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公開番号
2024160764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076075
出願日
2023-05-02
発明の名称
雨水利用システム
出願人
SANEI株式会社
代理人
弁理士法人岡田特許事務所
主分類
E04B
1/76 20060101AFI20241108BHJP(建築物)
要約
【課題】雨水を有効活用することができる雨水利用システムを提供する。
【解決手段】雨水利用システム100は、雨水を含む水を貯めるための少なくとも1つの雨水貯液槽10と、雨水貯液槽10内の水を送水する給水ポンプ20と、給水ポンプ20から給水を受けて、人P及び建築物70を含む対象物に水を散水するための散水部30と、外気温及び室温の少なくともいずれかの気温を測定するための少なくとも1つの第1気温計T1と、第1気温計T1が測定した気温が第1時間のあいだ第1気温以上と判定すると、給水ポンプ20を作動状態に制御する制御部40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
雨水を含む水を貯めるための少なくとも1つの雨水貯液槽と、
前記雨水貯液槽内の水を送水する給水ポンプと、
前記給水ポンプから給水を受けて、人及び建築物を含む対象物に水を散水するための散水部と、
外気温及び室温の少なくともいずれかの気温を測定するための少なくとも1つの気温計と、
前記気温計が測定した気温が第1時間のあいだ第1気温以上と判定すると、前記給水ポンプを作動状態に制御する制御部と、
を備える雨水利用システム。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記気温計が測定した気温が第2時間のあいだ第2気温以下と判定すると、前記給水ポンプを停止状態に制御し、
前記第2気温は前記第1気温よりも低い、請求項1に記載の雨水利用システム。
【請求項3】
前記雨水貯液槽内の水の水位を検出する液面計と、
前記雨水貯液槽への水の供給を停止するための遮断バルブと、をさらに備え、
前記制御部は、前記液面計が検出した水位が第1水位以上と判定すると、前記遮断バルブを閉状態とすることにより前記雨水貯液槽への水の供給を停止させる、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
【請求項4】
前記雨水貯液槽内の水の水位を検出する液面計と、
前記雨水貯液槽に水道水を供給する水道水供給部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記液面計が検出した水位が第2水位以下と判定すると、前記水道水供給部から前記雨水貯液槽に水道水を供給させる、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
【請求項5】
前記雨水貯液槽内の水の水温を測定するための水温計と、
前記制御部は、前記水温計が検出した水温が第1水温以上と判定すると、前記給水ポンプを停止状態に制御する、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
【請求項6】
前記雨水貯液槽内の水の水温を測定するための水温計と、
前記雨水貯液槽内の水を排出するための排出部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記水温計が検出した水温が第2水温以下と判定すると、前記排出部から前記雨水貯液槽内の水を排出する、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
【請求項7】
前記少なくとも1つの気温計は、異なる場所に配置された2つの気温計を含み、
前記制御部は、前記2つの気温計のいずれか1つが測定した気温が前記第1時間のあいだ前記第1気温以上と判定すると、前記給水ポンプを前記作動状態に制御する、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
【請求項8】
前記雨水貯液槽に送水される前記雨水を浄化する浄化装置をさらに備える、請求項1又は2に記載の雨水利用システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、雨水利用システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、家屋で居住する人が高温によって不快感を感じたり、熱中症にならないための散水システムが開示されている。具体的に、特許文献1には、家屋の屋根部及び側壁部に取り付けられ、家庭の水道管から水道水が給水される給水管と、家屋の外側の全方位にミストを噴出する複数の噴射ノズルと、を備えた散水システムが開示されている。これにより、噴射ノズルから家屋の外側の全方位にミストが噴出されるため、家屋の外側にミストの層が形成される。このミストの層の気化熱によって家屋が冷却され、家屋内を快適な温度に維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3226623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、水道管から給水された水道水を用いて家屋の冷却を行っているため、雨水が有効活用されていない点で改善の余地がある。
【0005】
したがって、本発明では、雨水を有効活用することができる雨水利用システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る雨水利用システムは、雨水を含む水を貯めるための少なくとも1つの雨水貯液槽と、雨水貯液槽内の水を送水する給水ポンプと、給水ポンプから給水を受けて、人及び建築物を含む対象物に水を散水するための散水部と、外気温及び室温の少なくともいずれかの気温を測定するための少なくとも1つの気温計と、気温計が測定した気温が第1時間のあいだ第1気温以上と判定すると、給水ポンプを作動状態に制御する制御部と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、外気温及び室温の少なくともいずれかの気温が第1時間のあいだ第1気温以上であると給水ポンプが作動状態となり、散水部から人及び建築物を含む対象物に水の散水が行われる。散水された水の気化熱による冷却によって対象物を冷却することができる。散水部から散水される水は雨水を含む水を貯めている雨水貯液槽から供給されるため、雨水を有効活用しつつ、人等が熱中症を発症することを抑制すること、及び、高温となった家屋、ビル、道路等の建築物を冷却すること等の少なくともいずれかを達成することができる。
【0008】
制御部は、気温計が測定した気温が第2時間のあいだ第2気温以下と判定すると、給水ポンプを停止状態に制御し、第2気温は第1気温よりも低いことが好ましい。
【0009】
雨水貯液槽内の水の水位を検出する液面計と、雨水貯液槽への水の供給を停止するための遮断バルブと、をさらに備え、制御部は、液面計が検出した水位が第1水位以上と判定すると、遮断バルブを閉状態とすることにより雨水貯液槽への水の供給を停止させることが好ましい。
【0010】
雨水貯液槽内の水の水位を検出する液面計と、雨水貯液槽に水道水を供給する水道水供給部と、をさらに備え、制御部は、液面計が検出した水位が第2水位以下と判定すると、水道水供給部から雨水貯液槽に水道水を供給させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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