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公開番号2023157455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-26
出願番号2022067390
出願日2022-04-15
発明の名称駆動機構
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類F16H 25/12 20060101AFI20231019BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】良好なロック機能を有し省電力且つ簡便な駆動機構を得る。
【解決手段】駆動軸Maを有するモータMと、駆動軸Maの回転を受ける第1軸s1を有し、回転を減速しつつ駆動対象に伝達する減速部Gと、を備え、駆動軸Maの回転と連動して、駆動軸Maの回転時に第1軸s1の回転が許容されるアンロック状態となり、駆動軸Maの停止時に第1軸s1の回転が規制されるロック状態となる切替部Cを備えた駆動機構K。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動軸を有するモータと、
前記駆動軸の回転を受ける入力軸を有し、前記回転を減速しつつ駆動対象に伝達する減速部と、を備え、
前記駆動軸の回転と連動して、前記駆動軸の回転時に前記入力軸の回転が許容されるアンロック状態となり、前記駆動軸の停止時に前記入力軸の回転が規制されるロック状態となる切替部を備えた駆動機構。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記切替部が、前記モータに従動回転する少なくとも一つの摩擦板と、前記摩擦板に対向配置される押圧板と、前記押圧板を前記摩擦板に押圧する付勢部材と、前記摩擦板の回転軸心と同軸心に設けられて前記押圧板の押圧を解除する回転―直動変換部と、を有するクラッチを備えている請求項1に記載の駆動機構。
【請求項3】
前記回転―直動変換部が、前記駆動軸および前記押圧板の何れか一方に保持されて前記駆動軸の軸心の周りに回動する少なくとも一つのボールと、前記駆動軸および前記押圧板の何れか他方または両方に形成されたカム面と、を備えている請求項2に記載の駆動機構。
【請求項4】
前記切替部に、前記押圧板を操作する第2モータが備えられている請求項2または3に記載の駆動機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータと当該モータの駆動回転を減速させつつ駆動対象に伝達する減速部とを備えた駆動機構に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このような駆動機構としては例えば特許文献1に示すものがある(〔0006〕~〔0007〕および図3参照)。
【0003】
この駆動機構は、転舵アクチュータの出力軸の回転を直動機構部によって直進運動に変換し、これを操舵リンク機構に伝達するステアバイワイヤ式の操舵装置である。この装置では、回転出力軸7の外径側にこれと同心に外輪部材13を配置すると共に、回転出力軸7に対して回転自在にキャリア14を支持し、このキャリア14に支持した遊星ローラ16を外輪部材13に螺合させている。
【0004】
遊星ローラ16と外輪部材13とは螺旋状の凸条25と周方向溝26とで螺合しており、遊星ローラ16の自公転を軸方向移動に変換して、外輪部材13または回転出力軸7に対して各遊星ローラ16が軸方向に相対移動する。この各遊星ローラ16の相対移動に応じた外輪部材13の軸方向移動が操舵リンク機構のアームに伝達され転舵輪が転舵されるというものである。
【0005】
この構成によれば、転舵アクチュエータの回転出力軸の回転を遊星ローラの自公転により外輪部材の軸方向移動に変換する。よって、遊星ローラの機構が回転力を直線運動に変換する変換機構として機能するだけでなく、減速機の役割も担うことになり、小型化および軸方向長さの短縮化が可能となる。これにより、ステアバイワイヤ式操舵装置の転舵機構をホイールハウス内に収めることができ、車内スペースを広く確保することができる。また、回転力を直線運動に変換する変換機構として遊星ローラを用いることで、荷重保持が可能となり車両の直進等で転舵輪からの逆入力を防止しつつ省電力化も可能になるとのことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-95310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の駆動機構にあっては、車両の直進等で転舵輪からの逆入力を防止するために、遊星ローラ16と外輪部材13における螺旋状の凸条25と周方向溝26の断面が台形状とされている。しかし、本構成の場合、回転出力軸からの駆動回転が直動に変換されるまでの機械効率が低下し、モータが大型化する等の課題があった。
【0008】
このように、上記従来の駆動機構においては、種々の解決すべき課題を有しており、駆動対象を動作させない場合には良好なロック機能が発揮され、省電力且つ簡便な駆動機構が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(特徴構成)
本発明に係る駆動機構の特徴構成は、
駆動軸を有するモータと、
前記駆動軸の回転を受ける入力軸を有し、前記回転を減速しつつ駆動対象に伝達する減速部と、を備え、
前記駆動軸の回転と連動して、前記駆動軸の回転時に前記入力軸の回転が許容されるアンロック状態となり、前記駆動軸の停止時に前記入力軸の回転が規制されるロック状態となる切替部を備えた点にある。
【0010】
(効果)
本構成の駆動機構は、モータを駆動しない非通電の状態においては切替部がロック状態に維持される。よって、常時は非通電状態に維持される駆動対象を制御する場合には省電力化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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