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公開番号2024092481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208437
出願日2022-12-26
発明の名称清掃装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A47L 11/22 20060101AFI20240701BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】塵埃の回収性能を向上させることが可能な回転ブラシ式の清掃装置を提供する。
【解決手段】枠体に回転可能に支持されブラシ部が設けられた回転ブラシと、枠体の外部にブラシ部の一部を露出させる開口と、塵埃を収容する収容部と、ブラシ部が通過する領域に沿って開口から収容部に向かって延び、ブラシ部による塵埃の搬送をガイドするガイド部と、を有し、ブラシ部のうち開口から露出する部分の少なくとも一部は、清掃装置が清掃対象面上を移動する際に、清掃対象面と接触して撓むように構成され、収容部は、回転ブラシの回転方向で開口より下流側に設けられ、清掃対象面において、撓んだブラシ部の先端が清掃対象面上で滑り始める位置を第1位置、回転ブラシの回転方向で第1位置より下流側において滑り始めたブラシ部の先端が減速する位置を第2位置とした場合、ガイド部の開口側の先端は、第1位置と第2位置との間に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
清掃対象面上の塵埃を回収する清掃装置であって、
枠体と、
前記枠体に回転可能に支持され、ブラシ部が設けられた回転ブラシと、
前記回転ブラシを回転させる駆動手段と、
前記枠体の外部に前記ブラシ部の一部を露出させる開口と、
前記塵埃を収容する収容部と、
前記ブラシ部が通過する領域に沿って前記開口から前記収容部に向かって延び、前記ブラシ部による前記塵埃の搬送をガイドするガイド部と、
を有し、
前記ブラシ部のうち前記開口から露出する部分の少なくとも一部は、前記清掃装置が前記清掃対象面上を移動する際に、前記清掃対象面と接触して撓むように構成され、
前記収容部は、前記回転ブラシの回転方向で前記開口より下流側に設けられ、
前記清掃対象面において、前記撓んだブラシ部の先端が前記清掃対象面上で滑り始める位置を第1位置、前記回転ブラシの回転方向で前記第1位置より下流側において前記滑り始めたブラシ部の先端が減速する位置を第2位置とした場合、
前記ガイド部の前記開口側の先端は、前記第1位置と前記第2位置との間に位置することを特徴とする清掃装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、弾性体で構成される請求項1に記載の清掃装置。
【請求項3】
前記ガイド部は、前記開口側の先端から前記収容部まで延びる傾斜面を有し、
前記ブラシ部の先端と前記傾斜面とは接触する請求項1又は2に記載の清掃装置。
【請求項4】
前記ガイド部は、弾性部材を介して前記枠体に接続され、前記ガイド部の先端が前記清掃装置の進行方向に存在する物体に当接した場合に、前記弾性部材の伸縮により前記物体から退避する方向に移動可能である請求項1又は2に記載の清掃装置。
【請求項5】
前記ガイド部の底面と前記清掃対象面との距離は0より大きい請求項1又は2に記載の清掃装置。
【請求項6】
前記ガイド部の底面と前記清掃対象面との距離は0である請求項1又は2に記載の清掃装置。
【請求項7】
清掃対象面上を移動しながら塵埃を回収する清掃装置であって、
枠体と、
前記清掃装置の移動方向で前記枠体の一方側に回転可能に支持され、第1ブラシ部が設けられた第1回転ブラシと、
前記清掃装置の移動方向で前記枠体の他方側に回転可能に支持され、第2ブラシ部が設けられた第2回転ブラシと、
前記第1回転ブラシ及び前記第2回転ブラシを回転させる駆動手段と、
前記枠体の外部に前記第1回転ブラシの一部を露出させる第1開口と、
前記枠体の外部に前記第2回転ブラシの一部を露出させる第2開口と、
前記清掃装置の移動方向で前記第1開口と前記第2開口の間に設けられ、前記塵埃を収容する収容部と、
前記第1ブラシ部が通過する領域に沿って前記第1開口から前記収容部に向かって延び、前記第1ブラシ部による前記塵埃の搬送をガイドする第1ガイド部と、
前記第2ブラシ部が通過する領域に沿って前記第2開口から前記収容部に向かって延び、前記第2ブラシ部による前記塵埃の搬送をガイドする第2ガイド部と、
を有し、
前記第1ブラシ部のうち前記第1開口から露出する部分の少なくとも一部、及び、前記第2ブラシ部のうち前記第2開口から露出する部分の少なくとも一部は、前記清掃装置が前記清掃対象面上を移動する際に、前記清掃対象面と接触して撓むように構成され、
前記収容部は、前記第1回転ブラシの回転方向で前記第1開口より下流側、かつ、前記第2回転ブラシの回転方向で前記第2開口より下流側に設けられることを特徴とする清掃装置。
【請求項8】
前記第1ガイド部の底面と前記清掃対象面との距離は、前記第2ガイド部の底面と前記清掃対象面との距離より小さい請求項7に記載の清掃装置。
【請求項9】
前記清掃対象面において、前記撓んだ第1ブラシ部の先端が前記清掃対象面上で滑り始める位置を第1位置、前記第1回転ブラシの回転方向で前記第1位置より下流側において前記滑り始めた第1ブラシ部の先端が減速する位置を第2位置とした場合、
前記第1ガイド部の前記第1開口側の先端は、前記第1位置と前記第2位置との間に位置する請求項8に記載の清掃装置。
【請求項10】
前記清掃対象面において、前記撓んだ第2ブラシ部の先端が前記清掃対象面上で滑り始める位置を第3位置、前記第2回転ブラシの回転方向で前記第3位置より下流側において前記滑り始めた第2ブラシ部の先端が減速する位置を第4位置とした場合、
前記第2ガイド部の前記第2開口側の先端は、前記第2回転ブラシの回転方向で前記第4位置より下流側に位置する請求項8又は9に記載の清掃装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は塵埃を捕捉する清掃装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
回転するブラシにより床等の清掃対象面上の塵埃を掻き込んで回収する回転ブラシ式の清掃装置が知られている(特許文献1参照)。このような清掃装置は、清掃装置の進行方向前方に塵埃等を取り込むための開口、開口から外部に露出し塵埃を掻き込むための回転ブラシ、掻き込んだ塵埃を案内するガイド、ガイドに沿って移動してきた塵埃を収容する収容部を有する。ガイドには、床面に接触又は近接して設けられるガイド先端と、ガイド先端から延び回転ブラシの周面に沿って傾斜する傾斜面と、が設けられる。回転ブラシによって掻き込まれ床面からガイド先端に乗り上げた塵埃は、ガイドの傾斜面上を回転ブラシによって搬送され、収容部に導かれ回収される。回転ブラシ式の清掃装置は、塵埃の掻き込みから収容までの動作が清掃装置の枠体内で完結する構成であり、吸引式の清掃装置のように吸引力を発生するモータを備えた別の枠体や空気の流路を含まないので構造が簡単である。また、排気が出ない、静音性に優れる等の特長がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5555340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、回転ブラシ式の清掃装置は、比較的大きな塵埃(パン屑、米粒、紙屑、大きな砂粒)の回収には有効であるが、比較的小さな塵埃(細かな砂粒等)はガイドの下をすり抜けてしまい、回収が困難な場合があった。
【0005】
本発明の目的は、塵埃の回収性能を向上させることが可能な回転ブラシ式の清掃装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、清掃対象面上の塵埃を回収する清掃装置であって、
枠体と、
前記枠体に回転可能に支持され、ブラシ部が設けられた回転ブラシと、
前記回転ブラシを回転させる駆動手段と、
前記枠体の外部に前記ブラシ部の一部を露出させる開口と、
前記塵埃を収容する収容部と、
前記ブラシ部が通過する領域に沿って前記開口から前記収容部に向かって延び、前記ブラシ部による前記塵埃の搬送をガイドするガイド部と、
を有し、
前記ブラシ部のうち前記開口から露出する部分の少なくとも一部は、前記清掃装置が前記清掃対象面上を移動する際に、前記清掃対象面と接触して撓むように構成され、
前記収容部は、前記回転ブラシの回転方向で前記開口より下流側に設けられ、
前記清掃対象面において、前記撓んだブラシ部の先端が前記清掃対象面上で滑り始める位置を第1位置、前記回転ブラシの回転方向で前記第1位置より下流側において前記滑り始めたブラシ部の先端が減速する位置を第2位置とした場合、
前記ガイド部の前記開口側の先端は、前記第1位置と前記第2位置との間に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、塵埃の回収性能を向上させることが可能な回転ブラシ式の清掃装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る回転ブラシ式清掃装置の断面図
実施例1に係る回転ブラシ式清掃装置の外観を示す斜視図
実施例1に係るガイド部の構成を示す図
実施例1に係る回転ブラシの回転と塵埃の動きを示す図
実施例1に係る回転ブラシの回転と塵埃の動きを示す図
回転ブラシのブラシ部の剛度が低い場合及びブラシ部の長さが短い場合を示す図
比較例1と比較例2を示す図
乗り越え性能の評価方法を示す図
実施例2に係るガイド部の構成を示す断面図
実施例3に係る回転ブラシ式清掃装置の断面図
実施例3に係る第2ガイド部の構成を示す図
実施例4に係る第1ガイド部の構成を示す図
実施例4に係る第2ガイド部の構成を示す図
実施例4に係る第2ガイド部の構成を示す図
領域V1~V4を説明する図
実施例1の変形例に係る回転ブラシ式清掃装置の断面図
実施例1の変形例に係る回転ブラシ式清掃装置の断面図
実施例1の変形例に係る回転ブラシ式清掃装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状等は、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。
【0010】
<実施例1>
(全体構成)
清掃装置の全体構成について、図1~図2を用いて説明する。図1は、実施例1に係る回転ブラシ式の清掃装置1の構成を示す断面図である。図2は清掃装置1の外観を表す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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