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公開番号2025174806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024179538
出願日2024-10-15
発明の名称監視システム
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類B29C 45/76 20060101AFI20251120BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】遠隔地に設置された射出成形機によって成形された成形品の良否判定結果を速やかにユーザに提示することが可能な監視システムを提供すること。
【解決手段】本開示にかかる監視システムは、第1エリアに設置された第1射出成形機と、第1射出成形機とともに第1エリアに設置された第1管理装置と、監視装置と、を備え、第1管理装置は、第1射出成形機によって成形された成形品である第1成形品の成形条件及び測定データを取得する第1取得部と、第1成形品の測定データから第1成形品の良否を判定する第1判定部と、第1成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、ネットワーク上において管理されている記憶領域に送信する第1通信部と、を有し、監視装置は、記憶領域に記憶された第1成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、ネットワークを介して受信して、モニタに表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１エリアに設置された第１射出成形機と、
前記第１射出成形機とともに前記第１エリアに設置された第１管理装置と、
監視装置と、
を備え、
前記第１管理装置は、
前記第１射出成形機によって成形された成形品である第１成形品の成形条件及び測定データを取得する第１取得部と、
前記第１成形品の測定データから当該第１成形品の良否を判定する第１判定部と、
前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、ネットワーク上において管理されている記憶領域に送信する第１通信部と、
を有し、
前記監視装置は、前記記憶領域に記憶された前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、前記ネットワークを介して受信して、モニタに表示させる、
監視システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
第２エリアに設置された第２射出成形機と、
前記第２射出成形機とともに前記第２エリアに設置された第２管理装置と、
をさらに備え、
前記第２管理装置は、
前記第２射出成形機によって成形された成形品である第２成形品の成形条件及び測定データを取得する第２取得部と、
前記第２成形品の測定データから当該第２成形品の良否を判定する第２判定部と、
前記第２成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、前記ネットワーク上において管理されている記憶領域に送信する第２通信部と、
を有し、
前記監視装置は、前記記憶領域に記憶された前記第２成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、前記ネットワークを介して受信して、前記モニタにさらに表示させる、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項３】
前記監視装置は、不良品と判定された成形品の成形条件を強調表示させる、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項４】
前記監視装置は、不良品と判定された成形品の成形条件と、良品と判定された成形品の成形条件と、を比較し、その比較結果に基づいて抽出された不良品と判定された成形品の成形条件についての改善点を、前記モニタに表示させる、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項５】
成形品の成形条件には、成形品の原料を金型内に射出するのに用いられるスクリューの射出開始位置、前記金型内に射出される原料の射出時間、及び、前記金型内に射出される原料の温度、についての条件が少なくとも含まれる、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項６】
前記第１通信部は、前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果のそれぞれについてのｃｓｖ形式のデータを前記記憶領域に送信し、
前記監視装置は、前記記憶領域においてｃｓｖ形式のデータから表形式のデータに変換された、前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、前記モニタに表示させる、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項７】
前記第１通信部は、前記記憶領域に記憶された前記第１成形品の成形条件に関する情報を取得して、前記第１射出成形機に適用可能に構成されている、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項８】
前記第１管理装置は、前記第１射出成形機に異常が発生した場合にアラームを出力する警報部をさらに備え、
前記第１通信部は、前記第１射出成形機に異常が発生したことを、前記記憶領域にさらに送信し、
前記監視装置は、前記第１射出成形機に異常が発生したことが前記記憶領域に登録された場合に、予め指定されたメールアドレス宛て又はアカウント宛てにその旨を通知する通知部をさらに備えた、
請求項１に記載の監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、監視システムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
射出成形機により成形される成形品の歩留まりを向上させるため、射出成形機により成形された成形品の良否判定結果を速やかにユーザに提示することが求められている。
【０００３】
射出成形機に関する技術は、例えば特許文献１に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００９－０００９２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
さらに近年では、射出成形機の設置エリアと、射出成形機による成形品の成形状況を監視する監視エリアと、が離れている場合でも、射出成形機によって成形された成形品の良否判定結果を速やかにユーザ（監視者）に提示することが求められている。
【０００６】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示にかかる監視システムは、第１エリアに設置された第１射出成形機と、前記第１射出成形機に取り付けられた第１管理装置と、監視装置と、を備え、前記第１管理装置は、前記第１射出成形機によって成形された成形品である第１成形品の成形条件及び測定データを取得する第１取得部と、前記第１成形品の測定データから当該第１成形品の良否を判定する第１判定部と、前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、ネットワーク上において管理されている記憶領域に送信する第１通信部と、を有し、前記監視装置は、前記記憶領域に記憶された前記第１成形品の成形条件、測定データ、及び、良否判定結果を、前記ネットワークを介して受信して、モニタに表示させる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、遠隔地に設置された射出成形機によって成形された成形品の良否判定結果を速やかにユーザに提示することが可能な監視システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１にかかる監視システムの構成例を示すブロック図である。
実施の形態１にかかる監視システムにおいて抽出されたデータの一例を示す図である。
実施の形態２にかかる監視システムの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜実施の形態１＞
図１は、実施の形態１にかかる監視システム１の構成例を示すブロック図である。監視システム１は、遠隔地に設置された射出成形機によって成形された成形品の良否判定結果を速やかにユーザに提示するシステムである。以下、具体的に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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