TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024005464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022105653
出願日2022-06-30
発明の名称定着装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240110BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着装置における加圧ローラの弾性層の熱膨張によるニップ幅の変化量を小さくする。
【解決手段】定着装置は、画像形成装置の装置本体に取り付けられ、シートを熱定着する。定着装置は、ヒータ10と、ヒータ10により加熱される加熱回転体(加熱ユニット2)と、加圧ローラ3とを備える。加圧ローラ3は、加熱回転体(加熱ユニット2)との間でシートを挟持する。加圧ローラ3は、シャフト3Aと、シャフト3Aに被覆された弾性層3Bとを有する。弾性層3Bの厚さTは、1mm≦T≦3mmである。加圧ローラ3の表面の硬度H(アスカーC)は、60°≦H≦67°である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置の装置本体に取り付けられ、シートを熱定着する定着装置であって、
ヒータと、
前記ヒータにより加熱される加熱回転体と、
前記加熱回転体との間でシートを挟持する加圧ローラであって、シャフトと、前記シャフトに被覆された弾性層と、を有する加圧ローラと、を備え、
前記弾性層の厚さTは、1mm≦T≦3mmであり、
前記加圧ローラの表面の硬度H(アスカーC)は、60°≦H≦67°であることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記加圧ローラの外径DPは、20mm≦DP≦22mmであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記弾性層は、シリコンゴムからなることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記弾性層は、表面にフッ素樹脂からなる表層を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記加熱回転体は、回転することで前記加圧ローラと共に前記シートを搬送する無端状のベルトであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記ベルトの前記ベルトの外周長LBは、75mm≦LB≦82mmであることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記加熱回転体と前記加圧ローラがニップ部を形成した場合における、前記弾性層のひずみASは、25%≦AS≦60%であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項8】
前記ベルトは、
ポリイミドからなる基層と、
前記基層の外側に被覆された、シリコンゴムからなる弾性層と、
前記弾性層の表面に位置する、フッ素樹脂からなる表層と、を有することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項9】
前記加熱回転体と前記加圧ローラとの一方を他方に向けて付勢するバネをさらに備え、
前記バネにより、前記加熱回転体と前記加圧ローラで前記シートを挟持する場合、前記加圧ローラの軸方向における単位長さ当たりの荷重SLは、2.8N/cm≦SL≦8.0N/cmであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記加圧ローラは、駆動源によって駆動され、
前記加熱回転体は、前記加圧ローラに従動して回転することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートにトナー像を定着させる定着装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置の装置本体内に配置され、シートにトナー像を定着させる定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置は、加熱ユニットと加圧ローラとを有している。シートは、加熱ユニットと加圧ローラとの間を通過するときに、加熱および加圧される。これにより、シート上のトナー像がシートに熱定着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-194541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
定着装置の小型化が求められている。定着装置を小型化するために、加圧ローラを小さくすると適切なニップ幅が得られないので、小型化しても適切なニップ幅を確保できるように弾性層を厚くすることが考えられる。しかしながら、加圧ローラの弾性層を厚くすると、弾性層の熱膨張の影響を受けやすく、ニップ幅の変化量が大きくなる。ニップ幅の変化量が大きくなると、例えば、加圧ローラと共にニップを形成する加熱ユニットのベルトがスリップしやすくなり、シートにしわが発生する可能性がある。このように、シートにしわが発生すると、トナー像を適切に定着することができず、画質不良が起こる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、加圧ローラの弾性層の熱膨張によるニップ幅の変化量を小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、画像形成装置の装置本体に取り付けられ、シートを熱定着する。定着装置は、ヒータと、ヒータにより加熱される加熱回転体と、加圧ローラと、を備える。加圧ローラは、加熱回転体との間でシートを挟持する。加圧ローラは、シャフトと、シャフトに被覆された弾性層と、を有する。
弾性層の厚さTは、1mm≦T≦3mmである。
加圧ローラの表面の硬度H(アスカーC)は、60°≦H≦67°である。
【0007】
この構成によれば、定着装置によってシートを熱定着する場合に、適切なニップ幅を確保するとともに、加圧ローラの弾性層の熱膨張の影響が小さくなる。このため、ニップ幅の変化量を抑制され、加圧ローラの弾性層が熱膨張しても、適切な熱定着をすることができるとともに、適切なシート搬送をすることができる。
【0008】
また、前記した定着装置において、加圧ローラの外径DPは、20mm≦DP≦22mmである構成としてもよい。
【0009】
この構成によれば、加圧ローラを小型化することで、定着装置を小型化できる。
【0010】
また、前記した定着装置において、弾性層はシリコンゴムからなる構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
印刷版の製造方法
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
東レ株式会社
ポジ型感光性組成物
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
27日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
27日前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像形成装置
2日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
12日前
キヤノン株式会社
トナー
12日前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成システム
2日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
6日前
ブラザー工業株式会社
カートリッジ
1か月前
中外テクノス株式会社
水中撮影装置
6日前
キヤノン株式会社
定着クリーニング
1か月前
日本化薬株式会社
処理液およびその使用方法
6日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
定着装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
日本化薬株式会社
処理液およびその使用方法
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
定着装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
定着装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る