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公開番号2024088541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203780
出願日2022-12-20
発明の名称貨幣取扱装置
出願人富士通フロンテック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/14 20190101AFI20240625BHJP(チェック装置)
要約【課題】ロック部材がロック位置に移動した後に本体シャッタが開放位置から閉塞位置へ回動したときであっても、本体シャッタを閉塞位置まで回動させる。
【解決手段】貨幣取扱装置が備えるシャッタ機構の本体シャッタは、閉塞位置から開放位置へ回動するときに、投入口から装置筐体の前面側に向かって退避する。シャッタ機構は、本体シャッタを支持して本体シャッタと共に回動する支持部材と、本体シャッタを閉塞位置にロックするロック位置と本体シャッタのロック状態を解除する解除位置とに移動可能に設けられたロック部材と、支持部材に回動可能に設けられてロック部材がロック位置で係合する回動部材と、を有し、ロック部材が、装置筐体の前面側から回動部材に係合するように配置される。ロック部材がロック位置に移動した後に本体シャッタが開放位置から閉塞位置へ回動したとき、ロック位置に位置するロック部材が回動部材に接触し、ロック部材によって回動部材が回動されることで、本体シャッタが閉塞位置まで回動する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
貨幣取扱ユニットと、
前記貨幣取扱ユニットが着脱される装着部と、
前記装着部に装着された前記貨幣取扱ユニットに貨幣を投入するための投入口が設けられた装置筐体と、
前記投入口を閉じる閉塞位置と、前記投入口を開く開放位置とに回動する本体シャッタを有し、前記装置筐体に設けられたシャッタ機構と、を備え、
前記貨幣取扱ユニットは、前記装着部に対して前記装置筐体の前後方向に沿って着脱され、
前記本体シャッタは、前記閉塞位置から前記開放位置へ回動するときに、前記投入口から前記装置筐体の前面側に向かって退避し、
前記シャッタ機構は、前記本体シャッタを支持して前記本体シャッタと共に回動する支持部材と、前記本体シャッタを前記閉塞位置にロックするロック位置と前記本体シャッタのロック状態を解除する解除位置とに移動可能に設けられたロック部材と、前記支持部材に回動可能に設けられて前記ロック部材が前記ロック位置で係合する回動部材と、を有し、前記ロック部材が、前記装置筐体の前記前面側から前記回動部材に係合するように配置され、
前記ロック部材が前記ロック位置に移動した後に前記本体シャッタが前記開放位置から前記閉塞位置へ回動したとき、前記ロック位置に位置する前記ロック部材が前記回動部材に接触し、前記ロック部材によって前記回動部材が回動されることで、前記本体シャッタが前記閉塞位置まで回動する、貨幣取扱装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記貨幣取扱ユニットは、前記シャッタ機構を作動させるシャッタ操作部材を有し、
前記シャッタ操作部材は、前記ロック部材を前記解除位置へ移動させるロック解除部を有する、
請求項1に記載の貨幣取扱装置。
【請求項3】
前記貨幣取扱ユニットは、前記投入口に対応する受入口と、前記受入口を開閉するユニットシャッタと、を有し、
前記貨幣取扱ユニットが前記装着部に装着されるときに、前記投入口に対向する位置へ移動する前記ユニットシャッタによって前記投入口を閉じながら、前記本体シャッタが前記投入口から退避するように、前記シャッタ操作部材は前記シャッタ機構を作動させる、
請求項2に記載の貨幣取扱装置。
【請求項4】
前記回動部材は、前記ロック部材が係合する係合面が形成された係合片を有し、
前記係合片には、前記係合面とは反対側に、前記ロック部材によって前記回動部材が回動されるときに前記ロック部材が接する作動面が形成されている、
請求項1に記載の貨幣取扱装置。
【請求項5】
前記シャッタ機構は、前記回動部材の回動範囲を規制するストッパ部材を有する、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の貨幣取扱装置。
【請求項6】
前記ストッパ部材は、前記回動部材が前記ロック部材によって回動された後、前記回動部材が前記ロック部材と係合する初期位置へ前記回動部材の自重によって戻るように、前記回動部材の回動範囲を規制する、
請求項5に記載の貨幣取扱装置。
【請求項7】
前記ロック部材には、前記回動部材の前記作動面と接触する部分に、前記回動部材を回動させながら摺接する円弧状の曲面が形成されている、
請求項4に記載の貨幣取扱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貨幣取扱装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、現金自動預払機等の貨幣取扱装置には、貨幣取扱ユニットが着脱される装着部と、装着部に装着された貨幣取扱ユニットに貨幣を投入するための投入口を有する装置筐体と、を備えるものが知られている。この種の貨幣取扱装置としては、投入口を開閉する本体シャッタを有するシャッタ機構が装置筐体に設けられており、貨幣取扱ユニットが装着部から引き出されたときに開放される投入口が、シャッタ機構の本体シャッタによって閉じられるものがある。この貨幣取扱装置では、貨幣取扱ユニットが装着部に装着されたときに、貨幣取扱ユニットによって投入口が閉じられる。
【0003】
関連技術の貨幣取扱装置では、貨幣取扱ユニットが装置筐体の前後方向に対して着脱されており、投入口を開閉する本体シャッタが、投入口における装置筐体の前面側に配置されたヒンジ部によって開閉可能に支持されている(特許文献1)。シャッタ機構の本体シャッタは、ヒンジ部を介して、投入口に対して装置筐体の後面側の下方へ倒れることで、投入口を閉じた閉塞位置から、投入口を開く開放位置へ退避する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-50769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の貨幣取扱装置のシャッタ機構は、上述のように、投入口を閉じた本体シャッタが、ヒンジ部を介して、装置筐体の後面側の下方へ倒れることで投入口を開く。このため、投入口から装置筐体の後面側へ退避する本体シャッタと、装置筐体の後面側から前面側に向かって装着部に進入する貨幣取扱ユニットとの衝突を避けるために、本体シャッタが投入口から退避した後に、貨幣取扱ユニットによって投入口が閉じられる。
【0006】
したがって、この貨幣取扱装置では、本体シャッタが投入口を開いたときから、装着部に装着される貨幣取扱ユニットが投入口を閉じるまでの間、投入口全体が開いている時間が発生する。そのため、貨幣取扱ユニットの着脱時に開いている投入口に、利用者が貨幣や指先等を投入口に誤って入れるおそれがある。このとき、投入口に誤って投入された貨幣は、貨幣取扱ユニットに投入されず、装置筐体の内部に落下してしまう不都合がある。
【0007】
この対策として、本体シャッタが、閉塞位置から開放位置へ回動するときに、投入口から装置筐体の前面側に向かって退避させる構造が提案されている。この構造の場合、シャッタ機構は、本体シャッタを支持して回動可能に設けられた支持アームと、本体シャッタを閉塞位置にロックするロック位置と本体シャッタのロック状態を解除する解除位置とに移動可能に設けられたロック部材と、を有しており、ロック部材が、装置筐体の前面側から支持アームに係合するように配置することが考えられる。
【0008】
しかしながら、上述の構造は、例えば、投入口内において開放位置に位置する本体シャッタが、投入口に入れた手で押さえられた場合、本体シャッタが開放位置から閉塞位置へ回動するよりも先にロック部材がロック位置に移動してしまうことが起こり得る。この場合には、閉塞位置へ向かって回動する本体シャッタを支持する支持アームと、ロック位置に位置するロック部材とが接触することになり、ロック部材によって本体シャッタの回動が妨げられる問題がある。その結果、本体シャッタは、開放位置から閉塞位置へ回動する途中で停止し、投入口を閉じられなくなる。
【0009】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ロック部材がロック位置に移動した後に本体シャッタが開放位置から閉塞位置へ回動したときであっても、ロック部材によって本体シャッタの回動が妨げられず、本体シャッタを閉塞位置まで回動させることができる貨幣取扱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の開示する貨幣取扱装置の一態様は、貨幣取扱ユニットと、前記貨幣取扱ユニットが着脱される装着部と、前記装着部に装着された前記貨幣取扱ユニットに貨幣を投入するための投入口が設けられた装置筐体と、前記投入口を閉じる閉塞位置と、前記投入口を開く開放位置とに回動する本体シャッタを有し、前記装置筐体に設けられたシャッタ機構と、を備え、前記貨幣取扱ユニットは、前記装着部に対して前記装置筐体の前後方向に沿って着脱され、前記本体シャッタは、前記閉塞位置から前記開放位置へ回動するときに、前記投入口から前記装置筐体の前面側に向かって退避し、前記シャッタ機構は、前記本体シャッタを支持して前記本体シャッタと共に回動する支持部材と、前記本体シャッタを前記閉塞位置にロックするロック位置と前記本体シャッタのロック状態を解除する解除位置とに移動可能に設けられたロック部材と、前記支持部材に回動可能に設けられて前記ロック部材が前記ロック位置で係合する回動部材と、を有し、前記ロック部材が、前記装置筐体の前記前面側から前記回動部材に係合するように配置され、前記ロック部材が前記ロック位置に移動した後に前記本体シャッタが前記開放位置から前記閉塞位置へ回動したとき、前記ロック位置に位置する前記ロック部材が前記回動部材に接触し、前記ロック部材によって前記回動部材が回動されることで、前記本体シャッタが前記閉塞位置まで回動する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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