TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025172478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024078007
出願日2024-05-13
発明の名称アレイ探触子の振動子劣化検出方法
出願人大同特殊鋼株式会社
代理人個人
主分類G01N 29/30 20060101AFI20251118BHJP(測定;試験)
要約【課題】アレイ探触子の振動子の劣化を確実に検出することが可能な振動子劣化検出方法を提供する。
【解決手段】、複数の振動子11を所定のタイミングで発振作動させて探傷ビームを形成するアレイ探触子1において、各振動子11を単独で発振作動させた時の反射波の受信信号S中の、表面反射波信号部S1が現れる領域に校正ゲートXを設定するとともに当該校正ゲートX以外の領域に評価ゲートYを設定し、校正ゲートXにおける表面反射波信号部S1の最大値が所定値になるように受信信号Sを増幅したときの、評価ゲートYにおける受信信号Sの大きさが所定の閾値Th以上となるか否かにより当該振動子11の劣化の有無を検出する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の振動子を所定のタイミングで発振作動させて探傷ビームを形成するアレイ探触子において、各振動子を単独で発振作動させた時の反射波の受信信号中の、表面反射波信号部が現れる領域に校正ゲートを設定するとともに当該校正ゲート以外の領域に評価ゲートを設定し、前記校正ゲートにおける前記表面反射波信号部の最大値が所定値になるように前記受信信号を増幅したときの、前記評価ゲートにおける前記受信信号の大きさが所定の閾値以上となるか否かにより当該振動子の劣化の有無を検出するアレイ探触子の振動子劣化検出方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
複数の振動子を所定のタイミングで発振作動させて探傷ビームを形成するアレイ探触子において、各振動子を単独で発振作動させた時の反射波の受信信号中の、表面反射波信号部が現れる領域に校正ゲートを設定するとともに当該校正ゲート以外の領域に評価ゲートを設定し、前記校正ゲートにおける前記表面反射波信号部の最大値が所定値になるように前記受信信号を増幅したときの、前記評価ゲートにおける前記受信信号の大きさに応じて当該振動子の劣化の程度を検出するアレイ探触子の振動子劣化検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はアレイ探触子の振動子劣化検出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
アレイ探触子は複数の振動子を所定の時間差で発振作動させて探傷ビームを形成するもので、複数の振動子が作動しているため、そのうちいくつかの振動子が劣化していても探傷ビーム自体は形成される。しかし、その検出能は低下する。
【0003】
そこで、特許文献1には、振動子のいくつかを励振して、この時の対象物の表面ないし底面からの反射波を全ての振動子で受振して、各振動子の受信信号の大きさが従前の大きさになっているか低下しているかで劣化を検出する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭62-194456
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、振動子の劣化を従前の受信信号の大きさと比較しても、実際には受信信号の大きさは対象物の材種や接触媒質、接触距離、温度等の変動の影響を受けるために振動子の劣化を確実に検出することができないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、アレイ探触子の振動子の劣化を確実に検出することが可能な振動子劣化検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本第1発明では、複数の振動子(11)を所定のタイミングで発振作動させて探傷ビームを形成するアレイ探触子(1)において、各振動子(11)を単独で発振作動させた時の反射波の受信信号(S)中の、表面反射波信号部(S1)が現れる領域に校正ゲート(X)を設定するとともに当該校正ゲート(X)以外の領域に評価ゲート(Y)を設定し、前記校正ゲート(X)における前記表面反射波信号部(S1)の最大値が所定値になるように前記受信信号(S)を増幅したときの、前記評価ゲート(Y)における前記受信信号(S)の大きさが所定の閾値(Th)以上となるか否かにより当該振動子(11)の劣化の有無を検出する。
【0008】
本第1発明においては、評価ゲート内で受信信号が閾値より大きくなるか否かで振動子が劣化してるか否かを確実に検出することができる。
【0009】
本第2発明では、本第1発明では、複数の振動子(11)を所定のタイミングで発振作動させて探傷ビームを形成するアレイ探触子(1)において、各振動子(11)を単独で発振作動させた時の反射波の受信信号(S)中の、表面反射波信号部(S1)が現れる領域に校正ゲート(X)を設定するとともに当該校正ゲート(X)以外の領域に評価ゲート(Y)を設定し、前記校正ゲート(X)における前記表面反射波信号部(S1)の最大値が所定値になるように前記受信信号(S)を増幅したときの、前記評価ゲート(Y)における前記受信信号(S)の大きさに応じて当該振動子(11)の劣化の程度を検出する。
【0010】
本第2発明においては、評価ゲート内の受信信号の大きさから振動子の劣化の程度を確実に検出することができる
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
採尿及び採便具
29日前
日本精機株式会社
検出装置
23日前
個人
計量機能付き容器
18日前
株式会社ミツトヨ
測定器
1か月前
甲神電機株式会社
電流検出装置
23日前
株式会社カクマル
境界杭
8日前
日本精機株式会社
発光表示装置
1日前
アズビル株式会社
電磁流量計
1か月前
大成建設株式会社
風洞実験装置
18日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
1か月前
個人
非接触による電磁パルスの測定方法
21日前
双庸電子株式会社
誤配線検査装置
24日前
愛知電機株式会社
軸部材の外観検査装置
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
16日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
日本信号株式会社
距離画像センサ
21日前
愛知時計電機株式会社
ガスメータ
1か月前
個人
システム、装置及び実験方法
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
個人
計量具及び計量機能付き容器
18日前
日東精工株式会社
振動波形検査装置
24日前
株式会社デンソー
電流センサ
1か月前
株式会社不二越
X線測定装置
21日前
キーコム株式会社
画像作成システム
8日前
トヨタ自動車株式会社
測定システム
1か月前
個人
液位検視及び品質監視システム
16日前
日本特殊陶業株式会社
センサ
1か月前
日本特殊陶業株式会社
センサ
2日前
株式会社エルメックス
希釈液収容容器
18日前
理研計器株式会社
ガス検知装置
8日前
株式会社電巧社
試験装置及び試験方法
24日前
アンリツ株式会社
X線検査装置
1か月前
株式会社マグネア
磁界検出素子
21日前
日本特殊陶業株式会社
化学センサ
23日前
IMV株式会社
振動試験システム
21日前
続きを見る