TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023079045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192450
出願日2021-11-26
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20230531BHJP(計算;計数)
要約【課題】認証判定における設定を簡便にしつつ適切に認証判定を行える画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置100は、画像に含まれる人物の顔の特徴量を抽出する顔特徴量抽出部104と、第1認証対象者と第2認証対象者を含む複数の認証対象者と人物の顔の特徴量とに基づき、複数の認証対象者の各々について人物との一致度を示す照合スコアを算出する顔照合部107と、照合スコアに基づき人物が複数の認証対象者のいずれであるか判定する第1判定処理を実行する認証判定部111とを有し、認証判定部111は、人物が複数の認証対象者のいずれでもないと判定した場合、複数の認証判定者のうち最も照合スコアが高かった第1認証対象者に対する照合スコアと、第1認証対象者の次に照合スコアが高かった第2認証対象者に対する照合スコアとに基づき、人物が第1認証対象者であるか判定する第2判定処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像に含まれる人物の顔を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された顔の特徴量を抽出する抽出手段と、
第1認証対象者と第2認証対象者を含む複数の認証対象者の各々の特徴量と、前記人物の顔の特徴量とに基づき、当該複数の認証対象者の各々について、当該認証対象者と当該人物との一致度を示す照合スコアを算出する照合手段と、
前記照合手段から算出された照合スコアと認証閾値とに基づき前記人物が前記複数の認証対象者のいずれであるか判定する第1判定処理を実行する判定手段とを有し、
前記判定手段は、前記第1判定処理により前記人物が前記複数の認証対象者のいずれでもないと判定した場合、前記複数の認証判定者のうち最も照合スコアが高かった第1認証対象者に対する照合スコアと、当該第1認証対象者の次に照合スコアが高かった第2認証対象者に対する照合スコアとに基づき、前記人物が前記第1認証対象者であるか判定する第2判定処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記判定手段は、前記第2判定処理において、複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第1認証対象者との各照合スコアに基づく値と、当該複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第2認証対象者との各照合スコアに基づく値とに従って、前記人物が前記第1認証対象者であるか判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記判定手段は、複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第1認証対象者との各照合スコアに基づく値と、当該複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第2認証対象者との各照合スコアに基づく値との差分が閾値以上のフレームが所定数以上ある場合、前記人物が前記第1認証対象者であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第1認証対象者との各照合スコアに基づく値は、前記人物と前記第1認証対象者との当該各照合スコアのうち最小値であり、
前記複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第2認証対象者との各照合スコアに基づく値は、前記人物と前記第1認証対象者との当該各照合スコアのうち最小値であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第1認証対象者との各照合スコアに基づく値は、前記人物と前記第1認証対象者との当該各照合スコアの平均値であり、
前記複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第2認証対象者との各照合スコアに基づく値は、前記人物と前記第1認証対象者との当該各照合スコアの平均値であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記認証閾値を設定する設定手段を更に有し、
前記第2判定処理により前記人物は前記第1認証対象者であると判定された場合、前記設定手段は、前記第1認証対象者に対する認証閾値として、前記複数のフレームの画像の各々について算出された、前記人物と前記第1認証対象者との各照合スコアに基づく値を設定することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像に含まれる人物の顔を検出する検出工程と、
前記検出工程において検出された顔の特徴量を抽出する抽出工程と、
第1認証対象者と第2認証対象者を含む複数の認証対象者の各々の特徴量と、前記人物の顔の特徴量とに基づき、当該複数の認証対象者の各々について、当該認証対象者と当該人物との一致度を示す照合スコアを算出する照合工程と、
前記照合工程において算出された照合スコアと認証閾値とに基づき前記人物が前記複数の認証対象者のいずれであるか判定する第1判定処理を実行する第1判定工程と、
前記第1判定工程において、前記第1判定処理により前記人物が前記複数の認証判定者のいずれでもないと判定した場合、前記複数の認証判定者のうち最も照合スコアが高かった第1認証対象者に対する照合スコアと、当該第1認証対象者の次に照合スコアが高かった第2認証対象者に対する照合スコアとに基づき、前記人物が前記第1認証対象者であるか判定する第2判定処理を実行する第2判定工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、予め人物の顔が撮影された画像を登録しておき、認証を行うべき人物の顔が撮影された入力画像と登録画像を照合し、個人を識別して認証を行う顔認証技術が知られている。顔認証技術における顔認証処理では、認証判定の際に顔照合スコアの閾値が決められており、その閾値を超えた場合に本人であると判定され、認証される。認証判定は、登録画像と入力画像それぞれの撮影条件や登録画像に映っている個人の顔の特徴などの影響を受けるため、適切な顔照合スコアの閾値の設定が必要で、閾値が適切に設定されていないと、誤認証が発生する。
【0003】
顔認証技術の分野では、誤認証をなるべく低減し、認証精度を向上させることが望まれており、そのための様々な技術が提案されている。特許文献1では、登録画像とその撮影条件を保持しておき、撮影条件ごとに認証判定を行う際に用いる顔照合スコアの重みづけを行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-133541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、顔画像の登録の際に、撮影条件の設定を行わなければならず設定が煩雑であった。
【0006】
そこで本発明では、認証判定における設定を簡便にしつつ適切に認証判定を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば本発明に係る画像処理装置は、次の構成を有する。すなわち、画像に含まれる人物の顔を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された顔の特徴量を抽出する抽出手段と、第1認証対象者と第2認証対象者を含む複数の認証対象者の各々の特徴量と、前記人物の顔の特徴量とに基づき、当該複数の認証対象者の各々について、当該認証対象者と当該人物との一致度を示す照合スコアを算出する照合手段と、前記照合手段から算出された照合スコアと認証閾値とに基づき前記人物が前記複数の認証対象者のいずれであるか判定する第1判定処理を実行する判定手段とを有し、前記判定手段は、前記第1判定処理により前記人物が前記複数の認証判定者のいずれでもないと判定した場合、前記複数の認証判定者のうち最も照合スコアが高かった第1認証対象者に対する照合スコアと、当該第1認証対象者の次に照合スコアが高かった第2認証対象者に対する照合スコアとに基づき、前記人物が前記第1認証対象者であるか判定する第2判定処理を実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、認証判定における設定を簡便にしつつ適切に認証判定を行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システム構成の一例を示す図である。
画像処理装置の機能ブロックを示す図である。
認証対象者情報の登録処理の流れを示すフローチャートである。
判定処理の流れを示すフローチャートである。
第2判定処理を説明するための図である。
認証対象者の認証閾値を説明するための図である。
各装置のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、図示された構成に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
電子機器
1日前
キヤノン株式会社
発光装置
3日前
キヤノン株式会社
光学機器
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
1日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
仮想現実システム
3日前
キヤノン株式会社
スイッチング電源
3日前
キヤノン株式会社
液体容器及び記録装置
2日前
キヤノン株式会社
半導体回路および機器
2日前
キヤノン株式会社
半導体素子を有する装置
2日前
キヤノン株式会社
定着ベルト及び熱定着装置
1日前
キヤノン株式会社
印刷装置及びその制御方法
3日前
キヤノン株式会社
現像装置及び画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
容器、及び容器の製造方法
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、情報処理装置
2日前
キヤノン株式会社
液滴噴射デバイスの製造方法
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置およびその制御方法
2日前
キヤノン株式会社
電子機器およびその制御方法
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法
1日前
キヤノン株式会社
画像読取装置およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
映像生成装置およびその制御方法
3日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置及びその制御方法
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像方法及びプログラム
8日前
キヤノン株式会社
光源装置および投射型画像表示装置
3日前
キヤノン株式会社
熱処理装置、及びトナーの製造方法
8日前
キヤノン株式会社
制御装置、制御方法およびプログラム
1日前
キヤノン株式会社
加熱装置、定着装置及び画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
インプリント装置及び物品の製造方法
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置、制御方法、及びプログラム
1日前
キヤノン株式会社
トナーカートリッジ及び画像形成装置
1日前
続きを見る