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公開番号2025173022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078338
出願日2024-05-14
発明の名称温度センサ
出願人ホシデン株式会社,三洋化成工業株式会社
代理人個人
主分類G01K 7/02 20210101AFI20251119BHJP(測定;試験)
要約【目的】 本発明は温度センサの部品点数の低減を図る。
【構成】 温度センサS1は、熱を電力に変換する材料で構成された熱電変換部500と、Z’方向側から熱電変換部500に当接した第1電極200aと、Z方向側から熱電変換部500に当接した複数の第2電極200bとを備えている。複数の第2電極200bの各々は第1電極200aに対してZ-Z’方向に略直交な方向に間隔をあけて配置されている。熱電変換部500に生じた温度勾配に応じて第1電極200aと複数の第2電極200bの各々との間で電圧差が生じる。
【選択図】 図1A
特許請求の範囲【請求項1】
熱を電力に変換する材料で構成された熱電変換部と、
前記熱電変換部の厚み方向である第1方向の一方側から前記熱電変換部に当接した第1電極と、
前記第1方向の一方側から前記熱電変換部に当接した複数の第2電極とを備えており、
前記複数の第2電極の各々は、前記第1電極に対して前記第1方向に略直交な方向に間隔をあけて配置されており、
前記熱電変換部に生じた温度勾配に応じて前記第1電極と前記複数の第2電極の各々との間で電圧差が生じる温度センサ。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の温度センサにおいて、
絶縁性を有する基体を更に備えており、
前記基体は、前記第1方向の他方側の第1主面を有しており、
前記第1電極及び前記複数の第2電極が前記基体の前記第1主面上に設けられており、
前記熱電変換部が前記基体の前記第1主面上に設けられており且つ前記第1電極及び前記複数の第2電極を覆っている温度センサ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の温度センサにおいて、
前記複数の第2電極は、前記第1電極に対して第2方向の一方側又は前記第2方向の他方側に配置されており、
前記複数の第2電極は、最も第3方向の一方側に位置する一又は複数の第2電極と、最も前記第3方向の他方側に位置する一又は複数の第2電極とを含んでおり、
前記第1電極は、前記第3方向の一方側の第1端と、前記第3方向の他方側の第2端とを有しており、
前記第2方向は、前記第1方向に略直交する方向であり、前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に対して略直交する方向であり、
前記第1電極の前記第3方向の寸法は、前記第3方向における第1仮想線から第2仮想線までの前記第3方向における直線距離よりも大きく、
前記第1電極の前記第1端は前記第1仮想線に対して前記第3方向の一方側に位置しており且つ前記第1電極の前記第2端は前記第2仮想線に対して前記第3方向の他方側に位置しており、
前記第1仮想線は、前記最も前記第3方向の一方側に位置する一又は複数の第2電極の前記第3方向の他方側の端を通って前記第2方向に延びており、
前記第2仮想線は、前記最も前記第3方向の他方側に位置する一又は複数の第2電極の前記第3方向の一方側の端を通って前記第2方向に延びている温度センサ。
【請求項4】
請求項1記載の温度センサにおいて、
前記熱電変換部が、第1部と第2部とを有しており、
前記第1電極が前記熱電変換部の前記第1部に当接しており、
前記複数の第2電極が前記熱電変換部の前記第2部に当接している温度センサ。
【請求項5】
請求項2記載の温度センサにおいて、
前記基体は、第1部と第2部とを有しており、
前記基体の前記第1主面は、前記基体の前記第1部の前記第1方向の他方側の面である第1領域と、前記基体の前記第2部の前記第1方向の他方側の面である第2領域とを有しており、
前記熱電変換部は、前記基体の前記第1部上に設けられた第1部と、前記基体の前記第2部上に設けられた第2部とを有しており、
前記第1電極は、前記基体の前記第1主面の前記第1領域上に設けられており且つ前記熱電変換部の前記第1部に覆われており、
前記複数の第2電極は、前記基体の前記第1主面の前記第2領域上に設けられており且つ前記熱電変換部の前記第2部に覆われている温度センサ。
【請求項6】
請求項4記載の温度センサにおいて、
少なくとも一つの断熱部を更に備えており、
前記少なくとも一つの断熱部は、第1断熱部を有しており、
前記第1断熱部は、前記熱電変換部の前記第1部と前記第2部の境界部分に設けられており且つ前記第1電極と前記複数の第2電極との間に位置している温度センサ。
【請求項7】
請求項6記載の温度センサにおいて、
センシング部を更に備えており、
前記センシング部は、前記第1電極の近傍の温度に応じて信号を生成又は信号を変化させる構成となっており、
前記第1断熱部は、前記第1電極及び前記センシング部と、前記複数の第2電極との間に位置している温度センサ。
【請求項8】
請求項5記載の温度センサにおいて、
少なくとも一つの断熱部を更に備えており、
前記少なくとも一つの断熱部は、第1断熱部及び第2断熱部の少なくとも一方を有しており、
前記第1断熱部は、前記熱電変換部の前記第1部と前記第2部の境界部分に設けられており且つ前記第1電極と前記複数の第2電極との間に位置しており、
前記第2断熱部は、前記基体の前記第1部と前記第2部の境界部分に設けられており且つ前記第1電極と前記複数の第2電極との間に位置している温度センサ。
【請求項9】
請求項8記載の温度センサにおいて、
センシング部を更に備えており、
前記センシング部は、前記第1電極の近傍の温度に応じて信号を生成又は信号を変化させる構成となっており、
前記第1断熱部は、前記第1電極及び前記センシング部と、前記複数の第2電極との間に位置しており、
前記第2断熱部は、前記第1電極及び前記センシング部と、前記複数の第2電極との間に位置している温度センサ。
【請求項10】
請求項2記載の温度センサにおいて、
第1導電ラインと、複数の第2導電ラインと、第1端子部と、複数の第2端子部とを更に備えており、
前記第1端子部は、前記基体の前記第1主面上に設けられており、
前記第1導電ラインは、前記基体の前記第1主面上に設けられており且つ前記第1電極から前記第1端子部まで延びており、
前記複数の第2端子部は、前記基体の前記第1主面上に設けられており、
前記複数の第2導電ラインは、前記基体の前記第1主面上に設けられており且つ前記複数の第2電極から複数の第2端子部まで延びている温度センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来の温度センサが開示されている。この温度センサは、フレキシブル基板と、複数の第1電極と、複数の第2電極と、複数の熱電変換部とを備えている。複数の第1電極はフレキシブル基板上に間隔をあけて一列で設けられている。複数の第2電極はフレキシブル基板上に間隔をあけて一列で設けられている。複数の第1電極と複数の第2電極とは、一つずつが互いに間隔をあけて対向配置されている。複数の熱電変換部は、ゼーベック効果により熱を電力に変換する材料で構成されており且つ複数の第1電極から複数の第2電極へ延びている。
【0003】
各第1電極を参照電極とする一方で、各第2電極を検出電極とした場合、各熱電変換部の温度勾配に応じて各第1電極と各第2電極との間に電圧差が生じる。この電圧差に応じて各第2電極の近傍の相対温度が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-176981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の温度センサは、第1電極、第2電極及び熱電変換部を複数ずつ必要となる構成である。換言すると、従来の温度センサは、第1電極及び熱電変換部が、第2電極と同数必要とすることから、部品点数が多い。
【0006】
本発明は、温度センサの部品点数の低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の温度センサは、熱を電力に変換する材料で構成された熱電変換部と、熱電変換部の厚み方向である第1方向の一方側から熱電変換部に当接した第1電極と、第1方向の一方側から熱電変換部に当接した複数の第2電極とを備えている。複数の第2電極の各々は、第1電極に対して第1方向に略直交な方向に間隔をあけて配置されている。熱電変換部に生じた温度勾配に応じて第1電極と複数の第2電極の各々との間で電圧差が生じる。
【発明の効果】
【0008】
上記した態様の温度センサは、部品点数の低減を図ることができる。その理由は以下のとおりである。温度センサは、第1電極及び複数の第2電極が第1方向の一方側から熱電変換部に当接しており且つ熱電変換部に生じた温度勾配に応じて第1電極と複数の第2電極の各々との間で電圧差が生じる構成を有しているので、温度センサは、第1電極及び熱電変換部を少なくとも一つずつを備えていればよい。よって、この温度センサは、従来の温度センサに比べて部品点数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例1に係る温度センサの概略的平面図であって、同センサの熱電変換部を一点鎖線で示して透過させた図である。
実施例1に係る温度センサの概略的底面図である。
実施例1の温度センサの図1A中の2A-2A端面図である。
実施例1の温度センサの図1A中の2B-2B端面図である。
本発明の実施例2に係る温度センサの概略的平面図であって、同センサの熱電変換部を一点鎖線で示して透過させた図である。
実施例2に係る温度センサの概略的底面図である。
実施例2の温度センサの図3A中の4A-4A端面図である。
実施例2の温度センサの図3A中の4B-4B端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例1、2及びその設計変形例を含む複数の実施例について説明する。なお、後述する実施例及び設計変形例の各構成要素は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能であることに留意されたい。また、後述する実施例の各態様及び設計変形例における各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能であることにも留意されたい。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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