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公開番号2025181222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024089071
出願日2024-05-31
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20251204BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】予備吐出のインク量の増大を抑制する。
【解決手段】原稿の画像を読み取る読取部52と、記録媒体を搬送する搬送ユニット、および搬送ユニットにより搬送される記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを有する記録部51と、読取部52により原稿の画像を読み取る原稿読取動作、および搬送ユニットにより記録媒体を搬送して記録ヘッドにより画像を記録する記録動作を制御する制御ユニットと、を備え、制御ユニットは、原稿読取動作が停止するのを待ってから記録動作における所定の動作を開始する場合に、記録ヘッドから吐出されるインクの吐出状態を回復する回復動作によるインクの排出量を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原稿の画像を読み取る読取部と、
記録媒体を搬送する搬送ユニット、および前記搬送ユニットにより搬送される記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを有する記録部と、
前記読取部により原稿の画像を読み取る原稿読取動作、および前記搬送ユニットにより記録媒体を搬送して前記記録ヘッドにより画像を記録する記録動作を制御する制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記原稿読取動作が停止するのを待ってから前記記録動作における所定の動作を開始する場合に、前記記録ヘッドから吐出されるインクの吐出状態を回復する回復動作によるインクの排出量を変更することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記原稿読取動作が停止するのを一定時間以上待ってから前記所定の動作を開始する場合に、前記回復動作によるインクの排出量を変更し、前記原稿読取動作が停止するのを待つ時間が前記一定時間未満の場合に、前記回復動作によるインクの排出量を変更しない、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記記録ヘッドによりインクの予備吐出を行うことで、前記吐出状態を回復する、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記回復動作によるインクの排出量を変更する際、前記制御ユニットは、前記予備吐出を行うときに前記記録ヘッドから吐出されるインクの量を増やす、請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記原稿読取動作が停止するのを待つ時間が長くなるのに応じて、前記予備吐出を行うときに前記記録ヘッドから吐出されるインクの量を増やす、請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御ユニットは、前記原稿読取動作が停止するのを待つ時間を含む、前記記録部による動作に要する時間が長くなるのに応じて、前記予備吐出を行うときに前記記録ヘッドから吐出されるインクの量を増やす、請求項4に記載の記録装置。
【請求項7】
前記制御ユニットは、前記所定の動作の際、前記原稿読取動作を規制する排他制御を行う、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項8】
前記記録ヘッドは、前記搬送ユニットにより搬送される記録媒体にインクを吐出して前記読取部に読み取られた原稿の画像を記録する、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項9】
前記搬送ユニットは、記録媒体の表裏を反転させることが可能であり、
前記所定の動作は、前記搬送ユニットにより表裏を反転させた記録媒体の傾斜を補正する傾斜補正動作を含む、請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項10】
前記制御ユニットは、前記搬送ユニットにより記録媒体の表裏を反転させて前記記録動作を途中で停止させた状態で、前記原稿読取動作が停止するのを待ってから前記傾斜補正動作を開始する場合に、前記回復動作によるインクの排出量を変更する、請求項9に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体の給送動作、記録媒体の表裏反転動作等、記録媒体を搬送する搬送動作の途中または完了時に、記録ヘッドによりインクの予備吐出を行うインクジェット記録装置が知られている。予備吐出を行うことにより記録ヘッドの性能を回復させることで、搬送動作によって記録ヘッドからインクが吐出されない時間が生じても、記録ヘッドの吐出不良を抑制することができる。特許文献1には、記録ヘッドからインクが吐出されない時間が短い給送動作の場合、給送動作の完了時の予備吐出を省略する技術が開示されている。
【0003】
また、記録装置の電源容量を必要最小限まで小さくすることで、記録装置の小型化および製造コストの削減に寄与することが知られている。特許文献2には、記録装置において並行する複数の動作の実施タイミングをずらすことにより、記録装置の消費電力を抑制し、電源容量を小さくすることを可能にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-43495号公報
特開2023-158430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
原稿の画像を読み取る読取部を備えた記録装置において、読取部による原稿読取動作と記録媒体の搬送動作の実施タイミングをずらすことにより、記録装置の消費電力を抑制することが可能である。この場合、原稿読取動作が停止してから記録媒体の搬送動作を開始するため、記録ヘッドからインクが吐出されない時間が増加する。これを考慮して、予備吐出の際に記録ヘッドから吐出するインクの量を設定すると、予備吐出のインク量が増えてしまう。
【0006】
本開示は、予備吐出のインク量の増大を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る記録装置は、原稿の画像を読み取る読取部と、記録媒体を搬送する搬送ユニット、および前記搬送ユニットにより搬送される記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドを有する記録部と、前記読取部により原稿の画像を読み取る原稿読取動作、および 前記搬送ユニットにより記録媒体を搬送して前記記録ヘッドにより画像を記録する記録動作を制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記原稿読取動作が停止するのを待ってから前記記録動作における所定の動作を開始する場合に、前記記録ヘッドから吐出されるインクの吐出状態を回復する回復動作によるインクの排出量を変更する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、予備吐出のインク量の増大を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録装置の斜視図である。
記録装置の記録部を示す斜視図である。
記録部の側断面図である。
記録媒体の搬送経路を示す側断面図である。
記録媒体の搬送経路を示す側断面図である。
フラットベッドスキャナ部を示す平面図である。
ADFスキャナ部における原稿の搬送経路を示す側断面図である。
ADFスキャナ部における原稿の搬送経路を示す側断面図である。
回復ユニットの斜視図である。
記録ヘッドとキャップとの位置関係を示す模式図である。
記録装置の制御系を示すブロック図である。
DCモータのトルクとDCモータに流れる電流との関係を示す模式図である。
各モータの消費電力と電源容量との関係を示す模式図である。
ADFスキャナ部による原稿読取動作の制御例を示すフローチャートである。
記録部による両面記録動作の制御例を示すフローチャートである。
記録部による表裏反転動作の制御例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は本開示事項を限定するものでなく、また以下の実施の形態で説明されている特徴の組み合わせすべてが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本開示の範囲に入ることが理解されるべきである。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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