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公開番号2023060456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-28
出願番号2021170081
出願日2021-10-18
発明の名称調整弁
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類F16K 11/22 20060101AFI20230421BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】緊急時などにおいて、容易に流路を全開したり、全閉したりすることが可能な調整弁を提供する。
【解決手段】調整弁は、弁箱、第一弁座、第一弁体、第一駆動部、第二弁座、第二弁体、第二駆動部を備える。弁箱は、単一の第一共通路と、第一共通路から分岐した第一分岐路及び第二分岐路と、第一分岐路及び第二分岐路が合流する単一の第二共通路とを有する流路であって、第一共通路の流入口から第二共通路の流出口に向かって流体が通過する流路を、内部に有する。第一弁座は、第一分岐路内に設けられ、第一弁座口が形成される。第一弁体は、第一弁軸の軸方向の移動に伴って第一弁座口を開閉可能である。第二弁座は、第一共通路から第一分岐路及び第二分岐路への分岐点に設けられ、第二弁座口が形成される。第二弁体は、第二弁軸を基準に回動して第二弁座口を開閉することにより、第一共通路と第一分岐路及び第二分岐路との連通状態を切り替え可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流量を調整する調整弁であって、
単一の第一共通路と、該第一共通路から分岐した第一分岐路及び第二分岐路と、該第一分岐路及び第二分岐路が合流する単一の第二共通路とを有する流路であって、該第一共通路の流入口から該第二共通路の流出口に向かって流体が通過する流路を、内部に有する弁箱と、
前記第一分岐路内に設けられ、第一弁座口が形成された第一弁座と、
第一弁軸の軸方向の移動に伴って前記第一弁座口を開閉可能な第一弁体と、
前記第一弁軸を軸方向に移動させる第一駆動部と、
前記第一共通路から前記第一分岐路及び第二分岐路への分岐点に設けられ、第二弁座口が形成された第二弁座と、
切替流路を有する略球状の弁体であって、第二弁軸を基準に回動して前記第二弁座口を開閉することにより、前記第一共通路と前記第一分岐路及び第二分岐路との連通状態を切り替え可能な第二弁体と、
前記第二弁軸を回動させて、前記第二弁体を、前記流路を全閉する位置、前記第一共通路と前記第一分岐路とを連通する位置、及び、前記第一共通路と前記第一分岐路及び第二分岐路とを連通する位置に切り替える第二駆動部と、
を備えたことを特徴とする調整弁。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記切替流路は、前記第二弁軸との直交方向の断面がT字形状であって前記第一共通路及び第二分岐路に接続可能な流路と、該T字形状の流路の分岐点から該第二弁軸の軸方向に延びて前記第一分岐路に接続された流路と、を有する、
請求項1に記載の調整弁。
【請求項3】
前記第一弁軸及び第二弁軸は、前記第一弁体及び第二弁体が間に位置するように同一軸上に配置された、
請求項1又は請求項2に記載の調整弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、蒸気等の流体が流れる配管系統に設けられ、流体の流量を調整する調整弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
微開状態で使用する開閉バルブとしてグローブ弁などがある(例えば、特許文献1参照)。グローブ弁は、ハンドルを回して弁棒を上下させることで、弁体を上下させて流量を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-174911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した調整弁では、構造上、流体抵抗が非常に大きく、閉止時に流体の全圧力を弁棒に受けるので閉止トルクが大きい。そのため、弁の上流や下流において緊急に対応すべきトラブルが発生した場合、迅速に閉弁することが困難である。この場合、開度を一定に保持することも困難である。
【0005】
この発明は、緊急時などにおいて、容易に流路を全開したり、全閉したりすることが可能な調整弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供される流体の流量を調整する調整弁は、弁箱、第一弁座、第一弁体、第一駆動部、第二弁座、第二弁体、第二駆動部を備える。弁箱は、単一の第一共通路と、第一共通路から分岐した第一分岐路及び第二分岐路と、第一分岐路及び第二分岐路が合流する単一の第二共通路とを有する流路であって、第一共通路の流入口から第二共通路の流出口に向かって流体が通過する流路を、内部に有する。第一弁座は、第一分岐路内に設けられ、第一弁座口が形成される。第一弁体は、第一弁軸の軸方向の移動に伴って第一弁座口を開閉可能である。第一駆動部は、第一弁軸を軸方向に移動させる。第二弁座は、第一共通路から第一分岐路及び第二分岐路への分岐点に設けられ、第二弁座口が形成される。第二弁体は、切替流路を有する略球状の弁体であって、第二弁軸を基準に回動して第二弁座口を開閉することにより、第一共通路と第一分岐路及び第二分岐路との連通状態を切り替え可能である。第二駆動部は、第二弁軸を回動させて、第二弁体を、流路を全閉する位置、第一共通路と第一分岐路とを連通する位置、及び、第一共通路と第一分岐路及び第二分岐路とを連通する位置に切り替える。
【0007】
上記切替流路は、第二弁軸との直交方向の断面がT字形状であって第一共通路及び第二分岐路に接続可能な流路と、T字形状の流路の分岐点から第二弁軸の軸方向に延びて第一分岐路に接続された流路と、を有していてもよい。
【0008】
上記第一弁軸及び第二弁軸は、第一弁体及び第二弁体が間に位置するように同一軸上に配置されるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、流量を調整するための第一弁体ではなく、切替流路を有する略球状の第二弁体を用いて流路を全開したり、全閉したりすることができる。したがって、緊急時などにおいて、第一弁体の開度を保持したままであっても、流路を容易に全開および全閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施形態に係る調整弁の断面図である。
この発明の実施形態に係る調整弁の第二弁部の部分拡大断面図である。
この発明の実施形態に係る第二弁体の拡大断面図(X-X線断面図)である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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