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公開番号2024162324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077713
出願日2023-05-10
発明の名称スライドハンマー式ねじ付きペグ
出願人個人
代理人個人
主分類E04H 15/62 20060101AFI20241114BHJP(建築物)
要約【課題】
本願発明者は、テント張り等に必要とされるペグの打ち込み、また、引き抜きを容易にできるスライドハンマー式ねじ付きペグを提供する。
【解決手段】
頭部ねじ構造を有するペグと、下端に当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部及び上端に当該ねじ部を螺合する回動ハンドルを有し、ねじ部の上端面及び回動ハンドルの下端面間を摺動して、ねじ部上端面又はハンドル下端面を強打するスライドハンマーと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
頭部ねじ構造を有するペグと、
下端に当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部及び上端に当該ねじ部を螺合するハンドルを有し、ねじ部の上端面及び回動ハンドルの下端面間を摺動して、ねじ部上端面又は回動ハンドル下端面を強打するスライドハンマーと、
を有することを特徴とするスライドハンマー式ねじ付きペグ。
続きを表示（約 400 文字）【請求項２】
ペグの頭部ねじ構想が雄ねじ構造で、当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部が雌ねじ構造であることを特徴とする請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグ。
【請求項３】
ペグの頭部ねじ構想が雌ねじ構造で、当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部が雄ねじ構造であることを特徴とする請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグ。
【請求項４】
少なくとも請求項１に記載のペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を備えたパイプを有することを特徴とする請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグを使用するランタンスタンド。
【請求項５】
請求項１に記載のペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を有するパイプに替えて、ペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を備えた標識部材であることを特徴とする請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグを使用する地面配置標識。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、キャンプなど際のテントを支えるペグ（杭）、より詳しくは、ペグの打ち込み、引き抜きが容易なスライドハンマー式ねじ付きペグに関する。
続きを表示（約 3,300 文字）【背景技術】
【０００２】
キャンプなどでテントを張る際には、テントの周囲にペグを打ち込み、テントの四方等必要箇所をロープで固縛し，又はテントの端に設けられたペグ用孔に直接ペグを打ち込むなどしてテントを支えるようにしている。
この種のペグとしては、例えば、特開２０２３-２４３２５号公報に開示のものが知られている。特開２０２３-２４３２５号公報の開示は、発明名称「テント用ペグ」に係り、「軽量化を狙った樹脂製のテント用ペグは、強度が低く、硬い地面に打ち込もうとするとペグ全体が撓みやすく、打ち込みが難しいという問題や、単一の樹脂からなるものは、ロープを引っ掛けて引っ張ったときに、ロープに大きな荷重がかかると大きく撓み破断しやすいなどの問題、炭素繊維素材を用いたペグは、合金製のペグキャップとペグ先を接合する必要があり、ペグキャップとペグ先を別途接合する工程が必要なことや、廃棄時に分別する手間が発生する等の問題点に鑑み、軽量且つ高強度で低廉な価格で提供が可能な樹脂製のテント用ペグを開発すること」の発明解決課題において（同公報明細書段落番号０００５、０００６参照）、「熱可塑性樹脂に繊維状物を含ませた材料」とすることで（同公報特許請求の範囲請求項１の記載等参照）、「軽量且つ高曲げ弾性率で、しかも低廉な価格のテント用ペグの提供が可能である」との効果を奏するものである（同公報明細書段落番号０００９参照）。
【０００３】
図８は、特開２０２３-２４３２５号公報に図１として添付される開示発明の一実施形態を示す従来のテント用ペグの外観図であり、図８において、符号１０１は、テント用ペグ（以下、「ペグ」）、１１１は、フック部、１１２は、棒部、ＡＤ－ＡＤ線は切断ラインである（なお、符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、３桁に変更して説明した。）
図８に示すような従来のテント用ペグ１０１を地面に打ち込むには、図７（ａ）に示すように、例えば，右手１０３でハンマー１０２を握り、左手１０４でペグ１０１を支えながら地面１０６にペグ１０１を打ち込むようにし、また、地面１０６に打ち込まれたペグ１０１を地面１０６から引き抜く場合には、図７（ｂ）に示すように、ペグ１０１のフック部１１１にロープ１０５を通して地面１０６から引き抜くようにしていた。図７（ａ）（ｂ）において、１０１は、ペグ、１０２は、ハンマー、１０２ａは、ハンマー１０２の下端部フック、１０３は，ハンマー１０２を握る右手、１０４はペグ１０１を支える左手、１０５は、ロープ、１０６は、地面、１１１は、前述のフック部である。
【０００４】
しかしながら、図７（ａ）に示すように、ペグ１０１を地面１０６に打ち込む際には、片手（例えば，左手１０４）でペグ１０１を押さえて、もう片方の手(例えば、右手１０３）に持ったハンマー１０２でペグ１０１を叩いて打ち込むのであるが、初心者などには殊の外難しく，また、熟練者でもハンマー１０２でペグ１０１を支える左手１０４を叩いてしまうおそれもあったし、ペグ１０１を地面１０６から引き抜く際にも、ペグ１０１のフック部１１１にロープ１０５を絡ます等の作業が煩わしく、また、慣れない場合には、うまく行かないこともあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２３-２４３２５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上記のハンマーで支えた手を叩いてしまう等の問題点を解決するために、本願発明者は、テント張り等に必要とされるペグの打ち込み、また、引き抜きを容易にできるスライドハンマー式ねじ付きペグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本願請求項１に係る発明は、スライドハンマー式ねじ付きペグにおいて、頭部ねじ構造を有するペグと、下端に当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部及び上端に当該ねじ部を螺合する回動ハンドルを有し、ねじ部の上端面及び回動ハンドルの下端面間を摺動して、ねじ部上端面又はハンドル下端面を強打するスライドハンマーと、を有することを特徴とする。
また、本願請求項２に係る発明は、前記請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグにおいて、ペグの頭部ねじ構想が雄ねじ構造で、当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部が雌ねじ構造であることを特徴とする。
また、本願請求項３に係る発明は、前記請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグにおいて、ペグの頭部ねじ構想が雌ねじ構造で、当該頭部ねじ構造に螺合するねじ部が雄ねじ構造であることを特徴とする。
さらに、本願請求項４に係る発明は、前記請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグを使用するランタンスタンドにおいて、少なくとも請求項１に記載のペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を備えたパイプを有することを特徴とする。
そして、本願請求項５に係る発明は、前記請求項１に記載のスライドハンマー式ねじ付きペグを使用する地面配置標識において、請求項１に記載のペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を備えたパイプに替えて、ペグの頭部ねじ構造に螺合するねじ部を有する標識部材であることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
上記のような構成としたので、本発明に係るスライドハンマー式ねじ付きペグを利用することで、テント張り等に必要とされるペグの打ち込み、引き抜きを容易にできる。また、キャンプ灯に必要なランタンスタンドとしても簡単に利用することができる。特に、ねじ付きペグの頭部ねじ部に螺合するねじ構造を設ける部材とすることで容易に地面に標識を配置することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１（ａ）（ｂ）は、本発明に係るスライドハンマー式ねじ付きペグの一実施例であるスライドハンマー式ねじ付きペグの実施例１の概略を示す図である。
図２（ａ）（ｂ）は、スライドハンマー部６と、ねじ付きペグ部２とを係合する状態を示す図である。
図３は、本実施例１に係るスライドハンマー式ねじ付きペグ１を利用して、スライドハンマー８でねじ付きペグ部２の打ち込み方向の下方にあるスライドハンマーねじ部７の上面打撃部１０に打撃を加えてねじ付きペグ部２を地面１０６に打ち込む状態を示す図である。
図４は、本実施例１に係るスライドハンマー式ねじ付きペグ１を利用して、地面１０６に打ち込まれたねじ付きペグ部２を引き抜く状態を示す図である。
図５（ａ）（ｂ）（ｃ）は、地面１０６に打ち込まれたねじ付きペグ部２を使用してテント周囲の灯り取りであるランタンスタンドとして利用するための概略を示す図である。
図６は、図５（ａ）（ｂ）（ｃ）に示した繋ぎパイプ１５、ランタン吊り下げパイプ１８を利用し、さらに、繋ぎパイプ１５とランタン吊り下げパイプ１８との間に倒れ込み防止パイプ２２を介在させて、ランタン２１の吊り下げを実現してランタンスタンドとして利用する概略を示す図である。
図７（ａ）（ｂ）は、地面１０６に従来のペグ１０１を打ち込む状態及び地面１０６に打ち込まれた従来のペグ１０１を地面１０６から引き抜く状態を示す図である。
図８は、特開２０２３-２４３２５号公報に図１として添付される開示発明の一実施形態を示す従来のテント用ペグの外観図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明に係るスライドハンマー式ねじ付きペグを実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【実施例】
（【００１１】以降は省略されています）

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