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公開番号2024021667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124665
出願日2022-08-04
発明の名称紙幣管理システム及び紙幣管理方法
出願人NXキャッシュ・ロジスティクス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07D 11/40 20190101AFI20240208BHJP(チェック装置)
要約【課題】裁断及び廃棄される紙幣を削減し、紙幣の再発行枚数を抑え、偽造抵抗力や紙幣のクリーン度を維持することができる紙幣管理システム及び紙幣管理方法を提供すること。
【解決手段】紙幣管理システム1は、紙幣整理機2と、紙幣管理装置3と、再生処理装置4と、を備え、紙幣管理装置3は、汚損レベルに応じて紙幣が再生可能であるか否かを判定する再生可能判定部311と、紙幣の記番号と紙幣の過去の再生処理回数とを対応付けて記憶する記番号管理記憶部321と、紙幣が再生可能である場合、過去の再生処理回数が設定回数以下であるか否かを判定する再生条件判定部312と、再生処理装置4によって再生処理を行った紙幣の記番号に対応付けられる再生処理回数を更新する回数更新部314と、を備え、再生処理装置4は、過去の再生処理回数が設定回数以下である場合、紙幣に再生処理を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の紙幣の正損分類を行う紙幣整理機と、
前記紙幣の再生処理に関する情報を管理する紙幣管理装置と、
前記紙幣に再生処理を行う再生処理装置と、を備える紙幣管理システムであって、
前記紙幣整理機は、複数の紙幣の正損分類と同時に、前記紙幣の記番号、金種及び汚損レベルを読み取り、
前記紙幣管理装置は、
前記正損分類によって損券であると判定された紙幣から、前記汚損レベルに応じて前記紙幣が再生可能であるか否かを判定する再生可能判定部と、
前記紙幣の記番号と前記紙幣の過去の再生処理回数とを対応付けて記憶する記番号管理記憶部と、
前記紙幣が再生可能である場合、前記記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された前記過去の再生処理回数を読み出し、前記過去の再生処理回数が設定回数以下であるか否かを判定する再生条件判定部と、
前記再生処理装置によって前記再生処理を行った前記紙幣の前記記番号に対応付けられる前記再生処理回数を更新する回数更新部と、
を備え、
前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数以下である場合、前記紙幣に再生処理を行い、
前記紙幣整理機は、前記再生処理回数を更新した後に、前記正損分類を行い、正券であると判定された前記紙幣を再流通用の紙幣として取り扱う、
紙幣管理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数を超える場合、前記紙幣に再生処理を行わない、請求項1に記載の紙幣管理システム。
【請求項3】
前記再生処理は、前記紙幣を洗浄する工程、前記紙幣の皺を伸ばす工程及び前記紙幣を除菌する工程の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の紙幣管理システム。
【請求項4】
前記記番号管理記憶部は、前記紙幣の記番号、前記紙幣の前記過去の再生処理回数と、前記紙幣の過去の再生処理日時と、を対応付けて記憶し、
前記再生条件判定部は、前記紙幣が再生可能である場合、前記過去の再生処理回数に代えて、前記記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された前記過去の再生処理日時を読み出し、前記過去の再生処理日時に応じて判定する、
請求項1に記載の紙幣管理システム。
【請求項5】
前記再生条件判定部は、
前記過去の再生処理回数が設定回数以下であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たすか否かを判定し、
前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数以下であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たす場合、前記紙幣に再生処理を行い、
前記紙幣の判定条件は、過去に特定の再生拠点において再生処理が行われたこと、又は過去に特定の再生手法によって再生処理が行われたことを含む、
請求項1に記載の紙幣管理システム。
【請求項6】
前記再生条件判定部は、
前記過去の再生処理日時が設定期間以上又は設定期間以内であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たすか否かを判定し、
前記再生処理装置は、前記過去の再生処理日時が前記設定期間以上又は前記設定期間以内であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たす場合、前記紙幣に再生処理を行い、
前記紙幣の判定条件は、過去に特定の再生拠点において再生処理が行われたこと、又は過去に特定の再生手法によって再生処理が行われたことを含む、
請求項4に記載の紙幣管理システム。
【請求項7】
複数の紙幣の正損分類と同時に、前記紙幣の記番号、金種及び汚損レベルを読み取る工程と、
前記正損分類によって損券であると判定された紙幣から、前記汚損レベルに応じて前記紙幣が再生可能であるか否かを判定する工程と、
前記紙幣が再生可能である場合、記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された過去の再生処理回数を読み出し、前記過去の再生処理回数が設定回数以下であるか否かを判定する工程と、
前記過去の再生処理回数が前記設定回数以下である場合、前記紙幣に再生処理を行う工程と、
前記再生処理を行った前記紙幣の前記記番号に対応付けられる前記再生処理回数を更新する工程と、
前記再生処理回数を更新した後に、前記正損分類を行い、正券であると判定された前記紙幣を再流通用の紙幣として取り扱う工程と、
を備える紙幣管理方法。
【請求項8】
前記過去の再生処理回数が前記設定回数を超える場合、前記紙幣に再生処理を行わない工程を更に備える、請求項7に記載の紙幣管理方法。
【請求項9】
前記再生処理は、前記紙幣を洗浄する工程、前記紙幣の皺を伸ばす工程及び前記紙幣を除菌する工程の少なくとも1つを含む、請求項7に記載の紙幣管理方法。
【請求項10】
前記記番号管理記憶部は、前記紙幣の記番号、前記紙幣の過去の再生処理回数及び前記紙幣の過去の再生処理日時を対応付けて記憶し、
前記再生処理回数を判定する工程は、前記紙幣が再生可能である場合、前記過去の再生処理回数に代えて、前記記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された前記過去の再生処理日時を読み出し、前記過去の再生処理日時に応じて判定することを含む、請求項7に記載の紙幣管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣管理システム及び紙幣管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、銀行等の金融機関において、紙幣及び貨幣等の現金を処理及び管理するためのシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-24591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、紙幣は、年間約3000トンも裁断及び廃棄されている。このように裁断及び廃棄される紙幣を削減し、紙幣の再発行枚数を抑えることが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、裁断及び廃棄される紙幣を削減し、紙幣の再発行枚数を抑え、偽造抵抗力や紙幣のクリーン度を維持することができる紙幣管理システム及び紙幣管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の紙幣の正損分類を行う紙幣整理機と、前記紙幣の再生処理に関する情報を管理する紙幣管理装置と、前記紙幣に再生処理を行う再生処理装置と、を備える紙幣管理システムであって、前記紙幣整理機は、複数の紙幣の正損分類と同時に、前記紙幣の記番号、金種及び汚損レベルを読み取り、前記紙幣管理装置は、前記正損分類によって損券であると判定された紙幣から、前記汚損レベルに応じて前記紙幣が再生可能であるか否かを判定する再生可能判定部と、前記紙幣の記番号と前記紙幣の過去の再生処理回数とを対応付けて記憶する記番号管理記憶部と、前記紙幣が再生可能である場合、前記記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された前記過去の再生処理回数を読み出し、前記過去の再生処理回数が設定回数以下であるか否かを判定する再生条件判定部と、前記再生処理装置によって前記再生処理を行った前記紙幣の前記記番号に対応付けられる前記再生処理回数を更新する回数更新部と、を備え、前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数以下である場合、前記紙幣に再生処理を行い、前記紙幣整理機は、前記再生処理回数を更新した後に、前記正損分類を行い、正券であると判定された前記紙幣を再流通用の紙幣として取り扱う、紙幣管理システムに関する。
【0007】
また、前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数を超える場合、前記紙幣に再生処理を行わないことが好ましい。
【0008】
また、前記再生処理は、前記紙幣を洗浄する工程、前記紙幣の皺を伸ばす工程及び前記紙幣を除菌する工程の少なくとも1つを含むことが好ましい。
【0009】
また、前記記番号管理記憶部は、前記紙幣の記番号、前記紙幣の前記過去の再生処理回数と、前記紙幣の過去の再生処理日時と、を対応付けて記憶し、前記再生条件判定部は、前記紙幣が再生可能である場合、前記過去の再生処理回数に代えて、前記記番号管理記憶部から前記記番号及び前記記番号と対応付けて記憶された前記過去の再生処理日時を読み出し、前記過去の再生処理日時に応じて判定することが好ましい。
【0010】
また、前記再生条件判定部は、前記過去の再生処理回数が設定回数以下であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たすか否かを判定し、前記再生処理装置は、前記過去の再生処理回数が前記設定回数以下であり、かつ前記紙幣の判定条件を満たす場合、前記紙幣に再生処理を行い、前記紙幣の判定条件は、過去に特定の再生拠点において再生処理が行われたこと、又は過去に特定の再生手法によって再生処理が行われたことを含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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