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公開番号2023169000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-29
出願番号2022080435
出願日2022-05-16
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20231121BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロアカバーが2部材から構成される電気接続箱において、防水性に優れる電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱1は、部品Rが収容される枠状のフレーム11と、フレーム11の下端開口を塞ぐように組み付けられるロアカバー12と、を備えて、ロアカバー12は、底壁部132、側壁部131、及び切欠き部136を有する第1ロアカバー13と、切欠き部136に対応する形状を有して、第1ロアカバー13に組み付けられる第2ロアカバー14と、を有し、第2ロアカバー14は、側壁部141、防水壁145、及び側壁部141と防水壁145とを連結する連結部146と、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が収容される枠状のフレームと、前記フレームの下端開口を塞ぐように組み付けられるロアカバーと、を備えた電気接続箱であって、
前記ロアカバーは、
底壁部と、前記底壁部の周縁から立設する側壁部と、前記側壁部の少なくとも一部が切り欠かれた切欠き部と、を有する第1ロアカバーと、
前記切欠き部に対応する形状を有して、前記第1ロアカバーに組み付けられる第2ロアカバーと、を有し、
前記第2ロアカバーは、
前記第1ロアカバーの前記側壁部と共に前記ロアカバーの側壁部を構成する側壁部と、
当該第2ロアカバーの前記側壁部よりも当該電気接続箱の内側に位置する防水壁と、
当該第2ロアカバーの前記側壁部と前記防水壁との間に鉛直方向に貫通する空隙が画成されるように、当該第2ロアカバーの前記側壁部と前記防水壁とを連結する連結部と、を有し、
前記防水壁は、
前記フレームと前記第2ロアカバーとの組付箇所に対応する位置に配置される、
電気接続箱。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記防水壁の上端部は、
前記組付箇所よりも鉛直方向上側に位置する、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項2に記載の電気接続箱において、
前記防水壁の前記上端部には、当該電気接続箱の内部において、当該電気接続箱の外側に向けて突出する庇部を更に有する、
電気接続箱。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の電気接続箱において、
前記第2ロアカバーは、
当該第2ロアカバーの前記側壁部の周方向全域に亘って前記防水壁が設けられる、
電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載されるとともにリレーやヒューズ等の電子部品が収容される収容空間を有するリレーボックスやヒューズボックス等の電気接続箱(以下、「従来電気接続箱」ともいう。)が提案されている。従来電気接続箱の一つは、電子部品が内部に配置される枠状のフレームと、フレームの下端開口を塞ぐように組み付けられるロアカバーと、を有して、電気接続箱の内部から外部へと電線が引き出される電線引出孔が形成されている(例えば、特許文献1~2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-282320号公報
特開2010-11544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電気接続箱を構成する各部材(フレームやロアカバー等)は、それぞれ、専用の金型に樹脂等を注入することによって製造されている。このため、フレームとロアカバーとによって電線引出孔が構成される場合には、金型の都合上、電線引出孔を形成可能な位置や電線を引き出せる向き(即ち、電線引出孔の向き)に限りがある。
【0005】
一方、電線引出孔を所望の位置(例えば、ロアカバーの底壁部)に形成したり電線を所望の向きに引き出したりするため、ロアカバーを2部材構成にする場合がある。この場合、ロアカバーを構成する2部材によって、電線引出孔が構成される。ただし、この場合、従来電気接続箱と比べて、部品点数が増えることから、部材間の組み付け箇所も増える。これにより、電気接続箱の内部への水等の液体の侵入経路も同様に増えてしまうため、上記電気接続箱には優れた防水性が要求される。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、ロアカバーが2部材から構成される電気接続箱において、防水性に優れる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、下記を特徴としている。
【0008】
電子部品が収容される枠状のフレームと、前記フレームの下端開口を塞ぐように組み付けられるロアカバーと、を備えた電気接続箱であって、
前記ロアカバーは、
底壁部と、前記底壁部の周縁から立設する側壁部と、前記側壁部の少なくとも一部が切り欠かれた切欠き部と、を有する第1ロアカバーと、
前記切欠き部に対応する形状を有して、前記第1ロアカバーに組み付けられる第2ロアカバーと、を有し、
前記第2ロアカバーは、
前記第1ロアカバーの前記側壁部と共に前記ロアカバーの側壁部を構成する側壁部と、
当該第2ロアカバーの前記側壁部よりも当該電気接続箱の内側に位置する防水壁と、
当該第2ロアカバーの前記側壁部と前記防水壁との間に鉛直方向に貫通する空隙が画成されるように、当該第2ロアカバーの前記側壁部と前記防水壁とを連結する連結部と、を有し、
前記防水壁は、
前記フレームと前記第2ロアカバーとの組付箇所に対応する位置に配置される、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電気接続箱について以下に述べる。
本構成の電気接続箱によれば、フレームと第2ロアカバーとの組み付け箇所から侵入してきた水が、フレームに収容された電子部品へ飛散したとしても、フレームと第2ロアカバーとの組付箇所に対応する位置に配置される防水壁に衝突し、電子部品への被水が防止される。更に、本構成の電気接続箱によれば、第2ロアカバーの側壁部と防水壁とが連結部によって連結されることで、第2ロアカバーの剛性、ひいては電気接続箱の剛性に優れる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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