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公開番号
2025178724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-09
出願番号
2024085506
出願日
2024-05-27
発明の名称
被覆管、その製造方法及び製造装置
出願人
株式会社オンダ製作所
代理人
主分類
B29C
48/335 20190101AFI20251202BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】発泡層を備える被覆管の好適な製造方法を提供する。
【解決手段】被覆管12は、山部21と谷部22とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層20と、内部に多数の気泡が形成された内層30とを備える。被覆管12の製造方法は、コルゲータ53内において、押出方向Eにおける第1位置において外層用吐出口64から外層用材料を押し出し、第1位置よりも下流側の第2位置において内層用吐出口74から内層用材料を押し出す多層押出工程を備える。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
コルゲータ内において、外層用材料及び発泡剤を含む内層用材料を押し出すことにより、山部と谷部とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層と、内部に多数の気泡が形成された内層とを備える被覆管を製造する製造方法であって、
押出方向における第1位置において外層用吐出口から前記外層用材料を押し出し、前記第1位置よりも下流側の第2位置において内層用吐出口から前記内層用材料を押し出す多層押出工程を備える、被覆管の製造方法。
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【請求項2】
軸線方向に延びる貫通孔を有する外層用ダイが前記外層用吐出口を備え、内層用ダイが前記内層用吐出口を備え、
前記多層押出工程は、第1温度で前記外層用材料を押し出し、前記第1温度よりも低い第2温度で前記内層用材料を押し出し、
前記内層用ダイの内層用吐出口が前記外層用ダイの外層用吐出口よりも押出方向における下流側に位置し、かつ、前記内層用ダイの外周面と前記外層用ダイの内周面との間に隙間ができるように、前記内層用ダイを前記外層用ダイの前記貫通孔に配置する配置工程を備える請求項1に記載の被覆管の製造方法。
【請求項3】
前記第1温度で前記外層用材料を押し出す外層押出工程を備え、
前記外層押出工程を開始した後に、前記配置工程及び前記多層押出工程を行う、請求項2に記載の被覆管の製造方法。
【請求項4】
山部と谷部とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層と、内部に多数の気泡が形成された内層とを備える被覆管を製造する製造装置であって、
前記外層に波形を付けるコルゲータと、
外層用材料が押し出される外層用吐出口と、
発泡剤を含む内層用材料が押し出される内層用吐出口と、
を備え、
押出方向における第1位置において前記外層用吐出口から前記外層用材料を押し出し、前記第1位置よりも下流側の第2位置において前記内層用吐出口から前記内層用材料を押し出すことができる、被覆管の製造装置。
【請求項5】
軸線方向に延びる貫通孔及び前記外層用吐出口を有する外層用ダイと、
前記内層用吐出口を有する前記内層用ダイと、
を備え、
前記内層用ダイの内層用吐出口が前記外層用ダイの外層用吐出口よりも押出方向における下流側に位置し、かつ、前記内層用ダイの外周面と前記外層用ダイの内周面との間に隙間ができるように、前記内層用ダイを前記外層用ダイの前記貫通孔に配置することができる、請求項4に記載の被覆管の製造装置。
【請求項6】
被覆管であって、
外層用材料から形成され、山部と谷部とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層と、
内層用材料から形成され、内部に多数の気泡が形成された内層と、
を備え、
前記外層の前記谷部の外周部は、前記外層用材料を含み、前記内層用材料を含まず、
前記外層の前記谷部と前記内層との間において、前記外層用材料及び前記内層用材料を含み、前記外層と前記内層とを溶融結合する結合部が形成されている被覆管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆管、その製造方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
給水給湯用のパイプとして、内部に多数の気泡が形成された発泡層を備えるパイプが例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1のパイプは、内管と、内管の外周に配置された被覆管とを備える複合管となっている。被覆管は、波形の外層と、発泡樹脂からなる内層とを備え、共押出により形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-226144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の製造方法を用いた場合、外層用材料と内層用材料が押出ダイから押し出されると、外層の形状が安定していない状態で、内層用材料が発泡し、膨張するため、被覆管の形状が安定しない場合があった。
【0005】
本発明の目的は、発泡層を有する被覆管の好適な製造方法及び製造装置並びに発泡層を有する好適な被覆管を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する被覆管の製造方法は、コルゲータ内において、外層用材料及び発泡剤を含む内層用材料を押し出すことにより、山部と谷部とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層と、内部に多数の気泡が形成された内層とを備える被覆管を製造する製造方法であって、押出方向における第1位置において外層用吐出口から前記外層用材料を押し出し、前記第1位置よりも下流側の第2位置において内層用吐出口から前記内層用材料を押し出す多層押出工程を備える。
【0007】
上記被覆管の製造方法において、軸線方向に延びる貫通孔を有する外層用ダイが前記外層用吐出口を備え、内層用ダイが前記内層用吐出口を備え、前記多層押出工程は、第1温度で前記外層用材料を押し出し、前記第1温度よりも低い第2温度で前記内層用材料を押し出し、前記内層用ダイの内層用吐出口が前記外層用ダイの外層用吐出口よりも押出方向における下流側に位置し、かつ、前記内層用ダイの外周面と前記外層用ダイの内周面との間に隙間ができるように、前記内層用ダイを前記外層用ダイの前記貫通孔に配置する配置工程を備える。
【0008】
上記被覆管の製造方法において、前記第1温度で前記外層用材料を押し出す外層押出工程を備え、前記外層押出工程を開始した後に、前記配置工程及び前記多層押出工程を行う。
【0009】
上記課題を解決する被覆管の製造装置は、山部と谷部とが軸線方向に交互に設けられた波形の外層と、内部に多数の気泡が形成された内層とを備える被覆管を製造する製造装置であって、前記外層に波形を付けるコルゲータと、外層用材料が押し出される外層用吐出口と、発泡剤を含む内層用材料が押し出される内層用吐出口と、を備え、押出方向における第1位置において前記外層用吐出口から前記外層用材料を押し出し、前記第1位置よりも下流側の第2位置において前記内層用吐出口から前記内層用材料を押し出すことができる。
【0010】
上記被覆管の製造装置において、軸線方向に延びる貫通孔及び前記外層用吐出口を有する外層用ダイと、前記内層用吐出口を有する前記内層用ダイと、を備え、前記内層用ダイの内層用吐出口が前記外層用ダイの外層用吐出口よりも押出方向における下流側に位置し、かつ、前記内層用ダイの外周面と前記外層用ダイの内周面との間に隙間ができるように、前記内層用ダイを前記外層用ダイの前記貫通孔に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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