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公開番号2024148576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061813
出願日2023-04-06
発明の名称たるみ解消治具
出願人有限会社新光工業
代理人個人
主分類E04H 15/64 20060101AFI20241010BHJP(建築物)
要約【課題】本発明では、タープや垂れ幕などの被固定物をロープで固定、設置する際に、ロープにたるみが生じるという問題を解決するたるみ解消治具を提供する。
【解決手段】
たるみ解消治具1は、被固定物に接続されたロープを一端に架け渡す第1回動部材10、被固定物を固定するための固定部材に接続されたロープを一端に架け渡す第2回動部材20及び第1回動部材10と第2回動部材20と、を同軸で相対的に回動可能に接続する接続部材30を備えており、第1回動部材と第2回動部材とを、相対的に回動することにより、第1のロープ及び第2のロープに撚りを生じさせることにより、ロープのたるみを解消する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
被固定物に接続された環状部を有する第1のロープを一端に架け渡す第1回動部材と、
被固定物を固定するための固定部材に接続された環状部を有する第2のロープを一端に架け渡す第2回動部材と、
第1回動部材の他端と第2回動部材の他端とを接続する接続部材と、を備え、
第1回動部材及び第2回動部材は、接続部材を介して接続され直線上に配置されており、
接続部材は、第1回動部材と第2回動部材とを、同軸で相対的に回動可能に接続しており、
第1回動部材と第2回動部材とを、相対的に回動することにより、第1のロープ及び第2のロープに撚りを生じさせることにより、ロープのたるみを解消することを特徴とするたるみ解消治具。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記接続部材は、本体部と、一端が本体部に挿通され、他端が本体部の内部に係止される接続ピンと、を備え、
本体部を前記第1回動部材に固定し、接続ピンを前記第2回動部材に固定することにより、前記第1回動部材と前記第2回動部材とを相対的に回動可能に接続することを特徴とする請求項1に記載のたるみ解消治具。
【請求項3】
前記第1回動部材及び前記第2回動部材は、それぞれ、ロープの環状部を係止する係止部を備え、
係止部にはロープを係止するための溝部と、前記第1回動部材または前記第2回動部材の回動に伴ってロープを回動させて撚りを形成するための案内部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のたるみ解消治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、テント、タープや垂れ幕等の被固定物をロープで固定、設置するときに生じるロープのたるみを解消するたるみ解消治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
テント、タープや垂れ幕等の被固定物をロープで固定、設置するときには、被固定物(例えば、タープ等)と被固定物を固定するための固定部材(例えば、ペグ等)にロープを張り渡して、そのロープに十分な張力をかけた状態を維持する必要がある。従来、このような固定は、ロープに張力をかけた状態で結んだり、自在治具を用いて行われていた。
【0003】
また、ロープを巻取り、その状態で固定することによりロープのたるみを解消する治具(特許文献1)やロープを挿通し、所定の状態で固定する治具(特許文献2)などが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-307551号公報
特開平8-182513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような方法では、ロープの張力に抗して固定力を付与するため、作業中に張力に抗することができずに十分な張力を得られず、ロープがたるんでしっかりとした固定ができなかったり、時間の経過につれて張力が低下し、ロープにたるみが生じたりする、という問題があった。
【0006】
本発明では、タープや垂れ幕などの被固定物をロープで固定、設置する際に、ロープにたるみが生じるという問題を簡単な構成の治具で解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、被固定物に接続された環状部を有する第1のロープを一端に架け渡す第1回動部材と、被固定物を固定するための固定部材に接続された環状部を有する第2のロープを一端に架け渡す第2回動部材と、第1回動部材の他端と第2回動部材の他端とを接続する接続部材と、を備え、第1回動部材及び第2回動部材は、接続部材を介して接続され直線上に配置されており、接続部材は、第1回動部材と第2回動部材とを、同軸で相対的に回動可能に接続しており、第1回動部材と第2回動部材とを、相対的に回動することにより、第1のロープ及び第2のロープに撚りを生じさせることにより、ロープのたるみを解消する、という技術的手段を用いる。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のたるみ解消治具において、前記接続部材は、本体部と、一端が本体部に挿通され、他端が本体部の内部に係止される接続ピンと、を備え、本体部を前記第1回動部材に固定し、接続ピンを前記第2回動部材に固定することにより、前記第1回動部材と前記第2回動部材とを相対的に回動可能に接続する、という技術的手段を用いる。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のたるみ解消治具において、前記第1回動部材及び前記第2回動部材は、それぞれ、ロープの環状部を係止する係止部を備え、係止部にはロープを係止するための溝部と、前記第1回動部材または前記第2回動部材の回動に伴ってロープを回動させて撚りを形成するための案内部が形成されている、という技術的手段を用いる。
【発明の効果】
【0010】
第1回動部材と第2回動部材とを、相対的に回動することにより、第1のロープ及び第2のロープに撚りを生じさせることができる。線径が太いロープでは、剛性が高いため、撚りが生じることにより長さが短くなる。これにより、被固定物と固定部材との間に介在するロープの長さを短くすることができ、張力を高めることができ、たるみを解消することができる。ロープに張力の方向と異なる方向(ほぼ垂直方向)の回転力を付与して、撚りを生じさせ、大きな張力を生じさせているため、ロープの張力に抗することなく小さな力で大きな張力を発生させることができるとともに、張力が低下しにくい。従って、ロープのたるみが解消した状態を長時間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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