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公開番号2024019870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-14
出願番号2022122613
出願日2022-08-01
発明の名称仮設階段
出願人小岩金網株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04G 27/00 20060101AFI20240206BHJP(建築物)
要約【課題】設置場所を問わずかつ簡便な作業で任意の角度に保持した踏板部分を構築可能な仮設階段を提供する。
【解決手段】下段フレーム10、上段フレーム20、ステップ30および姿勢保持具40を少なくとも具備する。下段フレーム10および上段フレーム20の間には、ステップ30および姿勢保持具40を回動自在に連結する。姿勢保持具40は下段フレーム10との連結箇所と上段フレーム20との連結箇所との間の離隔長を調整可能である。使用時には、姿勢保持具40による離隔長の調整によって下段フレーム10に対するステップ30の姿勢を保持して踏板部分とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
斜面に設置する仮設階段であって、
下段フレーム、上段フレーム、ステップおよび姿勢保持具を少なくとも具備し、
前記下段フレームおよび前記上段フレームの間に、前記ステップおよび前記姿勢保持具を回動自在に連結してあり、
前記姿勢保持具は、前記下段フレームとの連結箇所と前記上段フレームとの連結箇所との間の離隔長を調整可能であり、前記離隔長の調整によって、前記下段フレームに対する前記ステップの姿勢を保持することを特徴とする、
仮設階段。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記姿勢保持具が、ターンバックルであることを特徴とする、
請求項1に記載の仮設階段。
【請求項3】
前記斜面に対し仮設階段を固定するためのアンカーピンおよび/または仮設階段に手すりを設けるための手すり用部材、を差し込み可能な、差し込み部を更に具備することを特徴とする、
請求項1に記載の仮設階段。
【請求項4】
斜面山谷方向に隣り合う他方の仮設階段との間で、互いに回動自在に連結可能な、連結部を設けたことを特徴とする、
請求項1に記載の仮設階段。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自然斜面や人工斜面(法面)等の斜面に設置して使用する仮設階段に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
法面に設置する仮設階段として、以下の特許文献1に係る仮設階段が知られている。
特許文献1に係る仮設階段は、左右一対の側けたを一組とする二組の支持体と、当該支持体間に回動自在に設けた踏板と、側けたの一端に設けて法尻の地面に接地させる伸縮脚とを設けており、踏板の角度が水平となるように伸縮脚の伸縮長を調整することで、階段を構築することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-128190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献に記載の仮設階段では、以下に記載する問題のうち、少なくとも何れか1つの問題を有する。
(1)伸縮脚の伸縮長を調整することでしか、踏板の角度を調整できない。
(2)法尻の地面に伸縮脚を接地させる必要があるため、設置場所に制約がある。
【0005】
よって、本発明は、設置場所を問わずかつ簡便な作業で任意の角度に保持した踏板部分を構築可能な仮設階段を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、斜面に設置する仮設階段であって、下段フレーム、上段フレーム、ステップおよび姿勢保持具を少なくとも具備し、前記下段フレームおよび前記上段フレームの間に、前記ステップおよび前記姿勢保持具を回動自在に連結してあり、前記姿勢保持具は、前記下段フレームとの連結箇所と前記上段フレームとの連結箇所との間の離隔長を調整可能であり、前記離隔長の調整によって、前記下段フレームに対する前記ステップの姿勢を保持することを特徴とする。
また、本願発明では、前記姿勢保持具としてターンバックルを用いることができる。
また、本願発明では、前記斜面に対し仮設階段を固定するためのアンカーピンおよび/または、仮設階段に手すりを設けるための手すり用部材、を差し込み可能な、差し込み部を更に具備してもよい。
また、本願発明では、斜面山谷方向に隣り合う他方の仮設階段との間で、互いに回動自在に連結可能な、連結部を更に具備してもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)下段フレームと上段フレームとの間を連結し、各フレーム間の離隔長を調整可能な姿勢保持具でもって、ステップを任意の角度で保持できる。
(2)姿勢保持具を、ターンバックルで構成することにより、当該ターンバックルの本体部の回転動作でもって、各フレーム間の離隔長を簡便に調整することができる。
(3)アンカーピンを差し込み可能な差し込み部を設けることで、仮設階段そのものを法面に固定できるため、各フレームの下端を地面に接地させることが必須とならず、設置場所に制約を受けない。
(4)手すり用部材を差し込み可能な差し込み部を設けることで、より安全性の高い歩行路を構築することができる。
(5)連結部でもって、仮設階段同士を回動自在に連結することで、複数の仮設階段を法面の不陸に追従させながら斜面山谷方向に設置していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
仮設階段の全体構成を示す概略図。
仮設階段の構造モデル上での倒伏姿勢から展開姿勢への遷移図。
仮設階段同士の連結状態を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
【0010】
<1>全体構成(図1)
本発明に係る仮設階段は、自然斜面や人工斜面(法面)等の斜面に設置して、当該斜面上に作業者等の歩行路を確保するための構造体である。
本発明に係る仮設階段は、少なくとも下段フレーム10、上段フレーム20、複数のステップ30および姿勢保持具40を具備する。
なお、図1に示す仮設階段では、上記した下段フレーム10、上段フレーム20、複数のステップ30、および姿勢保持具40に加えて、さらに、差し込み部50および連結部60を具備している。
以下、各部材の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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