本実施の形態にかかる硬貨処理装置100の全体的な構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる硬貨処理装置100の外観図である。図1を参照して、硬貨処理装置100は、略直方体の筐体101から構成されており、上部に硬貨投入口102が設けられ、下部に硬貨排出口103が設けられる
【0010】
図2は、本実施の形態にかかる硬貨処理装置100の全体的な内部構造を示す側面断面図である。図2を参照して、硬貨処理装置100は、上部に、硬貨を種類別に選別して送り出すための硬貨識別選別部105が設けられ、中部に、硬貨を種類毎に蓄積したり払い出したりするための硬貨払出部150が設けられ、下部に、制御部190が設けられる。なお、本実施の形態においては、硬貨払出部150は、4金種分の上払出部151と、4金種分の下払出部152から構成される。制御部190には、硬貨処理装置100の各部を制御するためのマイコン191やその他の通信インターフェイスなどが配置される。マイコン191は、たとえば、CPUや各種のメモリなどを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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