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公開番号2024056183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162908
出願日2022-10-11
発明の名称仮想現実システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240416BHJP(計算;計数)
要約【課題】就業環境によっては、仮想現実システム上の文書の印刷ランニングコストは自己申告制となるため、業務で使用した費用の管理が困難である。
【解決手段】本発明は、少なくとも仮想現実映像を表示可能な表示部とユーザの操作を受け付ける操作部を備える仮想現実ヘッドセットと、少なくとも印刷ジョブを実行した際の印刷料金を管理する管理サーバと、前記仮想現実ヘッドセットおよび前記管理サーバと通信する情報処理装置と、画像形成装置と、を有する仮想現実システムであって、前記仮想現実ヘッドセットにおいて前記画像形成装置における印刷ジョブの実行が指示されることによって、前記管理サーバは、前記印刷ジョブの実行を完了した後に前記印刷ジョブの実行に関連した料金支払情報を記憶することを特徴とする。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも仮想現実映像を表示可能な表示部とユーザの操作を受け付ける操作部を備える仮想現実ヘッドセットと、少なくとも印刷ジョブを実行した際の印刷料金を管理する管理サーバと、前記仮想現実ヘッドセットおよび前記管理サーバと通信する情報処理装置と、画像形成装置と、を有する仮想現実システムであって、
前記仮想現実ヘッドセットにおいて前記画像形成装置における印刷ジョブの実行が指示されることによって、前記管理サーバは、前記印刷ジョブの実行を完了した後に前記印刷ジョブの実行に関連した料金支払情報を記憶することを特徴とする仮想現実システム。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記管理サーバは、前記印刷ジョブの実行に関連して料金支払設定の有無を確認し、前記料金支払い設定が有る場合には、前記印刷ジョブの実行を完了した後に前記料金支払い情報を記憶することを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項３】
前記仮想現実ヘッドセットにおいて前記画像形成装置における印刷ジョブの実行が指示された場合には、前記料金支払い設定があることを特徴とする請求項２に記載の仮想現実システム。
【請求項４】
前記画像形成装置と異なる画像形成装置を有し、
前記仮想現実ヘッドセットにおいて前記異なる画像形成装置における印刷ジョブの実行が指示された場合には、前記料金支払い設定がないことを特徴とする請求項２に記載の仮想現実システム。
【請求項５】
前記料金支払い情報は、前記印刷ジョブのジョブ情報に含まれることを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項６】
前記料金支払い情報は、前記画像形成装置の機器情報に含まれることを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項７】
前記料金支払い情報は、前記印刷ジョブのジョブ情報に基づいて、前記管理サーバが計算した情報であることを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項８】
前記管理サーバは、前記画像形成装置における印刷ジョブを実行したユーザのユーザＩＤと、前記料金支払い情報を関連付けて記憶することを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項９】
前記管理サーバは、前記仮想現実映像を制御する仮想現実サーバとしての機能を含み、
前記管理サーバは、前記情報処理装置から印刷要求を受け付けると前記印刷要求で印刷枚数を確認し、前記印刷要求による印刷ジョブを実行することによって閾値を超える場合、前記料金支払いに関する警告を前記ヘッドセットに表示させることを特徴とする請求項１に記載の仮想現実システム。
【請求項１０】
前記警告は、前記閾値を超えた枚数は、前記料金支払い情報としてカウントされない旨の情報であることを特徴とする請求項９に記載の仮想現実システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、メタバース空間において印刷処理を担う画像形成装置のアバターから現実空間へ接続された画像形成装置の課金処理を実行するシステム、その制御方法、及びそのプログラムに関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、インターネット上に構成される３次元の仮想空間上で様々なサービスを提供するメタバースが普及し始めている。ユーザは、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスなどの仮想オブジェクトの描画に対応した専用ハードウェアや、ＰＣやスマートフォンのようなプログラムの実行環境が内蔵された端末を用いて、メタバース空間にアクセスできる。さらにメタバース空間上で自分自身の分身を表すキャラクターであるアバターを操作することで、メタバース空間で提供される様々なサービスを利用することができる。
【０００３】
メタバースは、メタバース空間のオフィスにアバターで出社し業務を行えるバーチャルオフィスや、メタバース空間内でイベントを行うバーチャルイベントなど、ビジネスシーンでの活用事例が増えている。それに伴い、メタバース空間で閲覧できる文書や画像などのコンテンツを印刷したいという需要が見込まれる。
【０００４】
特許文献１では、実空間の会議をメタバース空間に置き換えるシステムが開示されており、複数の会議参加者と、会議参加者に対応する複数のアバターの仮想空間内の位置を含む会議データをもとにメタバース空間内で、会議を行うことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１９－０８２９９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
仮想現実システム上でオンライン会議をする際、仮想現実システム上の文書を印刷する必要が出る場合がある。在宅勤務（リモートワーク環境）の場合では、自身のプリンタを使用する場面が出ることがある。その場合、紙代やインク代などのランニングコストが個人負担となる。
【０００７】
つまり、就業環境によっては、仮想現実システム上の文書の印刷ランニングコストは自己申告制となるため、業務で使用した費用の管理が困難である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、少なくとも仮想現実映像を表示可能な表示部とユーザの操作を受け付ける操作部を備える仮想現実ヘッドセットと、少なくとも印刷ジョブを実行した際の印刷料金を管理する管理サーバと、前記仮想現実ヘッドセットおよび前記管理サーバと通信する情報処理装置と、画像形成装置と、を有する仮想現実システムであって、前記仮想現実ヘッドセットにおいて前記画像形成装置における印刷ジョブの実行が指示されることによって、前記管理サーバは、前記印刷ジョブの実行を完了した後に前記印刷ジョブの実行に関連した料金支払情報を記憶することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は、仮想現実システム上の文書を印刷した際のランニングコストの管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
仮想現実システムの構成を概念的に示す図
ヘッドセットのハードウェア構成を示すブロック図
ヘッドセットのソフトウェア構成を示すブロック図
画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図と外観図
画像形成装置のソフトウェア構成を示すブロック図
メタバース運営サーバのハードウェア構成を示すブロック図
メタバース運営サーバのソフトウェア構成を示すブロック図
ヘッドセットの表示例の図
クライアント端末ＰＣのハードウェア構成を示すブロック図
印刷代の課金処理を行うフローチャートを示す図
印刷代の課金処理を行うシーケンスを示す図
印刷部数が上限以内の時のヘッドセットの表示を示す図
印刷部数が上限を超えている時のヘッドセットの表示を示す図
印刷代の課金処理を行うフローチャートを示す図
印刷代の課金処理を行うシーケンスを示す図
印刷代の課金対象外の場合のシーケンスを示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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