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公開番号
2025181230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089081
出願日
2024-05-31
発明の名称
温度情報出力装置、及び、回転電機
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
11/25 20160101AFI20251204BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】回転電機の内部の温度検出の正確度を向上し得る温度情報出力装置が提供される。
【解決手段】温度情報出力装置は、回転子に設けられている複数の素子ユニット50と、固定子に設けられている素子ユニット60と、出力部とを備えている。複数の素子ユニット50の各々は、感温素子51と、コイル53とを有している。素子ユニット60は、複数の素子ユニット50の各々のコイル53と磁気的に結合するコイル1を有する。出力部は、素子ユニット60と電気的に接続されている。第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の素子ユニット50の共振周波数は、それぞれ異なっている。出力部は、素子ユニット60から出力される電気信号を温度情報として出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定子と回転子とを備えている回転電機に設けられ、前記回転子における部位の温度に関する温度情報を出力する温度情報出力装置であって、
各々が、前記部位の温度に応じて電気抵抗が変化する感温素子と、前記感温素子と電気的に接続されている第一コイルとを有し、前記回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、
前記複数の第一素子ユニットの各々の前記第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有し、前記固定子に設けられている第二素子ユニットと、
前記第二素子ユニットと電気的に接続されている出力部と、を備え、
前記第一コイルと前記第二コイルとが磁気的に結合した状態における前記複数の第一素子ユニットの共振周波数は、互いに異なっており、
前記出力部は、前記第二素子ユニットから出力される電気信号を前記温度情報として出力する、温度情報出力装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
固定子と回転子とを備えている回転電機に設けられ、前記回転子における部位の温度に関する温度情報を出力する温度情報出力装置であって、
各々が、前記部位の温度に応じて電気抵抗が変化する感温素子と、前記感温素子と電気的に接続されている第一コイルとを有し、前記回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、
各々が、前記第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有し、前記固定子に設けられている複数の第二素子ユニットと、
前記第二素子ユニットと電気的に接続されている出力部と、を備え、
前記複数の第一素子ユニットの複数の前記第一コイルと前記複数の第二素子ユニットの複数の前記第二コイルとは、互いに磁気的に結合する複数の対を形成しており、
前記複数の対のうち対応する対を形成する前記第一コイルと前記第二コイルとが磁気的に結合した状態における前記複数の第一素子ユニットの共振周波数は、互いに異なっており、
前記出力部は、前記第二素子ユニットから出力される電気信号を前記温度情報として出力する、温度情報出力装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温度情報出力装置と、前記固定子と、前記回転子とを備え、
前記回転子は、磁石と、前記回転子の回転軸線方向に積層された複数の鋼板と、前記回転軸線方向に延在するシャフトとを含んでおり、
前記複数の第一素子ユニットに含まれる複数の前記感温素子は、互いに異なる第一感温素子と第二感温素子とを含んでおり、
前記第一感温素子は、前記磁石に設けられ、
前記第二感温素子は、前記鋼板に設けられている、回転電機。
【請求項4】
前記複数の感温素子は、前記第一感温素子及び前記第二感温素子と異なる第三感温素子をさらに含んでおり、
前記第三感温素子は、前記シャフトに設けられている、請求項3に記載の回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度情報出力装置と、当該温度情報出力装置が設けられている回転電機とに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
固定子と回転子とを備えている回転電機に設けられ、回転子における部位の温度に関する温度情報を出力する温度情報出力装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この温度情報出力装置は、感温素子を備える。感温素子は、回転子に設けられ、上記部位の温度に応じて電気抵抗が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-39019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回転電機の動作によって、回転電機内の温度が上昇することがある。回転電機内の温度変化は、回転電機の動作に影響を及ぼすおそれがある。たとえば、磁石の磁力は、磁石の温度の変化に応じて変化するおそれがある。このため、回転電機における温度情報を取得することが考えられる。
【0005】
たとえば、特許文献1では、感温素子と、感温素子に電気的に接続されている第一コイルとが回転子に設けられている。第一コイルと磁気的に結合する第二コイルは固定子に設けられ、第二コイルを流れる電流の大きさに対応する電気信号が出力部から出力される。このような構成において、感温素子が複数箇所に配置されれば、回転電機の内部の温度がより正確に検出され得る。回転電機の内部の温度がより正確に検出されれば、回転電機の制御精度も向上され得る。たとえば、感温素子が複数箇所に配置されれば、磁石の温度制御も正確に行われ得る。
【0006】
本発明の一つの態様は、回転電機の内部における複数個所の温度情報の精度が容易に確保され得る温度情報出力装置を提供することを目的とする。本発明の別の一つの態様は、上述した温度情報出力装置を備えている回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様に係る温度情報出力装置は、固定子と回転子とを備えている回転電機に設けられ、回転電機における温度情報を出力する。温度情報出力装置は、回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、固定子に設けられている第二素子ユニットと、出力部とを備えている。複数の第一素子ユニットの各々は、感温素子と、第一コイルとを有している。感温素子は、上記部位の温度に応じて電気抵抗が変化する。第一コイルは、感温素子と電気的に接続されている。第二素子ユニットは、複数の第一素子ユニットの各々の第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有する。出力部は、第二素子ユニットと電気的に接続されている。第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の第一素子ユニットの共振周波数は、互いに異なっている。出力部は、第二素子ユニットから出力される電気信号を温度情報として出力する。
【0008】
上記一つの態様では、温度情報出力装置は、回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、固定子に設けられている第二素子ユニットとを備えている。第二素子ユニットは、複数の第一素子ユニットの各々の第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有している。この場合、第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の第一素子ユニットの共振周波数は互いに異なっているので、複数の第一素子ユニットの各々に対応する電気信号が第二素子ユニットから出力される。このため、複数の第一素子ユニットの感温素子がそれぞれ配置された複数箇所における温度情報が出力され得る。よって、たとえば、回転電機の内部における複数個所の温度情報の精度が、容易に確保され得る。
【0009】
別の一つの態様に係る温度情報出力装置は、固定子と回転子とを備えている回転電機に設けられ、回転子における部位の温度に関する温度情報を出力する。温度情報出力装置は、回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、固定子に設けられている複数の第二素子ユニットと、出力部とを備えている。複数の第一素子ユニットの各々は、感温素子と、第一コイルとを有している。感温素子は、上記部位の温度に応じて電気抵抗が変化する。第一コイルは、感温素子と電気的に接続されている。複数の第二素子ユニットの各々は、第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有する。出力部は、第二素子ユニットと電気的に接続されている。複数の第一素子ユニットの複数の第一コイルと複数の第二素子ユニットの複数の第二コイルとは、互いに磁気的に結合する複数の対を形成している。複数の対のうち対応する対を形成する第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の第一素子ユニットの共振周波数は、互いに異なっておる。出力部は、第二素子ユニットから出力される電気信号を温度情報として出力する。
【0010】
上記別の一つの態様に、温度情報出力装置は、回転子に設けられている複数の第一素子ユニットと、固定子に設けられている複数の第二素子ユニットとを備えている。複数の第二素子ユニットの各々は、複数の第一素子ユニットの各々の第一コイルと磁気的に結合する第二コイルを有している。この場合、複数の対のうち対応する対を形成する第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の第一素子ユニットは互いに異なっている振周波数を有しているので、複数の第一素子ユニットの各々に対応する電気信号が複数の第二素子ユニットのうち対応する第二素子ユニットから出力される。このため、複数の対のうち対応する対を形成する第一コイルと第二コイルとが磁気的に結合した状態における複数の第一素子ユニットの感温素子がそれぞれ配置された複数箇所における温度情報が出力され得る。よって、回転電機の内部における複数個所の温度情報の精度が、容易に確保され得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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