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公開番号2024028317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-04
出願番号2023218777,2022194595
出願日2023-12-26,2014-09-09
発明の名称車載機器
出願人株式会社ユピテル
代理人
主分類G07C 5/00 20060101AFI20240226BHJP(チェック装置)
要約【課題】カメラを有する車載機器において、取り付けには適するが撮影には適さない領域である不適領域に取り付けた場合においても、好適にカメラによる撮影が可能な車載装置を提供すること。
【解決手段】CCDカメラ41と、車両100に取り付け可能なブラケット3と、を備えるドライブレコーダ1であって、CCDカメラ41に光を入射する先端部40aを有し、取付けには適するが撮影対象の撮影には適さない不適領域にブラケット3を取り付けた後に、CCDカメラ41が不適領域を回避可能となるように、CCDカメラ41の位置及び向きを変更可能なフレキシブルアーム40を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カメラで撮影した映像を記録する機能を備え、フロントガラスに取り付け可能なドライブレコーダであって、
前記カメラの映像を表示可能な表示パネルを筐体の前面側に有するドライブレコーダ本体と、
前記ドライブレコーダ本体を前記フロントガラスへ取り付けるためのブラケットを備え、
前記ブラケットは前記フロントガラスに取り付けるための両面テープが貼り付けられる貼付面を有する取付部と、前記フロントガラスに前記貼付面を前記両面テープで貼り付けた際に、前記取付部の貼付面と筐体とを角度を付けて連結する連結部を備え、
前記貼付面を黒セラ塗装部に貼り付けた場合に、前記フレキシブルな部材は前記カメラが前記黒セラ塗装部を回避して車外を撮影可能となる長さを有していること
を特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記フレキシブルな部材は、前記黒セラ塗装部の最大長さよりも長いこと
を特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
【請求項3】
前記フレキシブルな部材は、当該ドライブレコーダを前記黒セラ塗装部の略中央部に取り付けた場合に、当該略中央部から最も遠い前記黒セラ塗装部の外周部を前記カメラの位置が超えて車外を撮影可能となる長さになっていること
を特徴とする請求項1または2に記載のドライブレコーダ。
【請求項4】
カメラをフレキシブルな部材を介して前記筐体の上面以外の面にも接続可能に構成したこと
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のドライブレコーダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラを有する車載機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、自動車の事故発生前後の映像等を記録可能な車載機器(例えば、ドライブレコーダ)を搭載する車両が増えてきている。このような車載機器は、一般に、動画撮影機能を有する(静止画の連続撮影機能を有するものもある)カメラを備えており、カメラで走行中の車両の前方を撮影可能となるように、車両のフロントガラスの内側に取り付けられることが多い(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、車載機器を車両のフロントガラスの内側に取り付ける場合、道路運送車両の保安基準等により、車載機器は、フロントガラスに対する取付け位置が規制されている。例えば、車載機器は、車両のフロントガラスの上端から上下方向に20%以内の範囲に取り付けなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-105530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、車載機器を上述の範囲に取り付ける場合、なるべくドライバの視界の妨げにならない場所が好ましい。このような取り付けに好ましい場所としては、例えば、ルームミラーの後側とフロントガラスとの間の空間がある。しかしながら、車種によっては、ルームミラーの後ろ側のようなフロントガラスの左右方向中央部であって上下方向の上部のルームミラーの後ろ側の領域などに不透過の黒セラ塗装が施されているものがある。そのため、黒セラ塗装部に従来のドライブレコーダを取り付けた場合、カメラが黒セラ塗装部側を向いてしまうため、本来撮影したい方向である車両前方の様子を黒セラ塗装部に阻まれて、撮影することができないという問題がある。
【0006】
また、黒セラ塗装部を避けるために、黒セラ塗装部の両側のいずれかに車載機器をずらして取り付けると、黒セラ塗装部の両側の位置には、サンバイザを使用する際にサンバイザが位置するサンバイザ領域があるため、サンバイザを使用する際に車載機器がサンバイザに干渉して、サンバイザをうまく使うことができなくなるおそれがある。更に、サンバイザ領域を避けるように車載機器をずらして取り付けると、ワイパーの拭き取り領域から外れてしまい、雨の日にうまく車外を撮影することができなくなるおそれがある。
【0007】
このように、従来のドライブレコーダ等のカメラを備える車載装置では、車両において、取り付けに適した場所に取り付けようとすると、希望する撮影方向に装備品等の障害物が存在したり、雨天時等において撮影状態が悪化したりする場合がある。そのため、撮影が困難となったり、カメラから希望する映像が得られなかったりする場合がある。一方、希望する映像が良好に得られる取り付け場所は、取り付けが禁止される場所であったり、取り付けると装備品等の使用に支障をきたす等のおそれのある場所であったりするという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、カメラを有する車載機器において、取り付けには適するが撮影には適さない領域である不適領域に取り付けた場合においても、好適にカメラによる撮影が可能な車載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)撮像部と、車両に取り付け可能な取付け部と、を備える車載機器であって、前記撮像部に光を入射する入射部を有し、取付けには適するが撮影対象の撮影には適さない不適領域に前記取付け部を取り付けた後に、前記入射部の入射位置が前記不適領域を回避可能となるように、前記入射部の位置及び向きを変更可能な可変アームを備えたことを特徴とする。
【0010】
これによれば、取付け部を不適領域に取り付けた場合でも、可変アームを変形させて入射部の位置及び向きを変えることで、不適領域を避けた場所に入射部を位置させて撮像部による撮影を行うことができる。特に、取付け部はフロントガラスに貼り付ける構成とするとよい。このようにすれば、フロントガラスへの貼り付けに失敗した場合においても、可変アームで入射部の位置及び向きを調整することで、再度、取付け部を貼り付け直すことが不要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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