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公開番号2024042224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146793
出願日2022-09-15
発明の名称ディスペンサ
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B67D 1/08 20060101AFI20240321BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】非接触操作に応じて提供物を放出可能であると共に、意図しないタイミングで提供物が放出される可能性を低減し得るディスペンサを提供することを目的とする。
【解決手段】本体10には、前面から奥へ凹むように容器収容室18が設けられる。容器収容室18の上部に、氷を放出する放出部14a,24aが設けられる。容器収容室18の上部に、検出方向Xを下向きにして非接触検出センサ38が配設される。非接触検出センサ38における検出方向Xの前側に手指をかざすことで、非接触検出センサ38が手指を非接触で検出する。非接触検出センサ38の検出によって放出手段が動作し、前記放出部14a,24aから氷が放出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体の前面から奥へ凹むように設けられ、前方に開放する取出し口を介して容器が出し入れ可能な容器収容室と、該容器収容室の上部に設けられて提供物を下向きに放出する放出部と、を備え、容器収容室に収容した容器に、前記放出部から提供物を放出するよう構成されたディスペンサにおいて、
前記本体の前側から検出対象物が出入り可能な奥へ凹む空間の上部に、検出方向を下向きにして配設され、検出対象物を非接触で検出可能な非接触検出センサを備え、
該非接触検出センサによる検出対象物の検出に基づいて、前記放出部から提供物を放出するよう構成した
ことを特徴とするディスペンサ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記空間は、前記容器収容室である請求項1記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記非接触検出センサは、前記容器収容室における前記放出部より手前の上部に配設された請求項2記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記非接触検出センサは、前記放出部に対して左右方向にずらして配設された請求項2記載のディスペンサ。
【請求項5】
前記容器収容室の上部を画成する天井壁に、前記取出し口の上辺から奥に向けて下方傾斜する傾斜部が設けられ、該傾斜部に前記非接触検出センサが検出方向を下向きにして配設された請求項2記載のディスペンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料水や氷、ジュース、汁物等を提供するディスペンサに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
レストラン等の飲食店やホテルでは、飲料(飲料水やジュース、汁物)や氷等の提供物を客に提供するため、ディスペンサが使用されている(例えば、特許文献1参照)。ディスペンサは、本体に、前方に開放する取出し口が形成された容器収容室が内部に向けて凹設され、該容器収容室の天井に提供物の放出口が下向きに開口している。また、本体前面に、客等(ディスペンサの使用者)が操作する操作盤が設けられている。そして、客(使用者)は、容器収容室の底面にコップ等の容器を上向きに置いた状態で、操作盤に設けられた操作部を押圧操作することで、放出口から放出される提供物を容器で受け取ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6705566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では衛生意識が高まっており、公衆の場ではなるべく他人との直接的・間接的な接触を避ける行動をとるのが常識となっている。これに関し、前述のように押圧式の操作部を操作して提供物の提供を受けるディスペンサは、多数の客(ディスペンサの使用者)が操作部に接触するので、衛生上の懸念を払拭するには、使用者に手指の除菌を促す等の対策を充分に採らねばならず、店員・客の双方に手間や負担がかかる。このような背景から、衛生面を考慮したディスペンサに対する需要が高まっている。
【0005】
ディスペンサの使用者がディスペンサに触れずに放出口から提供物を放出するには、本体の前に手指をかざす等の非接触操作を検出可能なセンサ(非接触検出センサ)を用いることが考えられる。この場合のセンサとしては、例えば、赤外線等の光を出射する投光部と、その光を受光する受光部とを有し、投光部から外部に出射した光の変化を受光部で感知して検出対象物の有無を検出する光電センサ等を採用可能である。例えば、本体の前方空間に検出方向(光の出射方向)を向けるように光電センサを配置すれば、ディスペンサの使用者が本体の前にかざした手指を非接触状態で検出できる。
【0006】
しかしながら、飲食店の客がディスペンサの前を横切ったり、立ち止まって操作方法等を確認している際に、その客の身体の一部が光電センサの検出範囲に入ってしまい、提供物が放出されてしまう虞がある。このように意図しないタイミングで提供物が放出されると、その放出された提供物が周囲に飛散して客の衣服や床面等を濡らしたり汚してしまう問題がある。
【0007】
但し、単に光電センサの検出範囲を狭くするのでは、ディスペンサのユーザビリティの観点で問題がある。すなわち、光電センサの検出範囲が極端に狭いと、ディスペンサの使用者が注意して手指をかざさなければ、そのかざした手指がディスペンサに触れてしまうことになり、衛生上の懸念を払拭し得ない。
【0008】
本発明は、従来のディスペンサに内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、非接触操作に応じて提供物を放出可能であると共に、意図しないタイミングで提供物が放出される可能性を低減し得るディスペンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係るディスペンサは、
本体(10)の前面から奥へ凹むように設けられ、前方に開放する取出し口(18a)を介して容器(22)が出し入れ可能な容器収容室(18)と、該容器収容室(18)の上部に設けられて提供物を下向きに放出する放出部(14a,24a)と、を備え、容器収容室(18)に収容した容器(22)に、前記放出部(14a,24a)から提供物を放出するよう構成されたディスペンサにおいて、
前記本体(10)の前側から検出対象物が出入り可能な奥へ凹む空間(18)の上部に、検出方向(X)を下向きにして配設され、検出対象物を非接触で検出可能な非接触検出センサ(38)を備え、
該非接触検出センサ(38)による検出対象物の検出に基づいて、前記放出部(14a,24a)から提供物を放出するよう構成したことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、検出対象物が出入り可能な空間内において検出方向を下向きにして非接触検出センサを配設したので、客等がディスペンサの前側近傍を移動したり立ち止まったりした場合に、その客等の身体の一部が検出範囲に入って意図しないタイミングで提供物が放出されるといった不具合が生じる可能性を低減させ得る。また、非接触検出センサの検出範囲を狭くすることなく誤動作を防ぐことができるので、ユーザビリティに優れている。また、意図しないタイミングで提供物が放出されることで故障と誤認され、クレームの対象となる事態も防ぐことができる。また、非接触検出センサを検出対象物が出入り可能な空間の上部に配設したので、放出される氷や飲料が非接触検出センサの検出面に付着して検出精度が低下するのを防ぐことができる。更に、非接触検出センサは空間内に位置しているので、客等がディスペンサの前側近傍を移動する際に、客等の持ち物がぶつかって物理的故障が発生するのを防ぐことができる。
【0010】
請求項2の発明では、前記空間(18)は、前記容器収容室(18)であることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、容器収容室に非接触検出センサを配設したので、検出対象物が出入り可能な空間を別途設ける必要はなく、製造コストを低廉に抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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