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公開番号2024013263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022115203
出願日2022-07-20
発明の名称浮体
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63H 21/38 20060101AFI20240125BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】エネルギーロスを削減することができる浮体を提供する。
【解決手段】浮体は、浮体本体と、浮体本体に設けられて、液化ガスが貯留された液化ガスタンクと、浮体本体に設けられて、液化ガスによって駆動される燃焼器と、液化ガスタンクと燃焼器とを接続する液化ガスラインと、液化ガスラインの液化ガスがパージガスとともに導入されるノックアウトドラムと、ノックアウトドラムの下方に設けられて、ノックアウトドラムに貯留された液化ガスが流れ落ちる回収タンクと、回収タンクの気相領域と液化ガスラインの気相領域とを互いに連通させる均圧管と、回収タンクから液化ガスラインに液化ガスを送り込むことが可能な戻し管と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
浮体本体と、
前記浮体本体に設けられて、液化ガスが貯留された液化ガスタンクと、
前記浮体本体に設けられて、液化ガスによって駆動される燃焼器と、
前記液化ガスタンクと前記燃焼器とを接続する液化ガスラインと、
前記液化ガスラインの液化ガスがパージガスとともに導入されるノックアウトドラムと、
前記ノックアウトドラムの下方に設けられて、前記ノックアウトドラムに貯留された液化ガスが流れ落ちる回収タンクと、
前記回収タンクの気相領域と前記液化ガスラインの気相領域とを互いに連通させる均圧管と、
前記回収タンクから前記液化ガスラインに液化ガスを送り込むことが可能な戻し管と、
を備える浮体。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記回収タンクは、前記液化ガスラインの上方に設けられている、請求項1に記載の浮体。
【請求項3】
前記戻し管に設けられ、前記回収タンクから前記液化ガスラインに液化ガスを圧送する戻しポンプを備える、請求項1又は2に記載の浮体。
【請求項4】
前記回収タンク内の液化ガスの液面の上限位置及び下限位置を検知可能な液面センサを備える請求項1又は2に記載の浮体。
【請求項5】
前記ノックアウトドラムから前記回収タンクに液化ガスを導く回収管と、
前記回収管に設けられ、前記回収管を開閉可能な回収遮断弁と、
前記均圧管に設けられ、前記均圧管を開閉可能な均圧遮断弁と、
前記戻し管に設けられ、前記戻し管を開閉可能な戻し遮断弁と、
を備える、請求項1又は2に記載の浮体。
【請求項6】
前記回収タンク内を前記回収タンクの外部と連通させる放出管と、
前記放出管に設けられ、前記放出管を開閉可能な放出遮断弁と、
を備える、請求項1又は2に記載の浮体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、浮体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化ガスを燃料として海洋上を推進する船舶(浮体)が開示されている。この浮体は、液化ガスを貯留する貯留タンクと、液化ガスを燃料として使用するエンジンと、貯留タンクの液化ガスをエンジンに供給する燃料供給ラインと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-532016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような液化ガスを燃料とするエンジンでは、長期間運転を停止する際や、供給する燃料を切り替える際などに、エンジン及び配管内に残留した液化ガスをパージして排出する必要がある。このように排出された液化ガスは、パージガスと共にノックアウトドラムにより回収されて気液分離される。そして、この気液分離された液化ガスは、ノックアウトドラム内で蒸発させた後に大気中に放出されたり、除害装置によって除害されたりして、廃棄される場合が多く、エネルギーロスとなっている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、エネルギーロスを削減することができる浮体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る浮体は、浮体本体と、前記浮体本体に設けられて、液化ガスが貯留された液化ガスタンクと、前記浮体本体に設けられて、液化ガスによって駆動される燃焼器と、前記液化ガスタンクと前記燃焼器とを接続する液化ガスラインと、前記液化ガスラインの液化ガスがパージガスとともに導入されるノックアウトドラムと、前記ノックアウトドラムの下方に設けられて、前記ノックアウトドラムに貯留された液化ガスが流れ落ちる回収タンクと、前記回収タンクの気相領域と前記液化ガスラインの気相領域とを互いに連通させる均圧管と、前記回収タンクから前記液化ガスラインに液化ガスを送り込むことが可能な戻し管と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の浮体によれば、エネルギーロスを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の第一実施形態に係る船舶の燃料供給及び燃料パージを行う配管系統を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る液化ガスラインへの液化ガスの戻し手順を示すフローチャートである。
本開示の第二実施形態に係る船舶の燃料供給及び燃料パージを行う配管系統を示す図である。
本開示の第三実施形態に係る船舶の燃料供給及び燃料パージを行う配管系統を示す図である。
本開示の第四実施形態に係る船舶の燃料供給及び燃料パージを行う配管系統を示す図である。
本開示の第四実施形態に係る液化ガスラインへの液化ガスの戻し手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
(船舶)
以下、本開示の第一実施形態に係る浮体について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態の浮体は、液化ガスを燃焼して発生した熱エネルギーにより海洋上を推進する船舶1である。本実施形態では、燃焼器9の燃料の液化ガスとして、液化アンモニアが用いられる。なお、燃焼器9の燃料の液化ガスとして、液化アンモニアの他に、例えば、LNG(Liquefied Natural Gas)や、LPG(Liquefied Petroleum Gas)等が挙げられる。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の船舶(浮体)1は、船体(浮体本体)2と、上部構造4と、液化ガスタンク8と、燃焼器9と、配管系統10と、を備える。船舶1の船種は、特定のものに限られない。船舶1の船種として、例えば液化ガス運搬船、フェリー、RORO船、自動車運搬船、客船等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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