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公開番号2024030948
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134202
出願日2022-08-25
発明の名称キャッピング装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B67B 3/26 20060101AFI20240229BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】効率的にキャッピングヘッドの交換を行えるキャッピング装置を提供する。
【解決手段】マルチキャッパ12の連結部50に係止部を設ける。キャッピングヘッド22に揺動軸を中心に揺動可能とされ、上端に係止部と係合可能な係止爪が設けられるとともに、付勢手段によって係止爪が互いに接近する方向に付勢される一対の連結アーム52を設ける。揺動軸より下方にキャッピングヘッド22の軸部から外側に突出する突出部を設ける。係止爪が係止部に係合した状態において連結アーム52の内側に挿入されて連結アーム52を押し広げる解除部材と、突出部の下方に係合して連結部50から離脱したキャッピングヘッド22を支持可能な支持部材を設ける。解除部材と支持部材を待機位置と解除位置との間で軸部34に交差する方向に沿って移動させるエアシリンダを設ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源によって回転される駆動軸に連結部を介して着脱自在に連結されるとともに、キャップに係合する第1のキャッピングユニットと、
前記連結部から前記第1のキャッピングユニットを取り外すとともに、当該第1のキャッピングユニットと異なるキャップに係合する第2のキャッピングユニットを前記連結部に取り付けるユニット交換手段と、を備えたキャッピング装置において、
前記連結部には係止部が設けられており、
前記第1及び第2のキャッピングユニットの上部には、揺動軸を中心に揺動可能とされ、上端に前記係止部と係合可能な係止爪が設けられるとともに、付勢手段によって前記係止爪が互いに接近する方向に付勢された少なくとも一対の連結アームが設けられ、
前記連結アームの揺動軸より下方に前記キャッピングユニットの外周面から突出する突出部を設け、
前記キャッピングユニット交換手段は、前記係止爪が前記係止部に係合した状態において前記連結アームの内側に挿入可能とされて前記連結アームを押し広げることが可能な解除部材と、前記突出部に下方から係合することにより、前記連結部から離脱した前記キャッピングユニットを支持可能な支持部材と、前記解除部材及び支持部材を待機位置と解除位置との間で前記キャッピングユニットの軸心に交差する方向に沿って移動させる移動手段とを備える
ことを特徴とするキャッピング装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
解除位置に配置される前記支持部材に支持される前記キャッピングユニットを、解除位置と解除位置の鉛直下方のキャッピングユニット受け渡し位置との間で移動させる昇降手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のキャッピング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類のキャップに対応可能なマルチキャッパに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数の種類のキャップに対してキャッピングを行うマルチキャッパでは、チャック等を備えるキャッパ本体の先端のキャッピングヘッドを交換可能な交換ユニットとし、取り扱われるキャップに合わせてキャッピングヘッド(交換ユニット)をキャッパ本体先端に取り付けることで異なるキャップのキャッピングに対応している(特許文献1)。特許文献1の構成では、交換ユニットの上端に位置するロッド状の接続部をキャッパ本体の連結具に設けられた下向きにバネ付勢される締結部内に挿入し、接続部の突起を締結部に係合させることで交換ユニットをキャッパ本体に連結している。また、交換ユニットを取り外すときには、バネ付勢力に抗して締結部を押し上げることで接続部と締結部の係合が解除される構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6882670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、作業者が締結部を操作して交換ユニットの着脱を行わなければならず作業効率が悪い。
【0005】
本発明は、効率的にキャッピングヘッドの交換を行えるキャッピング装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明であるキャッピング装置は、駆動源によって回転される駆動軸に連結部を介して着脱自在に連結されるとともに、キャップに係合する第1のキャッピングユニットと、前記連結部から前記第1のキャッピングユニットを取り外すとともに、当該第1のキャッピングユニットと異なるキャップに係合する第2のキャッピングユニットを前記連結部に取り付けるユニット交換手段と、を備えたキャッピング装置において、前記連結部には係止部が設けられており、前記第1及び第2のキャッピングユニットの上部には、揺動軸を中心に揺動可能とされ、上端に前記係止部と係合可能な係止爪が設けられるとともに、付勢手段によって前記係止爪が互いに接近する方向に付勢された少なくとも一対の連結アームが設けられ、前記連結アームの揺動軸より下方に前記キャッピングユニットの外周面から突出する突出部を設け、前記キャッピングユニット交換手段は、前記係止爪が前記係止部に係合した状態において前記連結アームの内側に挿入可能とされて前記連結アームを押し広げることが可能な解除部材と、前記突出部に下方から係合することにより、前記連結部から離脱した前記キャッピングユニットを支持可能な支持部材と、前記解除部材及び支持部材を待機位置と解除位置との間で前記キャッピングユニットの軸心に交差する方向に沿って移動させる移動手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
本発明の第2の発明であるキャッピング装置は、第1の発明において、解除位置に配置される前記支持部材に支持される前記キャッピングユニットを、解除位置と解除位置の鉛直下方のキャッピングユニット受け渡し位置との間で移動させる昇降手段を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡便な構造により、効率的にキャッピングヘッドの交換を行えるキャッピング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のキャッピング装置の容器搬送方向(X軸方向)に沿った側面図である。
図1のキャッピング装置のX軸方向に垂直なY軸方向から見た側面図である。
クランプが取り付けられたクランプ保持プレートの平面図である。
連結部近傍の構成と、連結部に連結される軸部の上端近傍の構成を示す拡大側面図である。
解除部材が取り外され、係止爪が係止部と係合しているときの図4のB-B断面図である。
解除部材が連結アームと連結部の隙間に押し込まれ、連結アームがテーパ面により付勢力に抗して広げられた状態が示されるB-B断面図である。
支持部材が装着されていない図4のC-C断面である。
支持部材が軸部に装着された状態での図4のC-C断面である。
支持部材にマグネット用いた変形例のクランプの構成を示す図4のC-C断面である。
クランプの支持部材をグリッパ型とした別の変形例の構成を示すC-C断面である。
キャップとともに回転させない部材が付属されたキャップのキャッピングを行うキャッピングへッドとマルチキャッパの連結状態を示す別の変形例の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1、図2は、本発明の一実施形態であるキャッピング装置の側面図である。図1はキャッピングされる容器Vの搬送方向(X軸方向)に沿ったキャッピング装置の側面図であり、図2はX軸方向に垂直なY軸方向から見た側面図である。なお、図面では垂直方向をZ軸方向として表す。
(【0011】以降は省略されています)

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