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公開番号
2025177335
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084064
出願日
2024-05-23
発明の名称
多段変速機
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F16H
3/66 20060101AFI20251128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】段間比のばらつきの低減を実現する。
【解決手段】第1~第4遊星歯車セット1~4は、入力部材7から出力部材10に向かって順に軸方向に配置され、各々がサンギヤ、遊星キャリアおよびリングギヤを含んでいる。第1~第4クラッチ51~54および第1~第2ブレーキ61~62の各々が、各遊星歯車セット1~4のうちの少なくとも1つの遊星歯車セットに動作可能に結合され、入力部材7と出力部材10との間に、少なくとも前進10段のギヤ比と少なくとも後進1段のギヤ比とを含む異なるギヤ比のセットを生成するように、選択的に係合可能である。第1クラッチ51は、第1遊星キャリア14と、第4リングギヤ43と、を選択的に連結する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力部材と、
出力部材と、
前記入力部材から前記出力部材に向かって順に軸方向に配置された、第1遊星歯車セット、第2遊星歯車セット、第3遊星歯車セットおよび第4遊星歯車セットを含み、各々の遊星歯車セットが複数の回転要素を含み、前記複数の回転要素はサンギヤ、遊星キャリアおよびリングギヤを含む、4つ以下の遊星歯車セットと、
6つ以下の制御要素とを備え、
前記6つ以下の制御要素の各々が、前記4つ以下の遊星歯車セットのうちの少なくとも1つの遊星歯車セットに動作可能に結合され、前記入力部材と前記出力部材との間に異なるギヤ比のセットを生成するように選択的に係合可能であり、前記異なるギヤ比のセットは少なくとも前進10段のギヤ比と少なくとも後進1段のギヤ比とを含み、
前記6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、前記第1遊星歯車セットの前記遊星キャリアと、前記第4遊星歯車セットの前記リングギヤと、を選択的に連結する、多段変速機。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
入力部材と、
出力部材と、
前記入力部材から前記出力部材に向かって順に軸方向に配置された、第1遊星歯車セット、第2遊星歯車セット、第3遊星歯車セットおよび第4遊星歯車セットを含み、各々の遊星歯車セットが複数の回転要素を含み、前記複数の回転要素はサンギヤ、遊星キャリアおよびリングギヤを含む、4つ以下の遊星歯車セットと、
6つ以下の制御要素とを備え、
前記6つ以下の制御要素の各々が、前記4つ以下の遊星歯車セットのうちの少なくとも1つの遊星歯車セットに動作可能に結合され、前記入力部材と前記出力部材との間に異なるギヤ比のセットを生成するように選択的に係合可能であり、前記異なるギヤ比のセットは少なくとも前進10段のギヤ比と少なくとも後進1段のギヤ比とを含み、
前記6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、前記第2遊星歯車セットの前記サンギヤと、前記第3遊星歯車セットの前記サンギヤと、を選択的に連結する、多段変速機。
【請求項3】
前記6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、前記第2遊星歯車セットの前記サンギヤと、前記第4遊星歯車セットの前記リングギヤと、を選択的に連結する、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項4】
前記6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、前記第2遊星歯車セットの前記サンギヤと、前記第3遊星歯車セットの前記遊星キャリアと、を選択的に連結する、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項5】
前記第1遊星歯車セットの前記遊星キャリアと前記第2遊星歯車セットの前記サンギヤとを連結する中間接続部材をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項6】
前記第2遊星歯車セットの前記遊星キャリアと前記第3遊星歯車セットの前記リングギヤとを連結する中間接続部材をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項7】
前記第3遊星歯車セットの前記サンギヤと前記第4遊星歯車セットの前記リングギヤとを連結する中間接続部材をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項8】
前記入力部材は、前記第1遊星歯車セットの前記リングギヤに連結されている、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項9】
前記出力部材は、前記第4遊星歯車セットの前記遊星キャリアに連結されている、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
【請求項10】
前記6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、前記第1遊星歯車セットの前記遊星キャリアと、前記第3遊星歯車セットの前記サンギヤと、を選択的に連結する、請求項1または請求項2に記載の多段変速機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、多段変速機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ダンプトラックなどの作業車両は、複数の遊星歯車セットを有する多段変速機を備えている。遊星歯車式の多段変速機は、各遊星歯車セットの回転要素を適宜組み合わせて使用することによって、所望の減速比を得ることができる。従来、4つの遊星歯車セットと6つの制御要素とを備え、前進10段、後進1段の速度段を生成可能な多段変速機が、たとえば、米国特許第10060511号明細書(特許文献1)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10060511号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多段変速機においては、速度段のスムーズな切り替えのために段間比のばらつきの低減が要望されている。
【0005】
本開示では、段間比のばらつきの低減を実現できる、多段変速機が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る多段変速機は、入力部材と、出力部材とを備えている。多段変速機は、4つ以下の遊星歯車セットを備えている。上記4つ以下の遊星歯車セットは、入力部材から出力部材に向かって順に軸方向に配置された、第1遊星歯車セット、第2遊星歯車セット、第3遊星歯車セットおよび第4遊星歯車セットを含んでいる。各々の遊星歯車セットは、複数の回転要素を含んでいる。複数の回転要素は、サンギヤ、遊星キャリアおよびリングギヤを含んでいる。多段変速機は、6つ以下の制御要素を備えている。上記6つ以下の制御要素の各々が、上記4つ以下の遊星歯車セットのうちの少なくとも1つの遊星歯車セットに動作可能に結合され、入力部材と出力部材との間に異なるギヤ比のセットを生成するように選択的に係合可能である。異なるギヤ比のセットは、少なくとも前進10段のギヤ比と、少なくとも後進1段のギヤ比とを含んでいる。6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、第1遊星歯車セットの遊星キャリアと、第4遊星歯車セットのリングギヤと、を選択的に連結する。
【0007】
本開示のある局面に係る多段変速機は、入力部材と、出力部材とを備えている。多段変速機は、4つ以下の遊星歯車セットを備えている。上記4つ以下の遊星歯車セットは、入力部材から出力部材に向かって順に軸方向に配置された、第1遊星歯車セット、第2遊星歯車セット、第3遊星歯車セットおよび第4遊星歯車セットを含んでいる。各々の遊星歯車セットは、複数の回転要素を含んでいる。複数の回転要素は、サンギヤ、遊星キャリアおよびリングギヤを含んでいる。多段変速機は、6つ以下の制御要素を備えている。上記6つ以下の制御要素の各々が、上記4つ以下の遊星歯車セットのうちの少なくとも1つの遊星歯車セットに動作可能に結合され、入力部材と出力部材との間に異なるギヤ比のセットを生成するように選択的に係合可能である。異なるギヤ比のセットは、少なくとも前進10段のギヤ比と、少なくとも後進1段のギヤ比とを含んでいる。6つ以下の制御要素のうちの1つの制御要素は、第2遊星歯車セットのサンギヤと、第3遊星歯車セットのサンギヤと、を選択的に連結する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の多段変速機によると、段間比のばらつきの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る多段変速機の概略図である。
第1実施形態に係る多段変速機の各速度段において係合状態となる各クラッチまたは各ブレーキを示す表である。
第1実施形態に係る多段変速機の各遊星歯車セットにおける歯数比を示す表である。
第2実施形態に係る多段変速機の各速度段において係合状態となる各クラッチまたは各ブレーキを示す表である。
第2実施形態に係る多段変速機の各遊星歯車セットにおける歯数比を示す表である。
第3実施形態に係る多段変速機の概略図である。
第3実施形態に係る多段変速機の各速度段において係合状態となる各クラッチまたは各ブレーキを示す表である。
第3実施形態に係る多段変速機の各遊星歯車セットにおける歯数比を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、多段変速機100の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下に説明する各実施形態では、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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