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公開番号
2025176698
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2025082535
出願日
2025-05-16
発明の名称
ティリロサイド組成物及びその製造方法
出願人
第一工業製薬株式会社
,
森下仁丹株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A23L
29/10 20160101AFI20251127BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】組成物中にローズヒップ抽出物に含まれるティリロサイドが存在していても、水系溶媒に容易に溶解することができるティリロサイド組成物、該ティリロサイド組成物を含有する液状組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のティリロサイド組成物は、ローズヒップ抽出物と、ショ糖脂肪酸エステルとを含み、前記ローズヒップ抽出物はティリロサイドを含有し、前記ショ糖脂肪酸エステルは平均エステル化度が1.01以上、1.1以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ローズヒップ抽出物と、
ショ糖脂肪酸エステルと、
を含み、
前記ローズヒップ抽出物はティリロサイドを含有し、
前記ショ糖脂肪酸エステルは平均エステル化度が1.01以上、1.1以下である、ティリロサイド組成物。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
界面活性剤及びシクロデキストリン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、請求項1に記載のティリロサイド組成物。
【請求項3】
前記界面活性剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項2に記載のティリロサイド組成物。
【請求項4】
粉末状である、請求項1~3のいずれか1項に記載のティリロサイド組成物。
【請求項5】
液体状である、請求項1~3のいずれか1項に記載のティリロサイド組成物。
【請求項6】
請求項4に記載のティリロサイド組成物が水系溶媒に溶解した溶液を含有する、液状組成物。
【請求項7】
ティリロサイド組成物の製造方法であって、
ティリロサイドを含有するローズヒップ抽出物と、ショ糖脂肪酸エステルを含有する可溶化剤とを混合する工程を含み、
前記ショ糖脂肪酸エステルは平均エステル化度が1.01以上、1.1以下である、ティリロサイド組成物の製造方法。
【請求項8】
前記可溶化剤が界面活性剤及びシクロデキストリン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、請求項7に記載のティリロサイド組成物の製造方法。
【請求項9】
前記界面活性剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項8に記載のティリロサイド組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ティリロサイド組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、飲食品、化粧料等、種々の分野において、ビタミンC、葉酸、ビタミンE、カロチノイド等の各種の有効成分を含むローズヒップが利用されている。なかでも、ローズヒップに含まれるポリフェノールのひとつであるティリロサイド(tiliroside)は貴重な有効成分として注目されている。
【0003】
特にティリロサイドには、脂肪代謝促進剤、抗糖尿病剤等の薬効があることが知られており(例えば、特許文献1)、例えば、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品を摂取することで、ヒトの体脂肪を低減する作用がもたらされ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-176858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ローズヒップ由来ティリロサイドを含む食品の製造工程において、ローズヒップ由来ティリロサイドを水系溶媒に溶解させる際、水に対するティリロサイドの溶解度が低いため、溶液中でティリロサイドが溶け残る場合があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、組成物中にティリロサイドが存在していても、水系溶媒に容易に溶解することを可能とするティリロサイド組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ローズヒップ由来のティリロサイドを含有するローズヒップ抽出物と、特定のショ糖脂肪酸エステルとを用いることにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、例えば、以下の項に記載の主題を包含する。
項1
ローズヒップ抽出物と、
ショ糖脂肪酸エステルと、
を含み、
前記ローズヒップ抽出物はティリロサイドを含有し、
前記ショ糖脂肪酸エステルは平均エステル化度が1.01以上、1.1以下である、ティリロサイド組成物。
項2
界面活性剤及びシクロデキストリン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、項1に記載のティリロサイド組成物。
項3
前記界面活性剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、項2に記載のティリロサイド組成物。
項4
粉末状である、項1~3のいずれか1項に記載のティリロサイド組成物。
項5
液体状である、項1~3のいずれか1項に記載のティリロサイド組成物。
項6
項4に記載のティリロサイド組成物が水系溶媒に溶解した溶液を含有する、液状組成物。項7
ティリロサイド組成物の製造方法であって、
ティリロサイドを含有するローズヒップ抽出物と、ショ糖脂肪酸エステルを含有する可溶化剤とを混合する工程を含み、
前記ショ糖脂肪酸エステルは平均エステル化度が1.01以上、1.1以下である、ティリロサイド組成物の製造方法。
項8
前記可溶化剤が界面活性剤及びシクロデキストリン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、項7に記載のティリロサイド組成物の製造方法。
項9
前記界面活性剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、項8に記載のティリロサイド組成物の製造方法。
項10
前記製造方法の結果物が項1~5のいずれか1項に記載のティリロサイド組成物である、項7~9のいずれか1項に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明のティリロサイド組成物は、組成物中にティリロサイドが存在していても、水系溶媒に容易に溶解することができる。
【0010】
本発明の製造方法で得られるティリロサイド組成物は、組成物中にティリロサイドが存在していても、水系溶媒に容易に溶解することができる。従って、本発明のティリロサイド組成物の製造方法は、水系溶媒に容易に溶解できるティリロサイド組成物を得る方法として好適である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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