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公開番号2024095131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212188
出願日2022-12-28
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタ嵌合された端子間の接続信頼性を向上させると共に、メス端子に対する保持力を向上させることができるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ10は、メス端子50が収容される端子収容室37a,37bを有するメスハウジング20を備え、相手側コネクタ70のオス端子90がメス端子50の電気接続部51に挿し込まれて導通される。電気接続部51に設けられたばね部52は、前方に向けて延設された片持ち梁状の可撓壁部53と、可撓壁部53の先端から後方に向けて折り返されたばね片部55と、可撓壁部53の外面側に凹設された凹部56と、を有する。メスハウジング20には、端子収容室37a,37b内に収容されたメス端子50の凹部56に係合しながら可撓壁部53を内方へ押圧付勢する押圧突部29,25と、係止部58に係合してメス端子50を抜け止めする可撓係止片23,26とが、設けられている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の電気接続部を有するメス端子と、前記メス端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手側コネクタと嵌合されることで、前記相手側コネクタのオス端子が前記メス端子の前記電気接続部に挿し込まれて導通されるコネクタであって、
前記電気接続部には、前方が自由端となったばね部が設けられており、
前記ばね部は、前記電気接続部の一側壁に一体形成され、前方に向けて延設された片持ち梁状の可撓壁部と、前記可撓壁部の先端から後方に向けて折り返されたばね片部と、前記可撓壁部の外面側に凹設された凹部と、を有し、
前記ハウジングには、前記端子収容室内に収容された前記メス端子の前記凹部に係合しながら前記可撓壁部を内方へ押圧付勢する押圧突部と、前記一側壁と対向する前記電気接続部の反対側壁に形成された係止部に係合して前記メス端子を抜け止めする可撓係止片とが、設けられている、
コネクタ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
複数の前記端子収容室が、前記押圧突部の押圧付勢方向に沿って複数段重ねて設けられており、
前記押圧突部が、前記押圧付勢方向の上流側端に位置する前記端子収容室の区画壁と、前記押圧付勢方向に沿って複数段重ねられたそれぞれの前記端子収容室間の区画壁に配置された前記可撓係止片と、に形成されている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ばね片部には、一対のスリットの間を曲げ加工する切り曲げにより形成された前記凹部と同じ方向に凸形状となるように曲げ形成された接触部が、前記凹部に対応した位置に設けられている、
請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相手側コネクタに嵌合されるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ハウジングの端子収容室内に収容されたメス端子が、ランス(可撓係止片)に係合されて端子収容室からの抜け止めがされるコネクタにおいて、強度を向上させるためのリブがランスに設けられたコネクタが知られている(特許文献1参照)。このようなコネクタによれば、端子収容室に収容されて設置されたメス端子の保持力の低下を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-79643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、メス端子における筒状の電気接続部におけるバネ片は、端子収容室内に収容されただけでは押圧付勢力を発生することができない。即ち、バネ片は、電気接続部に挿し込まれた相手側コネクタのオス端子により弾性変形させられることによって、接触荷重を発生する。
そこで、メス端子単体では、バネ片の接触荷重の不足が懸念される。そして、バネ片の接触荷重が不足した場合には、コネクタ嵌合された端子間に生じるガタによって微摺動摩耗が発生し、端子間の接続信頼性が低下する可能性がある。
また、端子収容室内に収容されたメス端子の係止がランスのみの為、ランスが破損した場合には端子収容室からメス端子が抜ける可能性がある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コネクタ嵌合された端子間の接続信頼性を向上させると共に、メス端子に対する保持力を向上させることができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
筒状の電気接続部を有するメス端子と、前記メス端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手側コネクタと嵌合されることで、前記相手側コネクタのオス端子が前記メス端子の前記電気接続部に挿し込まれて導通されるコネクタであって、
前記電気接続部には、前方が自由端となったばね部が設けられており、
前記ばね部は、前記電気接続部の一側壁に一体形成され、前方に向けて延設された片持ち梁状の可撓壁部と、前記可撓壁部の先端から後方に向けて折り返されたばね片部と、前記可撓壁部の外面側に凹設された凹部と、を有し、
前記ハウジングには、前記端子収容室内に収容された前記メス端子の前記凹部に係合しながら前記可撓壁部を内方へ押圧付勢する押圧突部と、前記一側壁と対向する前記電気接続部の反対側壁に形成された係止部に係合して前記メス端子を抜け止めする可撓係止片とが、設けられている、コネクタ。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コネクタ嵌合された端子間の接続信頼性を向上させると共に、メス端子に対する保持力を向上させることができるコネクタを提供できる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの斜視図である。
図2は、図1に示したコネクタの分解斜視図である。
図3は、図2に示したメス端子のばね部を示す斜視図である。
図4は、図2に示したメス端子の係止部を示す斜視図である。
図5は、図3に示したメス端子の縦断面図である。
図6は、図2に示したハウジングの縦断面図である。
図7は、ハウジングの上段の端子収容室へ挿入されるメス端子の挿入途中における要部拡大断面図である。
図8は、ハウジングの上段の端子収容室へ挿入されるメス端子の挿入完了状態における要部拡大断面図である。
図9は、ハウジングの下段の端子収容室へ挿入されるメス端子の挿入途中における要部拡大断面図である。
図10は、ハウジングの下段の端子収容室へ挿入されるメス端子の挿入完了状態における要部拡大断面図である。
図11は、嵌合されたコネクタと相手側コネクタの端子接続状態を示す要部断面図である。
図12は、図11におけるA部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタ10及び相手側コネクタ70の斜視図である。図2は、図1に示したコネクタ10の分解斜視図である。なお、本明細書中、コネクタ10及びメス端子50における前後方向、上下方向及び左右方向は、図2に示した矢印の方向に従うものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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