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公開番号2024049726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156132
出願日2022-09-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 原稿画像ではない白紙の部分も切り取られた画像に含まれてしまい、画像データを格納する画像メモリに必要な容量が増大してしまう。また、読み取られたチャート画像に対して特許文献2に記載の回転補正を行った場合、記録媒体に形成されるべき画像の位置を調整する精度が低下してしまう。
【解決手段】 補正部208は、角度θ1が第1所定量未満である場合、回転補正を行うことなく所定領域の画像を画像メモリ205から読み出して出力する。また、補正部208は、原稿情報判定部207によって算出された角度θ1が第1所定量以上であり且つ第2所定量未満である場合、回転補正を行って原稿の画像を画像メモリ205から読み出して出力する。この結果、画像データが格納されるメモリの容量が増大してしまうことを抑制しつつ、画像読取装置から出力される画像が粗くなってしまうことを抑制することが抑制される。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
前記画像形成部によって形成されるべき画像の位置を調整するために用いられるチャート画像に対応する画像データに基づいて、シートに前記チャート画像を形成する画像形成部と、
前記チャート画像が形成されたシートを搬送する搬送部と、
前記シートからの反射光を受光することによって前記シートの画像を読み取る読取部と、
前記読取部によって得られた画像データに基づいて、前記シートが搬送される搬送方向における前記シートの先端側の辺の前記搬送方向に直交する所定方向に対する傾き角度に対応する傾き量を決定する第1決定手段と、
前記傾き量が第1所定量より大きく且つ前記第1所定量よりも大きい第2所定量より小さい場合は前記読取部によって得られた画像データに対して前記傾き量が小さくなるように回転補正を行い、当該回転補正後の前記シートの画像を切り取って出力する補正手段であって、前記傾き量が前記第1所定量より小さい場合は前記読取部によって得られた画像データに対する前記回転補正を行わず、前記シートの画像を内包する所定領域の画像を切り取って出力する補正手段と、
前記補正手段から出力される画像データと前記チャート画像に対応する画像データとに基づいて、前記画像形成部によって記録媒体に形成されるべき画像の位置を調整する調整量を決定する第2決定手段と、
を有し、
前記画像形成部は、前記第2決定手段によって決定された前記調整量に基づいて、前記記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記画像形成装置は、前記チャート画像が形成されたシートが積載される積載部と、
前記積載部に積載されたシートを給送する給送部と、前記搬送部と、を備える原稿給送装置であって、前記読取部に対して回動可能な原稿給送装置を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記所定領域は、前記シートの画像を内包する矩形の定型サイズのうち最も小さいサイズよりも小さい領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置は、前記傾き量が前記第2所定量より大きい場合に、前記チャート画像が形成されたシートの画像の読み取りにエラーが生じたことを示す通知を行う通知部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体に形成される画像の位置を調整する際に用いられるチャート画像の読み取りを行う画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置によって記録媒体に形成されたチャート画像を画像読取装置で読み取り、当該読み取りの結果に基づいて、記録媒体に形成されるべき画像の位置を調整する技術が知られている。特許文献1には、画像形成装置によってチャート画像が形成された記録媒体が、画像形成装置の上方に設けられた原稿搬送装置によって搬送されながら読み取られる構成が記載されている。特許文献1では、チャート画像を読み取って得られた読取画像に原稿の端部が含まれるように切り取り処理を施して、原稿画像の一部および原稿外画像の一部を含む画像データが作成される。このような構成により、例えば、図11に示すように原稿が傾いた状態で読み取られた場合であっても、切り取られた画像に原稿の角部を含むことができる。
【0003】
また、従来、読み取り結果を表す画像データから搬送方向における原稿の先端の影を検出し、検出された原稿の先端の影の主走査方向に対する傾き角度に基づいて画像データを回転補正する構成が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-29186号公報
特開2017-92562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、原稿画像ではない白紙の部分も切り取られた画像に含まれてしまい、画像データを格納する画像メモリに必要な容量が増大してしまう。
【0006】
また、読み取られたチャート画像に対して特許文献2に記載の回転補正を行った場合、以下の問題が生じる可能性がある。具体的には、例えば、読み取られたチャート画像に対して回転補正を行うと、回転補正後に出力される画像が粗くなってしまう。回転補正する際の回転角度が大きいほど、回転補正後の画像は粗くなる。その結果、記録媒体に形成されるべき画像の位置を調整する精度が低下してしまう。
【0007】
上記課題に鑑み、本発明は、画像データが格納されるメモリの容量が増大してしまうことを抑制しつつ、画像読取装置から出力される画像が粗くなってしまうことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる画像形成装置は、
前記画像形成部によって形成されるべき画像の位置を調整するために用いられるチャート画像に対応する画像データに基づいて、シートに前記チャート画像を形成する画像形成部と、
前記チャート画像が形成されたシートが積載される積載部と、
前記積載部に積載されたシートを給送する給送部と、
前記給送部によって給送されたシートを読取位置へと搬送する搬送部と、
前記読取位置を通過するシートからの反射光を受光することによって前記シートの画像を読み取る読取部と、
前記読取部によって得られた画像データに基づいて、前記シートが搬送される搬送方向における前記シートの先端側の辺の前記搬送方向に直交する所定方向に対する傾き角度に対応する傾き量を決定する第1決定手段と、
前記傾き量が第1所定量より大きく且つ前記第1所定量よりも大きい第2所定量より小さい場合は前記読取部によって得られた画像データに対して前記傾き量が小さくなるように回転補正を行い、前記傾き量が前記第1所定量より小さい場合は前記読取部によって得られた画像データに対する前記回転補正を行わない補正手段と、
前記補正手段から出力される画像データと前記チャート画像に対応する画像データとに基づいて、前記画像形成部によって記録媒体に形成されるべき画像の位置を調整する調整量を決定する第2決定手段と、
を有し、
前記画像形成部は、前記第2決定手段によって決定された前記調整量に基づいて、前記記録媒体に画像を形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像データが格納されるメモリの容量が増大してしまうことを抑制しつつ、画像読取装置から出力される画像が粗くなってしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の構成図である。
画像読取装置の制御構成図である。
画像メモリに格納される画像データの取得タイミングの説明図である。
第1実施形態によるエッジ検出部での処理の説明図である。
原稿情報判定部に入力される2値化データが示す画像である。
補正部によって読み出された画像を表す図である。
第1実施形態における調整用チャートを示す図である。
原稿の画像の読み取りにエラーが生じたことを示す通知を示す図である。
システムコントローラ151によって実行される処理のフローチャートである。
チャート画像の読み取り処理を示すフローチャートである。
傾いた原稿の画像を読み取ることによって得られた画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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