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公開番号2024058750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166038
出願日2022-10-17
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240422BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 記録材に形成されるトナー像で、光沢性に差が生じることを抑制することを目的とする。
【解決手段】 加熱回転体と加圧回転体とでニップを形成し、ニップ部で、トナー像を担持した記録材に熱と圧力を与えることで定着を行い、搬送方向においてニップの下流で記録材に気体を吹き付ける吹き付け部材と、記録材に画像を形成するジョブを受け付ける受付部と、受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材の先端が前記ニップに到達するまでの間であって、吹き付け部材は所定量以上の気体を吹き付ける動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能で記録材を加熱する加熱回転体と、
前記加熱回転体に当接し、ニップ部を形成する加圧回転体と、
前記加圧回転体は前記加熱回転体とともに、前記ニップ部で、トナー像を担持した記録材に熱と圧力を与えることで定着を行い、
記録材の搬送方向において前記ニップ部の下流に設けられ、記録材に気体を吹き付ける吹き付け部材と、
前記吹き付け部材は、気体が吐出されるノズルと、気体の流路である第一流路と、前記第一流路と前記ノズルとをつなぐ第二流路と、を有し
前記第一流路は前記加熱回転体の幅方向において、前記加熱回転体の加熱領域と対向しており、
前記第二流路は前記幅方向において、前記加熱回転体の外側に位置し、且つ前記ノズルに接続され、
記録材に画像を形成するジョブを受け付ける受付部と、
前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材の先端が前記ニップ部に到達するまでの間であって、前記吹き付け部材は所定量以上の気体を吹き付ける動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記吹き付け部材はコンプレッサを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記吹き付け部材は前記ジョブ中に、記録材に対して吹き付け動作を行い、次の記録材に吹き付け動作を行うまで、吹き付け動作を停止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記吹き付け部材は、前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材が前記ニップ部に到達するまでの間に気体を吹き付ける動作を行った後、吹き付け動作を所定時間、停止した後に、前記ジョブの最初の記録材に対して吹き付け動作を行い、
前記所定時間は、前記ジョブの最初の記録材と2枚目の記録材との間で停止する吹き付け動作の時間よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材が前記ニップ部に到達するまでの間であって、前記吹き付け部材は気体を吹き付ける動作を繰り返し行う、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記コンプレッサは前記画像形成装置の背面側に配置され、前記第二流路は前記画像形成装置の正面側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
トナー像を記録材に定着する間に前記吹き付け部材が吹き付ける気体の温度は、前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材が前記ニップ部に到達するまでの間に吹き付けられる気体の温度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ジョブを受け付ける前に前記第二流路内にある気体は、前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材が前記ニップ部に到達するまでの間に、前記ノズルから吹き付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ノズルは複数の孔を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
記録材の搬送方向において、前記ニップ部よりも上流に記録材を検知する検知手段を有し、
前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、前記検知手段が最初の記録材を検知するまでの間に、前記吹き付け部材は気体を吹き付ける動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー像を記録材上に形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成装置は、一般に加熱回転体と加圧部材とで、トナー画像を担持した記録材に対して加圧加熱しながら搬送して、トナー画像を記録材に定着する定着装置が多く用いられている。このような方式の定着装置においては、記録材上に形成された未定着のトナー画像が加熱回転体の表面に直接接触する。加熱回転体とトナーが直接接触した際、トナーが溶解することで、記録材が加熱回転体から分離せず、所謂ジャムが発生してしまうことがある。
【0003】
この問題を解決するために、空気を記録材の先端に吹き付けることによって加熱回転体から記録材を分離する技術が開示されている(特開2013-61634)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-61634
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空気を記録材の先端に吹き付けることで、加熱回転体から記録材を分離する構成の場合、加熱回転体の幅方向において、記録材に空気が当たる領域と当たらない領域がある。空気が当たる領域は、空気によって冷やされるため、記録材上のトナー像は冷やされ固着する。これによって、空気が当たる領域にあるトナー像の光沢性が保たれる傾向にある。一方で空気が当たらない領域にあるトナー像は、冷やされにくい。そのため、ニップ部で与えられた熱によりわずかにトナー像が変形する。すると、空気が当たる領域と、空気が当たらない領域とで光沢性に差が生じてしまい、トナー画像の光沢ムラが発生する虞がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、記録材に形成されるトナー像で、光沢性に差が生じることを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を鑑みて本発明に係る画像形成装置は、回転可能で記録材を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体に当接し、ニップ部を形成する加圧回転体と、前記加圧回転体は前記加熱回転体とともに、前記ニップ部で、トナー像を担持した記録材に熱と圧力を与えることで定着を行い、前記ニップ部に対して加熱回転体側に設けられ、記録材に気体を吹き付ける吹き付け部材と、前記吹き付け部材は、気体が吐出されるノズルと、気体の流路である第一流路と、前記第一流路と前記ノズルとをつなぐ第二流路と、を有し前記第一流路は前記加熱回転体の幅方向において、前記加熱回転体の加熱領域と対向しており、前記第二流路は前記幅方向において、前記加熱回転体の外側に位置し、且つ前記ノズルに接続され、記録材に画像を形成するジョブを受け付ける受付部と、前記受付部が前記ジョブを受け付けてから、最初の記録材の先端が前記ニップに到達するまでの間であって、前記吹き付け部材は所定量以上の気体を吹き付ける動作を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に依れば、トナー像上に生じる光沢性のムラを抑制し、画像品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略図。
実施例1における定着装置の断面図。
実施例1における定着装置の斜視図。
実施例1におけるエアノズルの斜視図。
実施例1における吹き付け部材を上から見た図。
実施例1におけるエア加熱制御フローチャート
実施例1における各部材温度推移を示す図。
実施例1におけるエア流路温度比較推移を示す図。
実施例1における記録材P上の温度分布を示す図。
実施例1における各位置エア流路温度。
ΔTと光沢ムラ視認の関係図。
実施例2における前多回転時エア加熱制御フローチャート。
実施例2における前多回転時温度推移を示す図。
実施例2におけるエア流路温度比較推移を示す図。
実施例2における記録材P上の温度分布を示す図。
実施例2における各位置エア流路温度。
実施例3における前回転時のエア加熱制御フローチャート。
実施例3における各部材温度推移を示す図。
実施例3における記録材P上の温度分布を示す図。
実施例3における各位置エア流路温度。
実施例3における各種制御による風量変更を示す図。
実施例3におけるエア分離動作制御と電磁弁開閉繰返し動作制御を示す図。
実施例4における圧搾空気圧力回復制御を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施例1>
<画像形成装置>
本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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