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公開番号2024046180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151416
出願日2022-09-22
発明の名称金銭処理機
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 1/06 20060101AFI20240327BHJP(チェック装置)
要約【課題】入出金処理の機会の低下を防止すること。
【解決手段】投入口(11,21)より投入された投入金銭を識別し、識別結果に応じて投入金銭を金種毎に振り分けて収納庫(15a等)に収納する一方、出金指令が与えられた場合には、該当する収納庫より収納金銭を繰り出して出金口(12,22)より出金する金銭処理機1であって、出金指令が最小金額紙幣の金額以上の出金金額であり、かつ直前の投入金銭の硬貨枚数構成が最小金額以上である場合に、硬貨枚数構成に相当する金銭から出金金額の金銭を硬貨出金口12より出金する硬貨優先出金動作を行う制御部40を備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
投入口より投入された投入金銭を識別し、識別結果に応じて投入金銭を金種毎に振り分けて収納庫に収納する一方、出金指令が与えられた場合には、該当する収納庫より収納金銭を繰り出して出金口より出金する金銭処理機であって、
前記出金指令が最小金額紙幣の金額以上の出金金額であり、かつ直前の投入金銭の硬貨枚数構成が前記最小金額以上である場合に、前記硬貨枚数構成に相当する金銭から前記出金金額の金銭を前記出金口より出金する硬貨優先出金動作を行う制御部を備えたことを特徴とする金銭処理機。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記硬貨優先出金動作において、前記硬貨枚数構成に相当する金銭から前記出金金額の金銭を最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする請求項1に記載の金銭処理機。
【請求項3】
前記制御部は、前記硬貨優先出金動作において、前記収納庫毎に設定された閾値以下の収納枚数となる希少金種金銭が前記硬貨枚数構成に相当する金銭に含まれている場合、前記希少金種金銭を除いて前記出金金額の金銭を最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする請求項2に記載の金銭処理機。
【請求項4】
低額金種から高額金種への等価払い出しを行う逆両替処理を選択する逆両替選択手段を備え、
前記逆両替選択手段を通じて逆両替処理が選択された場合、前記制御部は、前記出金指令が最小金額紙幣の金額以上の出金金額であって直前の投入金銭の硬貨枚数構成が前記最小金額以上であっても、前記出金金額の金銭を紙幣を含む最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の金銭処理機。
【請求項5】
所定の金額が課金されることを条件として低額金種から高額金種への等価払い出しを行う課金逆両替処理を選択する課金逆両替選択手段を備え、
前記課金逆両替選択手段を通じて課金逆両替処理が選択された場合、前記制御部は、前記出金指令が最小金額紙幣の金額以上の出金金額であって直前の投入金銭の硬貨枚数構成が前記最小金額以上であっても、前記投入金銭に対応した課金金額を前記出金金額から減算し、その減算後の金銭を紙幣を含む最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の金銭処理機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金銭処理機に関し、より詳細には、自動釣銭機としての金銭処理機に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
昨今のスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には、客さばきや現金管理の厳正化のため、自動釣銭機として金銭処理機が設置されている。この金銭処理機は、通常、大型店舗などでは、POS(Point Of Sales)レジスタ装置等の上位装置に接続されており、上位装置からの指令に応じて硬貨や紙幣等の金銭の入出金処理を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-162121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、一定枚数を超える金種枚数の受け取りに対して手数料を課金することが、すべての金融機関で採用されている。
【0005】
そのため、課金による持ち金の金額減少を敬遠して、金銭処理機に対して大量枚数の硬貨を入金し、釣銭として入金した硬貨よりも高額な硬貨や紙幣を受け取る事案が増えている。
【0006】
そのような大量枚数の硬貨の投入は、収納庫の満杯に起因する硬貨の回収操作を過度に必要とし、金銭処理機による入出金処理の機会の低下を招来し、好ましいものでない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入出金処理の機会の低下を防止することができる金銭処理機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る金銭処理機は、投入口より投入された投入金銭を識別し、識別結果に応じて投入金銭を金種毎に振り分けて収納庫に収納する一方、出金指令が与えられた場合には、該当する収納庫より収納金銭を繰り出して出金口より出金する金銭処理機であって、前記出金指令が最小金額紙幣の金額以上の出金金額であり、かつ直前の投入金銭の硬貨枚数構成が前記最小金額以上である場合に、前記硬貨枚数構成に相当する金銭から前記出金金額の金銭を前記出金口より出金する硬貨優先出金動作を行う制御部を備えたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記金銭処理機において、前記制御部は、前記硬貨優先出金動作において、前記硬貨枚数構成に相当する金銭から前記出金金額の金銭を最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記金銭処理機において、前記制御部は、前記硬貨優先出金動作において、前記収納庫毎に設定された閾値以下の収納枚数となる希少金種金銭が前記硬貨枚数構成に相当する金銭に含まれている場合、前記希少金種金銭を除いて前記出金金額の金銭を最小構成枚数で構成して前記出金口より出金することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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