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公開番号2023147782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-13
出願番号2022055490
出願日2022-03-30
発明の名称表示システム
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/00 20060101AFI20231005BHJP(車両一般)
要約【課題】複数の表示装置間における視認性を向上できる表示システムを提供する。
【解決手段】本実施形態の表示システムは、実景に重畳させて視認者に視認させる第一画像に係る第一表示光を出射する第一表示装置と、実景に重畳させることなく視認者に視認させる第二画像に係る第二表示光を出射する表示する第二表示装置と、外光の照度を取得する照度取得部と、照度が下がるにつれて第一表示光及び第二表示光の輝度を下げるよう第一表示装置及び第二表示装置を制御する表示制御部と、を備える。表示制御部は、照度が所定照度より高い場合、第一表示光の輝度及び第二表示光の輝度の差である表示器間輝度差が第一変化率で変化するように第一表示装置及び第二表示装置を制御する第一輝度制御を実行し、照度が所定照度以下の場合、表示器間輝度差が第一変化率よりも小さい第二変化率で変化するように第一表示装置及び第二表示装置を制御する第二輝度制御を実行する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
実景に重畳させて視認者に視認させる第一画像に係る第一表示光を出射する第一表示装置と、
前記実景に重畳させることなく前記視認者に視認させる第二画像に係る第二表示光を出射する表示する第二表示装置と、
外光の照度を取得する照度取得部と、
前記照度が下がるにつれて前記第一表示光及び前記第二表示光の輝度を下げるよう前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する表示制御部であって、前記照度が所定照度より高い場合、前記第一表示光の輝度及び前記第二表示光の輝度の差である表示器間輝度差が第一変化率で変化するように前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する第一輝度制御を実行し、前記照度が所定照度以下の場合、前記表示器間輝度差が前記第一変化率よりも小さい第二変化率で変化するように前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する第二輝度制御を実行する前記表示制御部と、を備える、表示システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、所定条件を満たし、かつ前記照度が所定照度以下の場合、前記第二輝度制御を実行し、前記所定条件を満たさず、かつ前記照度が所定照度以下の場合、前記表示器間輝度差が前記第一変化率以下であり前記第二変化率より大きい第三変化率で変化するように前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する第三輝度制御を実行する、請求項1記載の表示システム。
【請求項3】
前記所定条件は、前記第一画像と前記第二画像とが同一形態の画像であること、である、請求項2記載の表示システム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第二輝度制御実行中に前記所定条件を満たさなくなった場合、前記第三輝度制御において前記第一表示光及び前記第二表示光に適用される前記輝度に徐々に変更した上で前記第三輝度制御を実行し、前記第三輝度制御実行中に前記所定条件を満たした場合、前記第二輝度制御において前記第一表示光又は前記第二表示光に適用される前記輝度に徐々に変更した上で前記第二輝度制御を実行する、請求項2記載の表示システム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第二変化率を用いる場合、前記第一表示光の前記輝度を前記第三変化率を用いる場合の前記第一表示光の前記輝度よりも大きくし、前記第二表示光の前記輝度を前記第三変化率を用いる場合の前記第二表示光の前記輝度と同等にする、請求項2記載の表示システム。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記第二変化率を用いる場合、前記第二表示光の前記輝度を前記第三変化率を用いる場合の前記第二表示光の前記輝度よりも小さくし、前記第一表示光の前記輝度を前記第三変化率を用いる場合の前記第一表示光の前記輝度と同等にする、請求項2記載の表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の表示装置を有する車両用等の表示システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の表示装置が、車両内の複数箇所に配置され、これらを連動して制御することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-230625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両には、多様な表示態様で情報の表示が可能なヘッドアップディスプレイや、多くの情報の表示が可能な大型の表示パネルが搭載されるようになっている。また、視認者に特に必要な情報の内容を強調して伝達するために、複数の表示装置間で同一の画像を同時に表示することも行われ得る。しかしながら、表示装置の態様が異なると、同一の色相で画像を表示することを意図しても、表示装置固有の色相で表示されてしまい画像間に色相差が生じる虞がある。
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の表示装置間における視認性を向上できる表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の表示システムは、上述した課題を解決するために、実景に重畳させて視認者に視認させる第一画像に係る第一表示光を出射する第一表示装置と、前記実景に重畳させることなく前記視認者に視認させる第二画像に係る第二表示光を出射する表示する第二表示装置と、外光の照度を取得する照度取得部と、前記照度が下がるにつれて前記第一表示光及び前記第二表示光の輝度を下げるよう前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する表示制御部であって、前記照度が所定照度より高い場合、前記第一表示光の輝度及び前記第二表示光の輝度の差である表示器間輝度差が第一変化率で変化するように前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する第一輝度制御を実行し、前記照度が所定照度以下の場合、前記表示器間輝度差が前記第一変化率よりも小さい第二変化率で変化するように前記第一表示装置及び前記第二表示装置を制御する第二輝度制御を実行する前記表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示の表示システムにおいては、複数の表示装置間における視認性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態における表示システムのシステム構成例を示す図。
2つの表示装置による表示の一例を示す図。
第一輝度制御及び第三輝度制御における、上HUD輝度及び下HUD輝度と、照度との関係を示すグラフ。
第一輝度制御及び第三輝度制御における表示器間輝度差と照度との関係を示すグラフ。
主制御部により実行される輝度制御処理を説明するフローチャート。
上HUD画像及び下HUD画像が同一形態の画像である場合の表示例を示す説明図。
第一輝度制御及び第二輝度制御における表示器間輝度差と照度との関係を示すグラフである。
第一例としての第二輝度制御を説明する上HUD輝度及び下HUD輝度と照度との関係を示すグラフである。
主制御部により実行される第二例としての第二輝度制御を説明する上HUD輝度及び下HUD輝度と、照度との関係を示すグラフである。
主制御部により実行される第三例としての第二輝度制御を説明する上HUD輝度及び下HUD輝度と、照度との関係を示すグラフである。
主制御部により実行される第四例としての第二輝度制御を説明する上HUD輝度及び下HUD輝度と、照度との関係を示すグラフである。
図7に対応する他の例としての表示器間輝度差と照度との関係を示すグラフである。
他の上HUD輝度及び下HUD輝度の制御例を示すグラフ。
さらに他の上HUD輝度及び下HUD輝度の制御例を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の表示システムの実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示の表示システムは、例えば自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載される表示システムに適用することができる。本実施形態においては、本開示の表示システムが、車両に搭載され、車両から取得した各種情報等に基づいて所要の情報を表示する2つのヘッドアップディスプレイ(HUD、Head Up Display)を有する例を用いて説明する。
【0009】
図1は、本実施形態における表示システム10のシステム構成例を示す図である。
図2は、2つの表示装置による表示の一例を示す図である。
【0010】
以下の説明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「右」及び「左」は、図1及び図2における定義「Fr.」、「Re.」、「To.」、「Bo.」、「R」、及び「L」に従う。
(【0011】以降は省略されています)

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