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公開番号2024021272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123992
出願日2022-08-03
発明の名称開閉装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類F16C 11/06 20060101AFI20240208BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車両に対する連結強度を高めることができる開閉装置を提供する。
【解決手段】開閉装置は、軸状をなし、軸方向に伸縮可能な直動アクチュエータと、直動アクチュエータの端部に固定され、ボールとともにボールジョイントを構成するソケット100と、ソケット100に支持され、ソケット100とともにボールを保持する板ばね200と、ソケット100に対する板ばね200の変位を制限する制限位置に装着されるカバー300と、を備える。ソケット100は、ボールを収容する収容部110を有し、カバー300は、収容部110を挿入方向と直交する方向に挟む2つの側壁330を有する。収容部110は、第2凹部126を有し、側壁330は、カバー300が制限位置に位置するときに、第2凹部126に嵌まる凸部331を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有する車体と前記開口部を開閉する開閉体とを連結し、伸長することにより前記開閉体を開作動させる開閉装置であって、
前記車体及び前記開閉体の少なくとも一方は、ボールを含むボールスタッドを有するものであり、
軸状をなし、軸方向に伸縮可能な軸部材と、
前記軸部材の少なくとも一方の端部に固定され、前記ボールを収容する収容部を有し、前記ボールとともにボールジョイントを構成するソケットと、
前記ソケットに支持され、前記ソケットとともに前記ボールを保持する弾性体と、
前記ソケットに対する前記弾性体の変位を制限する制限位置に装着されるカバーと、を備え、
前記ソケットに対して前記ボールが挿入される方向を挿入方向としたとき、
前記カバーは、前記収容部を前記挿入方向と直交する方向に挟む2つの側壁を有し、
前記収容部及び前記側壁の一方は、凹部を有し、
前記収容部及び前記側壁の他方は、前記カバーが前記制限位置に位置するときに、前記凹部に嵌まる凸部を有する
開閉装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記カバーは、前記ソケットに対する前記弾性体の変位を許容する許容位置及び前記制限位置の一方の位置で前記ソケットに装着されるものであり、
前記凹部を第2凹部としたとき、前記収容部及び前記側壁の一方は、前記第2凹部に加えて、第1凹部を有し、
前記凸部は、前記カバーが前記許容位置に位置するときに、前記第1凹部に嵌まる
請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記軸方向と交差する方向に延びる溝状をなし、
前記第1凹部及び前記第2凹部の延びる方向を延在方向としたとき、
前記カバーは、前記ソケットに係合することにより、前記ソケットに対する前記延在方向の移動を規制する係合部を有する
請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記延在方向において、前記第1凹部の長さは、前記第2凹部の長さよりも短い
請求項3に記載の開閉装置。
【請求項5】
前記側壁は、前記側壁の長手方向における一端を固定端とし他端を自由端とする梁状をなし、前記側壁の長手方向にわたって延びる前記凸部を有し、
前記収容部は、前記第1凹部及び前記第2凹部と、前記軸方向における前記第1凹部及び前記第2凹部の間に前記凸部と摺動する摺動面を有し、
前記カバーは、前記凸部のうち前記側壁の固定端よりも前記側壁の自由端に近い部分が前記摺動面と摺動することにより、前記許容位置から前記制限位置に移動する
請求項3又は請求項4に記載の開閉装置。
【請求項6】
前記ソケット及び前記カバーのうち、前記凸部を有する部材を第1部材とし、前記第1凹部及び前記第2凹部を有する部材を第2部材としたとき、
前記第2部材は、前記軸方向における前記第1凹部及び前記第2凹部の間に、前記凸部と摺動する摺動面を有し、
前記カバーは、前記凸部が前記摺動面と摺動することにより、前記許容位置から前記制限位置に移動するものであり、
前記摺動面は、前記第1凹部に接続する第1摺動面と、前記第1摺動面に接続し前記第2凹部に向かって延びる第2摺動面と、を含み、
前記第2摺動面は、前記軸方向に対する傾きが前記第1摺動面と異なる
請求項2~請求項4の何れか一項に記載の開閉装置。
【請求項7】
前記第1摺動面の前記軸方向に対する傾きは、前記第2摺動面の前記軸方向に対する傾きよりも大きい
請求項6に記載の開閉装置。
【請求項8】
前記収容部は、前記挿入方向と直交する方向から見て円弧状をなす周壁を含み、前記周壁で前記ボールを覆いつつ前記ボールを収容し、
前記弾性体は、前記周壁の外周面に沿って延びる基部と、前記基部の両端からそれぞれ延び、前記収容部に収容される前記ボールを挟む2つの挟持部と、を有する板ばねであって、
前記カバーは、前記制限位置において、前記周壁とともに前記板ばねの前記基部を前記挿入方向に挟むことにより、前記板ばねの変位を制限する押さえ部を有し、
前記押さえ部は、前記板ばねの前記基部に沿う曲面状をなしている
請求項1に記載の開閉装置。
【請求項9】
前記カバーは、前記収容部に対して前記挿入方向から接する第1係合部と、前記収容部に対して前記挿入方向の逆方向から接する第2係合部と、を有し、
前記カバーが前記制限位置に位置する場合、前記第1係合部及び前記第2係合部は、前記挿入方向において、前記収容部を挟持する
請求項1に記載の開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドア開口部を有する車体と、ドア開口部を開閉するバックドアと、バックドアを駆動する開閉装置と、を備える車両が開示されている。開閉装置は、軸状をなし、軸方向に伸縮可能に構成されている。開閉装置は、軸方向における第1端に、車体に固定されるボールとともにボールジョイントを構成するソケットを有する。一方、開閉装置は、軸方向における第2端に、ドアに固定されるボールとともにボールジョイントを構成するソケットを有する。こうして、開閉装置の軸方向における両端部は、車体とバックドアとにそれぞれ連結されている。そして、開閉装置は、伸長することにより、バックドアを開作動させる。一方、開閉装置は、収縮することにより、バックドアを閉作動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2015-505015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような開閉装置は、車両に対する連結強度を高めることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]開口部を有する車体と前記開口部を開閉する開閉体とを連結し、伸長することにより前記開閉体を開作動させる開閉装置であって、前記車体及び前記開閉体の少なくとも一方は、ボールを含むボールスタッドを有するものであり、軸状をなし、軸方向に伸縮可能な軸部材と、前記軸部材の少なくとも一方の端部に固定され、前記ボールを収容する収容部を有し、前記ボールとともにボールジョイントを構成するソケットと、前記ソケットに支持され、前記ソケットとともに前記ボールを保持する弾性体と、前記ソケットに対する前記弾性体の変位を制限する制限位置に装着されるカバーと、を備え、前記ソケットに対して前記ボールが挿入される方向を挿入方向としたとき、前記カバーは、前記収容部を前記挿入方向と直交する方向に挟む2つの側壁を有し、前記収容部及び前記側壁の一方は、凹部を有し、前記収容部及び前記側壁の他方は、前記カバーが前記制限位置に位置するときに、前記凹部に嵌まる凸部を有する。
【0006】
開閉装置を車両に組み付ける作業は、カバーが制限位置に装着されない状態で行われる。この場合、ソケットに対して弾性体が変位しやすいため、弾性体を変形させつつ、ボールをソケットに挿入しやすくなる。ソケットにボールが挿入されると、ソケットに対して、カバーが制限位置に装着される。このとき、カバーの2つの側壁がソケットの収容部を挟むのに加え、凸部が凹部に嵌まる。すると、ソケットに対して弾性体が変位しにくくなるため、ソケットからボールが脱落しにくくなる。こうして、開閉装置は、カバーをソケットに強固に装着することにより、車両に対する連結強度を高めることができる。
【0007】
[態様2]態様1に記載の開閉装置において、前記カバーは、前記ソケットに対する前記弾性体の変位を許容する許容位置及び前記制限位置の一方の位置で前記ソケットに装着されるものであり、前記凹部を第2凹部としたとき、前記収容部及び前記側壁の一方は、前記第2凹部に加えて、第1凹部を有し、前記凸部は、前記カバーが前記許容位置に位置するときに、前記第1凹部に嵌まることが好ましい。
【0008】
カバーが許容位置に位置する場合、カバーの2つの側壁がソケットの収容部を挟むのに加え、凸部が第1凹部に嵌まる。このため、開閉装置は、許容位置に位置するカバーのソケットに対する装着強度を高めることができる。
【0009】
[態様3]態様2に記載の開閉装置において、前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記軸方向と交差する方向に延びる溝状をなし、前記第1凹部及び前記第2凹部の延びる方向を延在方向としたとき、前記カバーは、前記ソケットに係合することにより、前記ソケットに対する前記延在方向の移動を規制する係合部を有することが好ましい。
【0010】
開閉装置は、第1凹部又は第2凹部に凸部が嵌まることにより、カバーのソケットに対する軸方向の移動を制限できる。また、開閉装置は、係合部がソケットに係合することにより、カバーのソケットに対する延在方向における移動を制限できる。こうして、開閉装置は、制限位置及び許容位置において、カバーのソケットに対する装着強度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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