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公開番号2023170352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022082039
出願日2022-05-19
発明の名称船舶
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B63H 21/38 20060101AFI20231124BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】燃料調整室内で燃料が漏洩したとしても燃料調整室内の安全性を確保することができる船舶を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る船舶は、液化ガスを燃料とする推進用エンジンと、前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室4と、燃料調整室4内へ外気を取り込む吸気路5と、燃料調整室4内の空気を排出する排気路6を含む。排気路6にはファン63が設けられている。例えば、吸気路5にはファン53が設けられてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液化ガスを燃料とする推進用エンジンと、
前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室と、
前記燃料調整室内へ外気を取り込む吸気路と、
前記燃料調整室内の空気を排出する排気路と、を備え、
前記排気路にはファンが設けられている、船舶。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記吸気路にはファンが設けられている、請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記吸気路は、大気に対する開口を形成する第1ベンチレーターと、前記燃料調整室内に設けられた吸気ダクトを含み、
前記排気路は、大気に対する開口を形成する第2ベンチレーターと、前記燃料調整室内に設けられた排気ダクトを含む、請求項1または2に記載の船舶。
【請求項4】
前記液化ガスに由来する気化ガスは空気よりも重く、
前記燃料調整室内での前記排気ダクトの開口である排気口は、前記燃料調整室内での前記吸気ダクトの開口である吸気口よりも下方に位置する、請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
前記液化ガスに由来する気化ガスは空気よりも軽く、
前記燃料調整室内での前記排気ダクトの開口である排気口は、前記燃料調整室内での前記吸気ダクトの開口である吸気口よりも上方に位置する、請求項3に記載の船舶。
【請求項6】
前記排気路の圧力損失は、前記吸気路の圧力損失よりも小さい、請求項1または2に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷低減を目的として、LNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)などの液化ガスを燃料とする推進用エンジンを含む船舶が積極的に開発されている。液化ガスは、液体のまま推進用エンジンへ供給される場合もあるし、気体または超臨界流体にされて推進用エンジンへ供給される場合もある。
【0003】
例えば、特許文献1には、推進用エンジンの燃料である液化ガスを貯留する2つの燃料タンクを船体の上面を構成する甲板上に配置した船舶が開示されている。この船舶では、甲板上の船尾部分に上部構造体が設けられ、船幅方向において上部構造体の両側に燃料タンクが配置されている。
【0004】
また、特許文献1の船舶では、上部構造体および燃料タンクの後方に燃料調整室が配置されている。特許文献1には、燃料調整室について「液化ガス燃料を主推進機関や発電用機関まで供給するための関連機器を設置する」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-50135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような燃料調整室を含む船舶では、燃料調整室内で燃料が漏洩したとしても燃料調整室内の安全性を確保することが望まれる。
【0007】
そこで、本開示は、燃料調整室内で燃料が漏洩したとしても燃料調整室内の安全性を確保することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、液化ガスを燃料とする推進用エンジンと、前記推進用エンジンの上流側で前記燃料の温度および圧力を調整する機器を収容する燃料調整室と、前記燃料調整室内へ外気を取り込む吸気路と、前記燃料調整室内の空気を排出する排気路と、を備え、前記排気路にはファンが設けられている、船舶を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、燃料調整室内で燃料が漏洩したとしても燃料調整室内の安全性を確保することができる船舶が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは一実施形態に係る船舶の側面図、図1Bは同船舶の平面図である。
燃料タンクから推進用エンジンであるメインエンジンおよび発電用エンジンまでの配管系統図である。
図3Aは燃料調整室の平面図、図3Bは同燃料調整室の側面断面図である。
図4Aは変形例の船舶の側面図、図4Bは同船舶の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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