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公開番号2025177216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083831
出願日2024-05-23
発明の名称留め具
出願人株式会社パイオラックス
代理人個人
主分類F16B 19/00 20060101AFI20251128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】一対の弾性片の対向方向へ留め具のずれに対して留め具を取付孔から外れにくくする技術を提供する。
【解決手段】取付部材に形成された取付孔に取り付けられる留め具12は、本体部22と、本体部22から径方向外向きに張り出すフランジ部20と、本体部22に形成されたスリットを介して画成され、対向配置される一対の弾性片24と、を備える。弾性片24は、フランジ部20側が自由端になるように形成され、弾性片24は、自由端側に取付孔の縁に係止する係止部を有する。スリットは、自由端と対向する対向縁を有する。対向縁は、凹部または凸部を有し、取付完了状態で取付孔の内側に入る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
取付部材に形成された取付孔に取り付けられる留め具であって、
本体部と、
前記本体部から径方向外向きに張り出すフランジ部と、
前記本体部に形成されたスリットを介して画成され、対向配置される一対の弾性片と、を備え、
前記弾性片は、前記フランジ部側が自由端になるように形成され、
前記弾性片は、前記自由端側に前記取付孔の縁に係止する係止部を有し、
前記スリットは、前記自由端と対向する対向縁を有し、
前記対向縁は、凹部または凸部を有し、取付完了状態で前記取付孔の内側に入ることを特徴とする留め具。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記対向縁は、前記対向縁から前記弾性片の先端に向かって突出する凸部を有し、
前記凸部は、前記対向縁の中央部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
【請求項3】
前記弾性片は、前記係止部よりも前記対向縁に向かって突出して前記係止部よりも径方向内側に位置する突出部を有し、
前記突出部は、少なくとも一対形成されて、前記凸部と周方向にずれて配置されることを特徴とする請求項2に記載の留め具。
【請求項4】
前記係止部および前記突出部は、周方向に離間して一対形成されることを特徴とする請求項3に記載の留め具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、取付孔に取り付けられる留め具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、グロメットとピンとを有する留め具が開示される。グロメットは、筒状部と、筒状部内側に形成されてピンに係合する係合突部と、筒状部に形成された軸方向に延びる一対の軸方向スリットと、該一対の軸方向スリットを介して撓み変形可能に形成された、取付孔の裏側に係合する一対の弾性係合片とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-71149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一対の弾性片が取付孔に係止する留め具において、留め具が取付孔に対して一対の弾性片の対向方向へずれようとした場合に外れにくくなることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、一対の弾性片の対向方向へ留め具のずれに対して留め具を取付孔から外れにくくする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、取付部材に形成された取付孔に取り付けられる留め具であって、本体部と、本体部から径方向外向きに張り出すフランジ部と、本体部に形成されたスリットを介して画成され、対向配置される一対の弾性片と、を備える。弾性片は、フランジ部側が自由端になるように形成され、弾性片は、自由端側に取付孔の縁に係止する係止部を有する。スリットは、自由端と対向する対向縁を有する。対向縁は、凹部または凸部を有し、取付完了状態で取付孔の内側に入る。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一対の弾性片の対向方向へ留め具のずれに対して留め具を取付孔から外れにくくする技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の取付具の分解図である。
取付完了状態の取付具の断面図である。
実施例の留め具の側面図である。
実施例の留め具の部分斜視図である。
変形例の留め具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施例の取付具10の分解図である。また、図2は、取付完了状態の取付具10の断面図である。取付具10は、留め具12およびピン部材14によって構成される。取付完了状態では、取付具10は第1取付部材16および第2取付部材18に固定される。
【0010】
例えば、第1取付部材16は車体パネルであり、第2取付部材18は内装パネルや外装部品である。また、第1取付部材16は内装パネルであり、第2取付部材18は車載部品であってよい。取付具10は、第2取付部材18に取り付けた状態で搬送され、第1取付部材16の第1取付孔16aに挿入されて、図2に示す取付完了状態をとる。
(【0011】以降は省略されています)

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