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公開番号2023177659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022090447
出願日2022-06-02
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20231207BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物に圧縮荷重を適切に受け持たせることが可能な包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1は、互いに対向する底板20bおよび天板20aと、底板20bおよび天板20aに横折目線b1、b2を介して連接されると共に、縦折目線aによって両側端が規定される側板11、12と、を有し、側板11、12の底板20b側または天板20a側の両隅部側には、横折目線b1、b2および縦折目線a以外の補助折目線f、複数の切れ目が設けられた切れ目領域31および段潰し加工が施された段潰し領域の少なくともいずれか一つを有する変形誘起部30が設けられる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
互いに対向する底板および天板と、
前記底板および前記天板に横折目線を介して連接されると共に、縦折目線によって両側端が規定される側板と、を有する包装箱であって、
前記側板の前記底板側または前記天板側の両隅部側には、前記横折目線および前記縦折目線以外の補助折目線、複数の切れ目が設けられた切れ目領域および段潰し加工が施された段潰し領域の少なくともいずれか一つを有する変形誘起部が設けられることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱において、
前記側板には、前記底板側または前記天板側における2つの前記変形誘起部を繋ぐ線に沿って中間折目線が設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項2に記載の包装箱において、
前記変形誘起部は、前記補助折目線を有し、
前記補助折目線は、前記中間折目線の一端から近傍の前記横折目線側が凸となるように曲折した後に近傍の縦折目線側に向けて延びる線に沿って設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項3に記載の包装箱において、
前記補助折目線は、前記中間折目線側から近傍の前記縦折目線側に向けて近傍の前記横折目線から漸次離隔する線に沿って設けられ、
前記中間折目線は、近傍の前記横折目線側が凹となる線に沿って設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項4に記載の包装箱において、
前記変形誘起部は、前記補助折目線と近傍の前記横折目線との間に設けられた前記切れ目領域または前記段潰し領域を有することを特徴とする包装箱。
【請求項6】
請求項2に記載の包装箱において、
前記変形誘起部は、前記切れ目領域または前記段潰し領域を有し、
近傍の前記横折目線とは反対側の前記切れ目領域または前記段潰し領域の境界線は、前記中間折目線の一端から近傍の前記横折目線側が凸となるように曲折した後に近傍の縦折目線側に向けて延びる線に沿って設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項7】
請求項6に記載の包装箱において、
前記境界線は、前記中間折目線側から近傍の前記縦折目線側に向けて近傍の前記横折目線から漸次離隔する線に沿って設けられ、
前記中間折目線は、近傍の前記横折目線側が凹となる線に沿って設けられることを特徴とする包装箱。
【請求項8】
請求項1から5までのいずれか1項に記載の包装箱において、
前記変形誘起部は、前記側板の前記底板側または前記天板側のいずれか一側に設けられ、
他側の前記横折目線は、前記一側に向けて変位した変位部を有することを特徴とする包装箱。
【請求項9】
請求項8に記載の包装箱において、
前記側板の前記変位部側には、手穴が設けられ、
前記変位部は、前記手穴の前記横折目線方向における幅よりも大きい範囲に設けられることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種物品を収容する包装箱に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種物品を収容する包装箱として、段ボール等からなる一枚のブランクシートを折り曲げて製函される包装箱が普及している。一般に、このような包装箱は、矩形状の天板、底板および4つの側板からなる直方体状に構成されており、保管時や輸送時に床上に並べて配置するだけでなく、上下に積み重ねることも可能に構成されている。
【0003】
但し、包装箱を上下に積み重ねて配置した場合、下側の包装箱は上側の包装箱およびその内容物の重量により上下方向の圧縮荷重を受けることとなるため、内容物によっては包装箱が大きく変形または破損し、包装箱の外観が損なわれるだけでなく内容物の商品性まで低下してしまうときがある。
【0004】
従って、この圧縮荷重に対する包装箱の強度を高めるための手法が種々提案されている。また、包装箱の強度を高めるのではなく、側板が変形することで圧縮荷重の一部を内容物である容器に受け持たせ、これにより包装箱の破損を防止する手法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6595367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の包装箱は、上下方向の圧縮荷重が加わった場合に側板を折り曲げるための折目線である補助罫線を、上下方向の折目線である第三罫線に対して間隔を空けて設けているため、内容物に圧縮荷重を適切に受け持たせることができないという問題があった。
【0007】
すなわち、内容物に圧縮荷重を適切に受け持たせるためには、天板が内容物の頂面に対して略均等に接触するように、包装箱の上下方向寸法を短縮させる必要がある。しかしながら、上記特許文献1に記載の包装箱では、上下方向の圧縮荷重に対する強度が本来的に高い部分である第三罫線およびその近傍の変形が考慮されていないため、4か所の第三罫線およびその近傍の上下方向寸法が短縮し難く、天板が部分的に窪む等して天板と内容物が適切に接触しないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑み、内容物に圧縮荷重を適切に受け持たせることが可能な包装箱を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の包装箱は、互いに対向する底板および天板と、前記底板および前記天板に横折目線を介して連接されると共に、縦折目線によって両側端が規定される側板と、を有する包装箱であって、前記側板の前記底板側または前記天板側の両隅部側には、前記横折目線および前記縦折目線以外の補助折目線、複数の切れ目が設けられた切れ目領域および段潰し加工が施された段潰し領域の少なくともいずれか一つを有する変形誘起部が設けられることを特徴とする。
【0010】
本発明の包装箱によれば、縦折目線方向、すなわち縦方向の圧縮荷重を受けた場合に、変形誘起部の変形によって変形し難い縦折目線およびその近傍における変形を誘起することが可能となるため、側板の縦方向寸法を全体的に短縮させて天板を内容物に略均等に接触させ、内容物に圧縮荷重を適切に受け持たせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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