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公開番号2024048197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154101
出願日2022-09-27
発明の名称車両衝突判定装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G07C 5/00 20060101AFI20240401BHJP(チェック装置)
要約【課題】衝突による車両底面の損傷の可能性を検出することが可能な車両衝突判定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上下加速度を検知し(100)、前輪が段差を乗り越えた際に生じる上下加速度をもとに、そのときの車速と車両のホイールベースの長さから後輪が段差を乗り越える時間を予測する(102~104)。そして、予測時間よりも早いタイミングで予め定めた閾値以上の上下加速度を検知した場合は、車両底面への衝突と判定する(106~110)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両に発生する上下加速度を検出する検出部、及び車速を検出する車速検出部の各々の検出結果を取得する取得部と、
前記取得部の取得結果から、前記車両が段差を乗り越えた時点の車速に基づいて算出される前輪と後輪との間に対応する予測時間内に、予め定めた第1閾値以上の上下加速度を検出した場合に、車両底面に衝突が発生したと判定する判定部と、
を備えた車両衝突判定装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記判定部が、予め定めた第2閾値以上の前記上下加速度を検出した場合に前記段差を乗り越えたと判定し、
前記予測時間が、前記車両のホイールベースを前記段差を乗り越えたと判定した時点の車速で除して算出した第1時間である請求項1に記載の車両衝突判定装置。
【請求項3】
前記取得部が、前記車両に搭載され、前記車両の前方の前記段差を検出する段差検出部の検出結果を更に取得し、
前記予測時間が、前記段差検出部により検出した前記段差までの距離と前記段差を検出した時点の車速から予測した、前記車両の前輪が前記段差を乗り上げることにより上下加速度が発生する時間から後輪が前記段差を乗り上げることによる上下加速度が発生する時間までの時間である請求項1に記載の車両衝突判定装置。
【請求項4】
前記判定部が車両底面に衝突が発生したと判定した場合に、前記車両の外部のサーバに対して車両底面の衝突履歴を送信する送信部を更に備えた請求項1に記載の車両衝突判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両衝突判定装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上下加速度の大きさや波形の形から、低速衝突と悪路走行との切り分けや、ポール衝突やアンダーライド衝突などの衝突形態の判別を行うことが開示されている。
【0003】
具体的には、特許文献1では、前面衝突が生じたときに、前後Gセンサの検出加速度が低速正突時のしきい値を超えるほど大きくなく中程度であり、上下Gセンサの検出加速度がプラスに立ち上がって第1のしきい値を超えた後、マイナス側に反転して第2のしきい値を超えた場合には、極悪路走行による衝撃が生じたと判定し、上下Gセンサの検出加速度が、プラス側に立ち上がることなくマイナス側に生じて第2のしきい値を超えた場合には、正面ポール衝突またはアンダーライド衝突による衝撃が生じたと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-138636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
中古車の査定時や、レンタカーなどにおける顧客による車両の返却時に、車両の損傷の見落としを防止するために、車両データから損傷の有無を事前に把握できるシステムが検討されている。
【0006】
しかしながら、車両の挙動等の車両データから損傷を判断する場合、段差走行により車両底面が段差に衝突して損傷するケースを単に段差乗り越えと判断して、車両底面の損傷を検出できない虞がある。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、衝突による車両底面の損傷の可能性を検出することが可能な車両衝突判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様に係る車両衝突判定装置は、車両に発生する上下加速度を検出する検出部、及び車速を検出する車速検出部の各々の検出結果を取得する取得部と、前記取得部の取得結果から、前記車両が段差を乗り越えた時点の車速に基づいて算出される前輪と後輪との間に対応する予測時間内に、予め定めた第1閾値以上の上下加速度を検出した場合に、車両底面に衝突が発生したと判定する判定部と、を備えている。
【0009】
第1態様によれば、車両に発生する上下加速度及び車速の各々の検出結果が取得部によって取得される。
【0010】
そして、判定部では、取得部の取得結果から、車両が段差を乗り越えた時点の車速に基づいて算出される前輪と後輪との間に対応する予測時間内に、予め定めた第1閾値以上の上下加速度を検出した場合に、車両底面に衝突が発生したと判定される。これにより、段差を乗り越えた際に車両底面が段差に衝突したか否かを判定できるので、衝突による車両底面の損傷の可能性を検出することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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