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公開番号
2024108691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-13
出願番号
2023013188
出願日
2023-01-31
発明の名称
紙幣処理装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/18 20190101AFI20240805BHJP(チェック装置)
要約
【課題】区別して収納すべき複数の紙幣をそれぞれの収納すべき箇所へ円滑に収納させ得るようにする。
【解決手段】釣銭機3の紙幣入出金部11は、回収処理においてリジェクト紙幣BLRが発生した場合、当該リジェクト紙幣BLRを舌片ローラ37の仮想円R37の範囲外まで後退させ、リジェクトステージ39を下降させてから、放出部35の動作及び搬送部25による紙幣の順方向への搬送を再開するようにした。これにより釣銭機3は、リジェクト庫31に収納されている収納済リジェクト紙幣BLSを1本以上の舌片41によりリジェクトステージ39に押し付けた状態で、放出部34からリジェクト紙幣BLRを放出でき、当該リジェクト紙幣BLRと当該収納済リジェクト紙幣BLSとの衝突を確実に回避できる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送路に沿って紙幣を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記紙幣を鑑別する鑑別部と、
前記紙幣をそれぞれ収納する第1収納庫及び第2収納庫が一体化された一体化収納庫と、
前記紙幣を収納すると共に前記搬送部に引き渡す紙幣収納庫と、
前記鑑別部から前記紙幣の鑑別結果を取得し、当該鑑別結果に応じて前記紙幣収納庫、前記搬送部及び前記一体化収納庫を制御する制御部と
を具え、
前記一体化収納庫は、
前記紙幣を収納する収納空間と、
前記搬送部により搬送された前記紙幣を前記収納空間内へ放出する放出部と、
前記収納空間を、前記第1収納庫に対応する第1収納空間と、前記第2収納庫に対応する第2収納空間とに仕切る仕切部と、
前記仕切部を変位させることにより、前記放出部から放出される前記紙幣の収納先を前記第1収納庫又は前記第2収納庫に切り替える切替部と、
前記放出部の一部であり、所定の中心軸を中心に回転すると共に弾性変形可能な舌片を有し、前記収納空間内において前記紙幣を叩き付ける叩付部と
を具え、
前記制御部は、
前記紙幣収納庫に収納されている前記紙幣を前記搬送部に引き渡し、当該搬送部により当該紙幣を前記一体化収納庫へ向かう順方向に搬送し前記第2収納庫に収納させる移動処理を行う際に、前記鑑別部により前記紙幣が前記第1収納庫に収納すべき第1紙幣と鑑別された場合、前記搬送部による当該第1紙幣の搬送動作を停止させると共に前記放出部の放出動作を停止させ、当該第1紙幣を前記搬送部により前記順方向と反対の逆方向へ搬送した後、前記切替部により前記仕切部を変位させ前記放出部から放出される前記紙幣の収納先を前記第1収納庫に切り替えてから、前記搬送部による当該第1紙幣の前記順方向への搬送動作及び前記放出部の放出動作を再開させるよう制御する
ことを特徴とする紙幣処理装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1紙幣を前記搬送部により前記逆方向へ搬送させることにより、当該第1紙幣を前記叩付部における前記舌片の回転軌跡の範囲外に位置させる
ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
【請求項3】
前記第1収納庫に収納されている前記紙幣の収納枚数又は有無を知得する知得部
をさらに具え、
前記制御部は、前記移動処理を行う際に、前記鑑別部により前記紙幣が前記第1紙幣と鑑別された状況において、前記搬送部による当該第1紙幣の搬送動作を停止させると共に前記放出部の放出動作を停止させ、
前記知得部により前記第1収納庫に1枚以上の前記紙幣が収納されていることを知得した場合には、前記第1紙幣を前記搬送部により前記逆方向へ搬送させ、
前記知得部により前記第1収納庫に前記紙幣が収納されていないことを知得した場合には、前記第1紙幣の前記逆方向への搬送を行わないよう制御する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紙幣処理装置。
【請求項4】
前記搬送部は、前記搬送路上における前記一体化収納庫から所定の距離となる位置に、前記紙幣を検出して前記制御部に通知するセンサが設けられ、
前記制御部は、前記第1紙幣を前記搬送部により前記逆方向へ搬送する際に、前記センサによる当該第1紙幣の検出結果を基に、当該逆方向への搬送動作を停止させるタイミングを決定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紙幣処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記搬送部により前記第1紙幣を所定の搬送速度で前記逆方向へ搬送させ、前記センサにより当該第1紙幣が通過したことを検出してから所定時間が経過した後に、前記逆方向への搬送動作を停止させるよう制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の紙幣処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は紙幣処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭システムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、レジ釣銭システムにおいては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及しつつある。この釣銭機のうち紙幣を処理する紙幣入出金部は、レジ係員等との間で紙幣の授受を行う入出金部、紙幣を搬送する搬送部、紙幣を鑑別する鑑別部、再利用可能な紙幣を収納する紙幣収納庫、回収すべき紙幣を収納する回収庫、及び再利用すべきでない紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)を収納するリジェクト庫等を有するものがある。
【0003】
また紙幣入出金部としては、例えば回収庫及びリジェクト庫を一体化してリジェクト回収庫とし、該リジェクト回収庫を装置本体に対し着脱可能に構成することにより、各種紙幣を効率良く回収し得るものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。リジェクト回収庫は、例えば紙幣を収納する収納空間、該収納空間を上側のリジェクト庫と下側の回収庫とに仕切る可動式のリジェクトステージ(仕切りとも呼ばれる)、搬送部により搬送されてきた紙幣を放出箇所から収納空間内へ放出する放出機構等により構成される。
【0004】
このリジェクト回収庫では、リジェクトステージを放出箇所よりも上側へ移動させた状態において、放出機構から放出される紙幣を下側の回収庫に収納させ、該リジェクトステージを放出箇所よりも下側へ移動させた状態において、放出機構から放出される紙幣を上側のリジェクト庫に収納させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-17013号公報(段落[0033]等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところでリジェクト回収庫の放出機構は、例えば複数の放出ローラや舌片ローラ(羽根車とも呼ばれる)等を有しており、放出時にこれらを適宜回転させている。このうち舌片ローラは、例えば弾性変形する複数の舌片(羽根とも呼ばれる)が放射状に配置されており、収納済の紙幣を押さえ付けることにより、新たに収納される紙幣と該収納済の紙幣との衝突を回避し、円滑に収納させている。
【0007】
また紙幣入出金部では、収納庫に収納されている紙幣を回収する回収処理を行う場合、当該紙幣を収納庫から回収庫へ搬送する際に、鑑別部により当該紙幣の金種や損傷の程度等を鑑別する。ここで紙幣入出金部は、例えば搬送中の紙幣がリジェクト紙幣と鑑別された場合、当該リジェクト紙幣を回収庫ではなくリジェクト庫に収納させることが望ましい。このとき紙幣入出金部は、例えば紙幣の搬送を一時的に停止し、リジェクト回収庫のリジェクトステージを放出箇所よりも下側へ移動させてから、当該リジェクト紙幣の搬送を再開し、放出機構によりリジェクト庫へ放出させ、収納させることになる。
【0008】
しかし紙幣入出金部では、搬送を停止させた時点におけるリジェクト紙幣の位置により、当該リジェクト紙幣の一部が放出機構の舌片ローラと干渉する場合がある。このとき紙幣入出金部では、リジェクト庫内に収納済の紙幣を舌片ローラにより抑えることができず、新たに収納するリジェクト紙幣を収納済の紙幣と衝突させ、詰まり(ジャムとも呼ばれる)を発生させる恐れがある、という問題があった。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、区別して収納すべき複数の紙幣をそれぞれの収納すべき箇所へ円滑に収納させ得る紙幣処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、搬送路に沿って紙幣を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される紙幣を鑑別する鑑別部と、紙幣をそれぞれ収納する第1収納庫及び第2収納庫が一体化された一体化収納庫と、紙幣を収納すると共に搬送部に引き渡す紙幣収納庫と、鑑別部から紙幣の鑑別結果を取得し、当該鑑別結果に応じて紙幣収納庫、搬送部及び一体化収納庫を制御する制御部とを設け、一体化収納庫には、紙幣を収納する収納空間と、搬送部により搬送された紙幣を収納空間内へ放出する放出部と、収納空間を、第1収納庫に対応する第1収納空間と、第2収納庫に対応する第2収納空間とに仕切る仕切部と、仕切部を変位させることにより、放出部から放出される紙幣の収納先を第1収納庫又は第2収納庫に切り替える切替部と、放出部の一部であり、所定の中心軸を中心に回転すると共に弾性変形可能な舌片を有し、収納空間内において紙幣を叩き付ける叩付部とを設け、制御部は、紙幣収納庫に収納されている紙幣を搬送部に引き渡し、当該搬送部により当該紙幣を一体化収納庫へ向かう順方向に搬送し第2収納庫に収納させる移動処理を行う際に、鑑別部により紙幣が第1収納庫に収納すべき第1紙幣と鑑別された場合、搬送部による当該第1紙幣の搬送動作を停止させると共に放出部の放出動作を停止させ、当該第1紙幣を搬送部により順方向と反対の逆方向へ搬送した後、切替部により仕切部を変位させ放出部から放出される紙幣の収納先を第1収納庫に切り替えてから、搬送部による当該第1紙幣の順方向への搬送動作及び放出部の放出動作を再開させるよう制御するようにした。
(【0011】以降は省略されています)
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