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公開番号2024018571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121990
出願日2022-07-29
発明の名称細胞培養装置
出願人国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人,個人
主分類C12M 3/00 20060101AFI20240201BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】蓋を開閉する細胞培養装置において気密保持を容易にする。
【解決手段】細胞培養装置1は、開口を有する複数の貯留部21を備える培養容器2と、培養容器2に着脱可能に装着され、複数の貯留部21の開口を覆う蓋3と、培養容器2及び蓋3のいずれか一方に接続された空圧配管4と、培養容器2と蓋3との間に配置され、培養容器2と蓋3との間の気密を確保するラバーシート5と、を備え、培養容器2及び蓋3のいずれか一方に、複数の貯留部21の開口を囲い、ラバーシート5に向かって突出する線状のシール突起60が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開口を有する複数の貯留部を備える培養容器と、
前記培養容器に着脱可能に装着され、前記複数の貯留部の開口を覆う蓋と、
前記培養容器及び前記蓋のいずれか一方に接続された空圧配管と、
前記培養容器と前記蓋との間に配置され、前記培養容器と前記蓋との間の気密を確保するラバーシートと、を備え、
前記培養容器及び前記蓋のいずれか一方に、前記複数の貯留部の開口を囲い、前記ラバーシートに向かって突出する線状のシール突起が設けられている、
細胞培養装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記シール突起は、前記培養容器に設けられている、
請求項1に記載の細胞培養装置。
【請求項3】
前記蓋は、前記ラバーシートが密着する平滑面を有する、
請求項2に記載の細胞培養装置。
【請求項4】
前記蓋は、前記ラバーシートを前記平滑面に位置決めする複数の位置決め凸部を有する、
請求項3に記載の細胞培養装置。
【請求項5】
前記複数の位置決め凸部は、前記ラバーシートの短手方向の両側と、前記ラバーシートの長手方向の片側に設けられている、
請求項4に記載の細胞培養装置。
【請求項6】
前記培養容器は、前記複数の位置決め凸部が挿入される複数の位置決め凹部を備える、
請求項4または5に記載の細胞培養装置。
【請求項7】
前記空圧配管は、前記蓋に接続されている、
請求項1~5のいずれか一項に記載の細胞培養装置。
【請求項8】
前記蓋は、前記空圧配管と連通する複数の溝部を備え、
前記ラバーシートは、前記複数の溝部と前記複数の貯留部とを連通させる複数の連通孔を備える、
請求項7に記載の細胞培養装置。
【請求項9】
前記シール突起は、前記複数の貯留部のそれぞれの開口縁に沿って設けられている、
請求項1~5のいずれか一項に記載の細胞培養装置。
【請求項10】
前記複数の貯留部のうち、互いに隣接する貯留部の開口縁に沿って設けられる前記シール突起の少なくとも一部は、共通化されている、
請求項9に記載の細胞培養装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞培養装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、細胞培養装置が開示されている。この細胞培養装置は、貯留槽と、加圧ポンプと、を備えている。貯留槽は、容器状の槽本体と、蓋部と、を備えている。蓋部は、槽本体の開口を開閉自在かつ気密に閉止可能である。詳しくは、蓋部は、槽本体の第1培養液貯留室および第2培養液貯留室の上部開口をそれぞれ気密に閉止可能である。蓋部は、上部開口のそれぞれを包囲するように与えられたパッキンを介して槽本体の上面に当接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6823792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような細胞培養装置を用いて細胞を培養する際には、定期的な培養液の交換が必要となる。培養液の交換を行う際には、細胞培養装置の蓋を開閉するが、この際に、上記パッキン等のシール材が脱落する虞がある。また、従来のシール材は、複数の貯留部のそれぞれの上部開口を包囲するように多数配置されており、部品点数が多く、組み立てが煩雑である。さらに、培養容器と蓋との寸法誤差が大きいと、個々のシール材の弾性変形でその寸法誤差を吸収できない場合があり、気密の保持に問題が生じることがある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、蓋を開閉する細胞培養装置において気密保持を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る細胞培養装置は、開口を有する複数の貯留部を備える培養容器と、前記培養容器に着脱可能に装着され、前記複数の貯留部の開口を覆う蓋と、前記培養容器及び前記蓋のいずれか一方に接続された空圧配管と、前記培養容器と前記蓋との間に配置され、前記培養容器と前記蓋との間の気密を確保するラバーシートと、を備え、前記培養容器及び前記蓋のいずれか一方に、前記複数の貯留部の開口を囲い、前記ラバーシートに向かって突出する線状のシール突起が設けられている。
【0007】
また、本発明の一態様に係る細胞培養装置において、前記シール突起は、前記培養容器に設けられていてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様に係る細胞培養装置において、前記蓋は、前記ラバーシートが密着する平滑面を有してもよい。
【0009】
また、本発明の一態様に係る細胞培養装置において、前記蓋は、前記ラバーシートを前記平滑面に位置決めする複数の位置決め凸部を有してもよい。
【0010】
また、本発明の一態様に係る細胞培養装置において、前記複数の位置決め凸部は、前記ラバーシートの短手方向の両側と、前記ラバーシートの長手方向の片側に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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