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公開番号
2025181087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088848
出願日
2024-05-31
発明の名称
露光装置および画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
B41J
2/447 20060101AFI20251204BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】露光装置の隙間から気流が流出するのを抑制する。
【解決手段】複数の発光素子が感光体の軸線方向である長手方向に沿って実装された基板と、前記発光素子から出射された光を前記感光体に集光させるレンズアレイと、前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持部材と、前記保持部材を前記基板を介して前記レンズアレイとは反対側から支持し、前記保持部材に保持された基板の発光素子が実装された表面とは反対側の裏面側に気流の流路をなすダクトを前記長手方向に沿って形成する支持部材と、前記ダクトを前記基板の長手方向の一方側から他方側に向かう気流の流路をなすダクト部と前記ダクト部よりも前記長手方向の一方側の非ダクト部とに隔てる突起と、前記ダクト部と前記非ダクト部との間の隙間を封止する弾性部材と、を備える。
【選択図】 図19
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の発光素子が感光体の軸線方向である長手方向に沿って実装された基板と、
前記発光素子から出射された光を前記感光体に集光させるレンズアレイと、
前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持部材と、
前記保持部材を前記基板を介して前記レンズアレイとは反対側から支持し、前記保持部材に保持された基板の発光素子が実装された表面とは反対側の裏面側に気流の流路をなすダクトを前記長手方向に沿って形成する支持部材と、
前記ダクトを前記基板の長手方向の一方側から他方側に向かう気流の流路をなすダクト部と前記ダクト部よりも前記長手方向の一方側の非ダクト部とに隔てる突起と、
前記ダクト部と前記非ダクト部との間の隙間を封止する弾性部材と、を備える、
ことを特徴とする露光装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、前記ダクト部と前記非ダクト部との間にて、前記基板の裏面と前記突起との間の隙間を封止する、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項3】
前記弾性部材は、前記ダクト部と前記非ダクト部との間にて、前記基板の長手方向に直交する短手方向の一方側と他方側を支持する基板支持部と前記突起との間の隙間を封止する、
ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記ダクト部と前記非ダクト部との間にて、前記基板の長手方向に直交する短手方向の一方側と他方側を支持する基板支持部と前記支持部材との間の隙間を封止する、
ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
【請求項5】
前記弾性部材は、前記支持部材よりも剛性が低い弾性体である、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項6】
前記支持部材は、
前記支持部材の外部と内部とを連通する開口と、
前記開口を通して前記支持部材の外部から内部に向かう気流を、前記支持部材の内部にて長手方向の一方側から他方側に向かう方向に案内するガイド部と、を有し、
前記突起は、前記支持部材の前記基板の裏面に対向する部分に設けられ、前記開口より上流側に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項7】
前記弾性部材は、発泡シール材である、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項8】
前記弾性部材は、充填剤である、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項9】
前記発光素子は、有機ELである、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項10】
感光体と、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の露光装置と、を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体を露光する露光装置および露光装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置に用いられる露光装置としては、感光体の軸線方向に沿って複数の発光素子が配置されたLEDアレイ方式の露光装置が知られている。
【0003】
この方式の露光装置は、発光素子の発光時間の長さや発光量の大きさに応じて熱を放散することが知られている。また、露光装置は、感光体に形成される潜像をトナーにより現像する現像装置に近接して配置される。そのため、露光装置からの熱によるトナーへの影響を抑制するために、露光装置の昇温を抑制する技術が知られている。
【0004】
特許文献1では、発光素子が実装された基板とレンズアレイを保持する筐体と、その筐体を支持する筐体支持部材とによって、露光装置に気流を流通させるダクトを形成し、その気流により基板を冷却して露光装置の昇温を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-132358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術において、露光装置にてダクトを構成する筐体と筐体支持部材との間には、部品構成上の隙間が存在し、その隙間から前述した気流が流出するおそれがある。この場合、レンズアレイ付近のトナーや微小なゴミ等が飛散してしまい、レンズアレイ表面に付着することで画像不良を発生するおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、露光装置の隙間から気流が流出するのを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の代表的な構成は、複数の発光素子が感光体の軸線方向である長手方向に沿って実装された基板と、前記発光素子から出射された光を前記感光体に集光させるレンズアレイと、前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持部材と、前記保持部材を前記基板を介して前記レンズアレイとは反対側から支持し、前記保持部材に保持された基板の発光素子が実装された表面とは反対側の裏面側に気流の流路をなすダクトを前記長手方向に沿って形成する支持部材と、前記ダクトを前記基板の長手方向の一方側から他方側に向かう気流の流路をなすダクト部と前記ダクト部よりも前記長手方向の一方側の非ダクト部とに隔てる突起と、前記ダクト部と前記非ダクト部との間の隙間を封止する弾性部材と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、露光装置の隙間から気流が流出するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の斜視図
画像形成装置の概略断面図
画像形成装置の概略断面図
(a)、(b)はドラムユニットおよび現像ユニット周辺の構成を示す斜視図
(a)カートリッジトレイと閉状態の内扉と露光位置の露光ヘッドを示す斜視図、(b)カートリッジトレイと開状態の内扉と退避位置の露光ヘッドを示す斜視図
露光ヘッドの概略断面図
露光ヘッドを上面から見た斜視図
露光ヘッドを下面から見た斜視図
(a)、(b)、(c)は露光ヘッドにおける基板を示す図、(d)、(e)はレンズアレイを示す図
露光ヘッドの断面斜視図
露光ヘッドの前側パイロット穴部の封止構成を示す断面図
露光ヘッドの後側パイロット穴部の封止構成を示す断面図
カートリッジトレイを下側から見た斜視図
図13におけるX-X矢視による断面図
図2におけるA-A矢視による断面図
ダクトユニットの斜視図
(a)実施例1に係る露光ヘッドのシートと開口の長手方向の長さを示す図、(b)実施例1にかかる露光ヘッドの上視図
(a)(b)実施例1にかかる光プリントヘッドの短手方向の断面図
実施例1にかかる光プリントヘッドの長手方向の断面図
(a)(b)実施例1にかかる筐体支持部材の斜視図
実施例1に係る露光ヘッド、昇降ダクト、ダクトユニットの斜視図
(a)位置決めピンの中心位置において、感光ドラムの軸線方向と直交する方向に切断した前方面から見た斜視図、(b)位置決めピンの中心位置において、感光ドラムの軸線方向と直交する方向に切断した後方面から見た斜視図
位置決め部材の取り付け後の斜視図
位置決め部材の取り付け前の斜視図
位置決め部材の形状を示す斜視図
(a)(b)(c)実施例1にかかる清掃棒の構成を示す図
(a)(b)実施例1にかかる清掃棒の構成を示す図
(a)(b)(c)実施例1にかかる清掃棒の案内構成を示す図
(a)(b)実施例1にかかる第1の案内部材の構成を示す図
(a)(b)実施例1にかかる第2の案内部材の構成を示す図
(a)(b)(c)実施例1にかかる清掃部材の構成を示す図
(a)(b)実施例1にかかる切り欠き部の形状を示す図
(a)(b)実施例1にかかる切り欠き部の効果を示す図
(a)(b)実施例1にかかるストッパーの構成を示す図
(a)(b)実施例1にかかる各部の長さ関係を示す図
後側パイロット穴部の断面図
実測による異物侵入確認結果を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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