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公開番号2024056581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163589
出願日2022-10-11
発明の名称映像生成装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 21/266 20110101AFI20240416BHJP(電気通信技術)
要約【課題】イベント会場に存在する人物の意図を反映した映像配信を可能とする。
【解決手段】映像生成装置は、イベント会場においてそれぞれがイベント会場内の所定の領域を異なる方向から撮影して得られる複数の映像を取得する映像取得手段と、イベント会場に存在する人物が注目するイベント会場内の注目領域に関する注目領域情報を取得する領域情報取得手段と、注目領域情報に基づいて複数の映像のうちの1つを選択し配信映像を生成する映像生成手段と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
映像生成装置であって、
イベント会場においてそれぞれが前記イベント会場内の所定の領域を異なる方向から撮影して得られる複数の映像を取得する映像取得手段と、
前記イベント会場に存在する人物が注目する前記イベント会場内の注目領域に関する注目領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記注目領域情報に基づいて前記複数の映像のうちの1つを選択し配信映像を生成する映像生成手段と、
を有することを特徴とする映像生成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記注目領域は、前記イベント会場における前記人物の位置と該人物の視線とに基づいて決定される
ことを特徴とする請求項1に記載の映像生成装置。
【請求項3】
前記人物は、前記イベント会場の観客席に存在する人物であり、
前記視線は、前記観客席を略正面から撮影した映像における前記人物の顔領域画像に基づいて決定される
ことを特徴とする請求項2に記載の映像生成装置。
【請求項4】
前記注目領域情報は、前記注目領域の経時変化に関する情報を含み、
前記映像生成手段は、前記注目領域情報に基づいて、前記配信映像における各期間に前記複数の映像うちの1つの映像が含まれるように前記配信映像を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の映像生成装置。
【請求項5】
前記映像生成手段は、前記複数の映像を撮影する複数のカメラのうち撮影領域が前記注目領域に最も一致する1つのカメラにより得られた1つの映像を前記複数の映像から選択する
ことを特徴とする請求項4に記載の映像生成装置。
【請求項6】
前記注目領域情報は、前記イベント会場に存在する複数の人物それぞれについての注目領域の経時変化に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項4に記載の映像生成装置。
【請求項7】
前記配信映像は、リアルタイム配信される映像であり、
前記映像生成装置は、前記配信映像を受信する視聴デバイスからの要求に応じて、前記映像生成手段による前記配信映像の生成を制御する制御手段をさらに有し、
前記要求は、前記複数の人物に対応する複数の注目領域のうち、前記選択に利用する1以上の注目領域を指定する指定情報を含む
ことを特徴とする請求項6に記載の映像生成装置。
【請求項8】
前記指定情報は、前記複数の人物の全員の指定、前記複数の人物のうち前記イベント会場の所定の座席ブロックに位置する複数の人物の指定、前記複数の人物のうちの特定の1人の指定、の何れかを指定する
ことを特徴とする請求項7に記載の映像生成装置。
【請求項9】
映像生成装置の制御方法であって、
イベント会場においてそれぞれが前記イベント会場内の所定の領域を異なる方向から撮影して得られる複数の映像を取得する映像取得工程と、
前記イベント会場に存在する人物が注目する前記イベント会場内の注目領域に関する注目領域情報を取得する領域情報取得工程と、
前記注目領域情報に基づいて前記複数の映像のうちの1つを選択し配信映像を生成する映像生成工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項10】
請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配信映像の生成技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、オンラインイベント等の増加に伴い映像のライブ配信や映像制作の需要が高まっている。これらの映像における撮影では、複数台のカメラを用いて多視点から同時に撮影を行うことが一般的に行われている。映像制作においては、撮影後に多視点からの映像を用いて映像編集を行う。また、ライブ配信においては、スイッチャーと呼ばれる制御装置を用いて、多視点から撮影した複数の映像の中から1つの映像を選択して配信する。
【0003】
一方で、映像制作者が意図的に映像を編集し配信する形態の他に、視聴者が多視点の映像から見たい視点の映像を選択する技術が知られている。例えば、特許文献1では、視聴者の端末に対して複数のカメラで撮影された多視点映像を配信し、端末で表示する技術が開示されている。特許文献2では、映像に対する評価等を基に、視聴者に対し配信する映像視点を決定する技術が開示されている。特許文献3では、複数のデバイスに対して同時に複数の映像を配信する際に、ユーザーの嗜好に応じて映像を配信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-289531号公報
特開第6948624号
特開第6871470号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の先行技術は、配信者(映像編集者やスイッチャーの操作者)や視聴者の意図に基づいた映像配信を可能とする一方で、撮影現場に存在する人物(撮影対象や聴衆)の意図を反映した映像配信をすることは出来ない。
【0006】
本開示は、このような問題に鑑みてなされたものであり、イベント会場に存在する人物の意図を反映した映像配信を可能とする技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の問題点を解決するため、本開示に係る映像生成装置は以下の構成を備える。すなわち、映像生成装置は、
イベント会場においてそれぞれが前記イベント会場内の所定の領域を異なる方向から撮影して得られる複数の映像を取得する映像取得手段と、
前記イベント会場に存在する人物が注目する前記イベント会場内の注目領域に関する注目領域情報を取得する領域情報取得手段と、
前記注目領域情報に基づいて前記複数の映像のうちの1つを選択し配信映像を生成する映像生成手段と、
を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、イベント会場に存在する人物の意図を反映した映像配信を可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
映像配信システムの全体構成を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
撮影現場の状況を俯瞰した図である。
注目領域を説明する図である。
注目領域の情報の例を示す図である。
生成される配信映像構成の例を示す図である。
情報処理装置の機能構成を示す図である。
注目領域判定処理のフローチャートである。
映像配信時の処理のフローチャートである。
配信処理の詳細フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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