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公開番号2024057822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164745
出願日2022-10-13
発明の名称放射線撮像装置及びその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類A61B 6/00 20240101AFI20240418BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】放射線撮像装置の大型化を回避しつつ、撮影に必要な放射線撮像装置の準備動作を自動で行える仕組みを提供する。
【解決手段】被検体20を撮影して放射線画像を取得する放射線撮像装置200において、外部装置であるワークステーション100から取得した検査情報111を記憶するメモリ260と、被検体20の識別情報を読み取る識別情報読取手段270と、メモリ260に記憶された検査情報111と識別情報読取手段270で得られた被検体20の識別情報とに基づいて、被検体20の撮影における放射線撮像装置200の準備動作を行うFPD制御回路230を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検体を撮影して放射線画像を取得する放射線撮像装置であって、
外部装置から取得した検査情報を記憶する記憶手段と、
前記被検体の識別情報を読み取る読取手段と、
前記記憶手段に記憶された検査情報と、前記読取手段で得られた前記被検体の識別情報とに基づいて、前記撮影における当該放射線撮像装置の準備動作を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記検査情報は、被検体の識別情報と、撮影情報と、を含む情報であり、
前記制御手段は、前記記憶手段から、前記読取手段で得られた前記被検体の識別情報を含む前記検査情報を取得し、当該取得した検査情報に含まれる前記撮影情報に基づいて前記準備動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記被検体は、患者であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記準備動作の種類として、前記撮影が静止画撮影である場合の放射線の照射時間の長さで区別された準備動作があることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記準備動作の種類として、前記撮影が静止画撮影であるか動画撮影であるかで区別された準備動作があることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記準備動作が終了したことと、前記撮影が終了したことを通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項7】
前記準備動作としてどのような準備動作を実施しているのかを通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記撮影が終了した際に、当該放射線撮像装置の動作モードを省電力モードにする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項9】
前記制御手段は、当該放射線撮像装置の動作モードとして、前記準備動作の開始から前記撮影の終了までの第1期間を撮影モードにし、前記第1期間を除く第2期間を省電力モードにする制御を行い、
前記制御手段は、前記省電力モードのときに前記読取手段の動作を有効にする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項10】
前記被検体の前記放射線画像と前記被検体の前記検査情報とを含む検査結果情報を前記外部装置に送信する通信手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体を撮影して放射線画像を取得する放射線撮像装置及びその制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、放射線撮像装置は、据え置き型の放射線撮影システムに組み込まれたものや、可搬型のフラットパネルディテクタ(以下、「FPD」と記載する)として構成されたものなどが知られている。放射線撮像装置の一種であるFPDは、その可搬性を活かして、放射線撮影室内で被検体である患者の近くに配置された上での撮影や、放射線撮影室外の移動が困難な患者のもとに運ばれて回診の際の撮影などに活用されている。例えば、この回診の際には、FPDと、当該FPDの制御装置と、当該制御装置を介してFPDと同期して放射線を照射する放射線発生装置と、がセットとなって一体となった回診用放射線撮影装置が用いられる。この回診用放射線撮影装置では、制御装置が、情報の入出力手段、撮影した放射線画像(撮影画像)の記憶手段、回診時の患者ごとの検査情報の記憶手段などを備えていることが一般的である。そして、この回診用放射線撮影装置を用いて回診を行う場合には、事前に検査情報を制御装置の記憶手段に記憶して登録し、患者のところへ移動した後に制御装置の入出力手段で検査情報を確認して撮影を開始する。また、この回診用放射線撮影装置では、検査情報をもとにして撮影に必要なFPDの準備動作も自動で行えるので、検者である技師の準備作業が効率化できる。
【0003】
しかしながら、上述した回診用放射線撮影装置は、大きく且つ重いため(装置の大型化のため)、移動させるのに労力がかかり、移動ルートや撮影できる場所が制限されてしまうという問題がある。この問題を考慮して、例えば、放射線撮像装置として放射線が照射されたことを自動で検知するFPDを用いて、当該FPDと放射線発生装置だけで回診を行う方法が考えられる。この回診方法では、上述した制御装置が無くなることにより、移動する際の持ち物が減り、上述した回診用放射線撮影装置に比べて大きさも小さくなって、移動が容易になり、撮影に必要なスペースを小さくすることもできる。ただし、上述した回診方法では、検査情報の記憶手段が無い一方で、撮影画像はFPD内に記憶されることから、撮影画像と検査情報を別で管理することになり、撮影画像と患者の取り違えが発生するという問題がある。
【0004】
上述した撮影画像と患者の取り違えが発生するという問題の対処方法として、特許文献1に記載の技術が挙げられる。特許文献1では、FPDに、患者識別情報を読み込む手段としてバーコードリーダーなどを備え、これを用いて撮影前に患者識別情報を読み取り、その後、撮影画像に患者識別情報を付加することで、撮影画像と患者の取り違えに対処している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2018-525072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に記載の技術では、上述した回診用放射線撮影装置では検査情報をもとにして自動で行えた撮影に必要なFPD(放射線撮像装置)の準備動作が、自動で行えないという課題があった。このため、特許文献1に記載の技術では、例えば、撮影の種類が制限されるという不具合や、撮影準備時に検者が手動で行う作業(患者の確認、患者の撮影情報の確認、FPDへの設定入力など)が増加するという不具合が発生する。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、放射線撮像装置の大型化を回避しつつ、撮影に必要な放射線撮像装置の準備動作を自動で行える仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の放射線撮像装置は、被検体を撮影して放射線画像を取得する放射線撮像装置であって、外部装置から取得した検査情報を記憶する記憶手段と、前記被検体の識別情報を読み取る読取手段と、前記記憶手段に記憶された検査情報と、前記読取手段で得られた前記被検体の識別情報とに基づいて、前記撮影における当該放射線撮像装置の準備動作を行う制御手段と、を備える。
また、本発明は、上述した放射線撮像装置の制御方法を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、放射線撮像装置の大型化を回避しつつ、撮影に必要な放射線撮像装置の準備動作を自動で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
図1に示す放射線撮影システムを利用して、技師(検者)が行う回診作業における処理手順の一例を示すフローチャートである。
図1に示す放射線撮像装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影システムの回診時の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
本発明の第2の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
図5に示す放射線撮像装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
本発明の第3の実施形態に係る放射線撮像装置の外観(筐体)の一例を示す図である。
比較例に係る放射線撮影システムの回診時の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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